小関ブログ

砂漠に消火用の水2tを空から撒くようなもの

今日は、朝から雨です。午前中雪になる予報だったのですが、冷たい雨がしとしとと降っています。寒いです。

箱根山や丹沢は雪が降っているのでしょう。この冬一番の寒さを感じています。

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やっぱり気になる「定額給付金」ですが、、、麻生さんは、何が何でもやりたいという姿勢を崩せないようですねぇ。

色々考えても、やっぱり愚策としか思えません。まるで、「砂漠に消火用の水2tを空から撒くようなもの」で、す~っとしみ込んでしまい、その水が真水ならともかく、塩分だけが残って過酷な環境に耐えて生きている生物に被害を与えさらに砂漠化が進行する結果になるように思えて仕方がありません。

政府与党は、「緊急支援として、最もふさわしい迅速で公平な措置」という説明をしているようですが、昨日の麻生さんの答弁では、「緊急支援」から「景気刺激策」に変わっているようですし、所得制限もどこかへ行ってしまい、高額所得者がもらったら「それ以上に盛大に消費しろ」などといっても全く説得力に欠けます。

実際、一人当たり1万2千円をもらって「消費しろ」といわれても、先行き不安が増大している今の時代、どれだけ消費に廻るのかは大いに疑問ではあります。にもかかわらず、「持続的経済成長に結びつく一つのきっかけになりうる。」という判断はどこから出てくるのでしょう。

大阪の橋下知事をはじめ、地方からも様々な意見が出ていますが、この定額給付を行う実務と費用(の一部?)を押しつけられる自治体にとっては、なおさら深刻なのだと思います。財政難の自治体にとっては、喉から出るほど欲しい国の金が素通りしていくわけで、橋下知事のいうように「受取をしない給付金を国に戻さず学校の耐震補強のための公共工事に使えばもっとよい景気刺激になる」という意見も大いに頷けるものがあります。

公共建設投資の大幅減少で疲弊している地場建設業、地域経済のためにもそういう方向に進んで欲しいと思います。

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