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2004年08月24日

●歴史的考察の資料作り

今日は曇りで、時折薄日が差す天気です。昨夜は寒く感じるほど気温が下がったのですが、今日はまたぞろ31℃の最高気温の予報なので暑くなりそうです。身体がついていけませんですねぇ^^;

9月17日の建設産業史研究会の資料提出の期限がいよいよタイムリミットに近づいてきました。が、まだ何も手つかずの状態なのです。今日は、そのために関東学院大学の図書館に行って来たいと思っています。

テーマは、「建設業と行政書士の関係に関する歴史的考察」というものなのですが、戦前以前の明治、大正期における行政書士の前身である「行政代書人」自体の記述のある書物がほとんどなく、私の推論を検証する材料が見つからないので、これまで頓挫していたのですが、そうもいっていられない時期にきてしまいましたので、なんとかせねばなりません。

私は、これまで、この業界の通説なってきた公事宿(公事師):くじやど(くじし)→司法職務定制(明治5年太政官布達):代言人、代書人、証書人に行政書士の起源を求める考え方には同意を出来ずにいます。なぜなら、この流れは、明らかに日本の司法制度の創生期の流れであり、裁判制度の確立のためにつくられた資格の創設で、ここでいう「代書人」は、司法書士の起源と考えるべきあると考えるのです。(定制「代書人」から司法と行政に分かれたという説もありますが、消極です。)

では、行政書士の起源をどう考えるかについてですが、当時の文盲社会の中で市井で代書、代筆など庶民のニーズに応えた活動をしていたと思われる寺子屋の教師、名主、武士などの中にあったのではないかというのが私の推論なのです。従って、行政代書人が初めて法制化されたのは、明治30年代に地方ごとに制定された「代書人取締規則」であろうと思われるのです。

私がこのことにこだわるのは、この歴史的起源が、現在の行政書士法の制定経緯がなぜ“議員立法”なのかという問題と深く結びついていると考えられるからなのです。つまり、行政書士制度は、その草創期から官製の資格制度ではなく、あくまで民衆のニーズによってつくられてきたと考えるのです。

そしてこのことを明らかにすることは、我々の未来を考え上での重要な示唆を導き出せるのではないかと考えています。私達の制度は、民衆のニーズによって支えられ、発展してきたという行政書士ミームを伝播させることによって、官製システムによって消滅させられる危機を回避し、国民と共に未来をつくる作業を進めなければならない。と、思うのです。

そこらの点を裏付けをもってまとめてみたいというのが、今回の建設産業史研究会での発表を引き受けさせていただいた動機なのですが、これがなかなか難しいということをしみじみ感じている今日この頃なのです。何とかPPTにしてみたい。。。頑張りましょう。


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コメント

明治時代の全国紙や地方紙の広告欄が参考になるかもしれません。当時の弁護士等は結構自由に広告を出していました。代書人も広告を出しているかもしれません。ただし、建設業関係での代書人ではなくて、旅館業とか質屋とか「風俗」関係かもしれませんが。

国会図書館DBを検索すると面白い本が表示された。
請求記号 特206-346
タイトル 司法行政代書人となる秘訣 : 附・建築代願・簡易工務所開業法
責任表示 鈴木啓史著
出版地 東京
出版者 松陽堂宮本書房‖ショウヨウドウ ミヤモト ショボウ
出版年 昭和11
形態 192p ; 19cm
全国書誌番号 44005832
個人著者標目 鈴木, 啓史 ‖スズキ,ケイシ
NDC(6) 327
本文の言語コード jpn: 日本語
書誌ID 000000609156

「建築代願・簡易工務所開業法 」昭和初期ですが、建設業がらみで代書人が活躍していたのかも。

コメンテーターさん、貴重な情報をありがとうございました。昭和11年に出版されているというのは面白いですねぇ。昭和5年に建築代願人規則が制定されているので、機会があったら読んでみたいです。国会図書館に出かけてみますか^^;

またまた、国会図書館DBで検索すると、
原本代替請求記号 YD5-H-特109-284 (マイクロフィッシュ)
タイトル 願届の書き方 : 代書人いらず
責任表示 長安陸五著
出版地 東京
出版者 西山堂書房‖セイザンドウ ショボウ
出版年 大正9
形態 274,15p ; 15cm
全国書誌番号 42009334
個人著者標目 長安, 陸五 ‖ナガヤス,リクゴ
NDC(6) 327
本文の言語コード jpn: 日本語
書誌ID 000000537043

 今でも通用しそうな題名ですね。
 「行政書士いらずの電子申請」とか。
 これは大正9年だから、時代背景がでてますね。

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