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2005年08月11日

●法人実在説

昨日の話からの続きです。

「会社はこれからどうなるのか」の中に、法人の性質について2つの説が紹介されています。

・「法人というのは人の集合に対して与えられた単なる名前にすぎない」という法人名目説
・「法人とはそのものが社会的な実体として存在しているものだ」という法人実在説
という2説です。

今までは、法人名目説が有力でしたが、「会社」が経済に寄与する比率が高くなってきており、法人実在説へとシフトしてきていると考えられています。

「会社法」においては、会社自体が他の会社の無限責任社員になることが認められているのも、名目説では考えられないことです。
また、会社が出資して、子会社を設立する際に、親会社の目的に書かれていない目的をもった子会社を設立することができるという「無制限説」もでてきているようです。

こうした法理論は、法人実在説を基準にした考え方であり、経済の要請が法理論を変更しているものだといえましょう。

つまり、商法・会社編が独立して、会社法になるのではなく、根本の考え方自体が変化しているということを理解することができれば、「会社法」の理解も進むのかと思われます。

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