小関ブログ

行政書士会組織を考える

今日は、朝から本降りの雨です。午後以降はもっと強く降るという予報なので、終日の雨模様のようです。
神奈川会の定時総会を終え、副会長を退任し、この1期2年の自分なりの総括をしています。その中で、組織とは何か、行政書士という(隣接)法律専門職の職能団体である行政書士会の組織はどうあるべきかを再度問い直してみたいと考えています。
同時に、まだ任期中ではありますが、日行連理事として日行連組織改革に取り組み、来月21日の定時総会において予定されている会則改正を成就し、改革をレールに乗せるために、都道府県行政書士会の連合体組織である日本行政書士会連合会の組織運営の在り方についても考えなければならないと思っています。
この様に書くと一部には思い上がりと取られる方もおられるかもしれません。しかし、各士業団体の強制入会制度が議論の俎上に載っている今、組織の在り方をきちんと議論し、あるべき姿を示すことは重要な課題であると思っていますし、行政書士会の組織内民主主義を確立し、行政書士の職業倫理を徹底し、新たな社会システムの中での有用性の社会的認知を獲得するためには避けて通れない議論であろうと思います。


行政書士会、連合会は、行政書士法によって規定された公益社団法人であり、非営利機関です。
したがって、 行政書士会は、行政書士法によって設立を義務づけられ、その目的も法定されているので、これまであまりその組織論は語られてきませんでした。
そのために、その執行を担う人々も「組織とは何か」という基本的な知識を学ぶことなく執行に当たってきたように思われます。
それ故に、組織原則に反した行動や言動が公然と行われ、顰蹙を買うという事態が繰り返されてきたように思えます。このことは、組織内で共有すべき情報が不足していることによって、執行を担う人々が互いの信頼関係を醸成し、得るべき成果を上げるための行動を起こす環境が整備されていないことに起因すると考えられます。
『非営利機関は、人と社会の変革を目的としている。』というドラッカーの言葉を重く受け止め、しっかりと考えてみようと思います。

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