小関ブログ

“意味社会”?

今日も曇りで、夕方から雨になるようです。
昨日、ふと気になって「産業革命 滅亡産業」というキーワードでネットを検索してみたところ、外食・小売業を対象にしているコンサルタント会社のメルマガに興味深い論文を発見しました。署名論文ではないので、誰が書いたものかは解りませんが、『小売業が次の時代によりよく生きていくために』というその論文は、私達行政書士の未来を考える上でも多くの示唆を含んでいると思われます。

「時代を知る」だけではだめで、『読み解く』事が大事です。過去を知り、現在を体得し、未来を想定して上で行動を決めるのです。

私もその通りだと思って様々に思考を巡らしてきたつもりなのですが、以前桃知氏から「行政書士が産業革命によってなくなっていった“軽印刷業”と同じような道をたどるのかどうかを観察したい」といわれたことを思い出し、このような検索キーワードになった訳なのです。
行政書士の歴史を紐解くことは、別のところできちんとやっていきたいと考えているのですが、私がこの論文で興味を引かれたのは、“意味社会”という言葉なのです。
その意味は『これからの生活者は“意味のないもの”に反応しなくなる。』ということであり“意味”に対しての価値観を高めるだろう』ということのようです。
なんだかよくわからない説明なのですが、つまりは、知識社会の一態様として“意味”に対する価値観が高まるということのようです。これからの社会では、多様な価値観が想像されていきますが、それぞれの価値観に基づく社会規範が作られ、その規範によって新たな文明が開化していくことになります。
この論文の著者は、“現在は、かつてのルネサンスから産業革命の400年の歳月を40年で経験してしまおうという大挑戦時代”と位置づけて産業革命を考察し、さらに自然科学である進化論にまで言及して論を展開しています。私もこのような手法をとっていますが、この思考方法を理解することが重要なのだと思っています。

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