著者:P・F・ドラッカー (訳:上田惇生)
(ダイヤモンド社)
マネジメント研究の世界的権威であるP・F・ドラッカー氏の著書です。
私は、日本が今日の問題に独自の解決策を見いだし、近代的ではあっても西洋的ではない日本として、この転換期を乗り越え、再起することを期待している。世界にはもうこれ以上の均質性はいらない。必要なのは多様なモデル、多様な成功、多様な価値観である。しかし、そのためには、日本地震が今日の世界と日本が直面している問題を理解しなければならない。それらの問題は前例のないものばかりである。本書の目的は、他ならぬそれらの問題を明らかにすることにある。・・・(「日本の読者へ」から)
近未来の社会、企業、個人のあり方が実に良く理解できる本です。読み終えたときの充実感を是非味わっていただきたい一冊です。
著者:伊丹 敬之(一橋大学教授)
(日本経済新聞社)
いわゆる日本流の経営を「人本主義」という言葉で表現し、その良さを遺しつつデジタル社会への移行を提起しています。
『この国の経営の形、を考えたくてこの本を書いた。「この国」にもこだわりたかったし、「経営のかたち」あるいは
「原理」にもこだわりたかった。その「経営のかたち」が確かにある。
日本の経営のこれまでの隠れた原理を考え、そして歴史と世界地図の中で日本企業の将来を考えると、そのかたちが見えてくる。そのかたちにこだわるべきだ。と、思える合理的な理由も浮かび上がる。
さらに、そのかたちでこの国が十分にやっていけるという環境の未来展望もある。』---(前書き)より
著者:社会心理学者 齋藤 勇 (プレジデント社)
人間関係というのは、複雑で難しい問題を一杯はらんでいます。たまに、「みんなが君を批判している」とか言われたりすることがありますが、「みんな」ってどれぐらいの範囲なのか大いに疑問です。そんなときに、役に立つ一冊なのです。
『人の足を引っ張るなどと言うことは卑劣きわまる行為であり、良識あるもののやることではない-大半の人はそう思っています。ところが、人間は、会社のため、組織のため、みんなのためというような大義名分を主張しつつ、実は人の足を引っ張ります。本人の表面的な心理は「正義」なのですが、裏には自己中心的な「欲望」が渦を巻いています。』・・・(あとがき-「人間関係を底なし沼にしないために」より)