●民法の口語化
「民法の一部を改正する法律」の概要
http://www.moj.go.jp/HOUAN/houan28.html
民法の一部を改正する法律案新旧対照条文
http://www.moj.go.jp/HOUAN/MINPO3/refer04-000.html
(テーブル使用のため、読み込みまでに若干時間がかかります)
ずいぶん前に口語化によって民法の用語がかなり「わかりやすくなる」ということが報道されていたのですが、いつのことだろうと思っていたら、明日からだということだそうです。
ごめんなさい。全然察知しておりませんでした。(汗)
用語の変更点としては、
例えば,「疆界(きょうかい)」を「境界」に,「囲繞地(いにょうち)」を「その土地を囲んでいる他の土地」に,「溝渠(こうきょ)」を「溝,堀」に,「僕婢(ぼくひ)」を「家事使用人」に,「薪炭油(しんたんゆ)」を「燃料及び電気」に置き換えています。
とのことで、それなりに「わかりやすく」なっているようです。
やはり古い条文で勉強した人間にとっては、当分違和感がつきまとうものでしょうが、それは、8年前に刑法が口語化されたときと同じことなのでしょうか。
ただ、「改正」であって、新法を創ったわけではないので、制度としては、同時に改正されている「包括根保証」部分以外は、特に改正点はないようです。
#ドイツ民法が出自の条文(規定)と、フランス民法が出自の条文(規定)が隣り合っているような奇妙な現象はまだ続くようです。