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2005年03月07日

●権太坂プロジェクト

昨日の「サンデープロジェクト」で横浜市の中田市長の施政について特集を組んでやっておりました。

その中で公共工事改革ということで、保土ヶ谷の権太坂にある市有地の一部に市営住宅を建築し、残りの土地の利用については民間にゆだねるという手法をとったものでした。
土地利用だけでなく資金調達や運営などもすべて民間にゆだねるということで、PFI的手法をとっているものと思います。

そのコンペティションに参加する横浜市内の業者を追っていく形式をとった放送だったのですが、その会社は、保土ヶ谷宿をイメージしたスーパー銭湯を建築するという計画をたてていたのですが、銀行から300億円の融資を交渉しているのだが、難航しているという状況だという話でした。

惜しむらくは、建築資金を銀行へ頼るという手法が考えられていた点で、これをたとえば、スーパー銭湯を建築するのであれば、そうしたものを運営しているような会社へ資金提供や業務提携を依頼したり、ファンドの設立なども考えられたのではないかとも思うのですが、まだまだ直接金融の手法が浸透していないということなのでしょうか。

2005年03月06日

●リニモ

愛知万博へのアクセス、リニモが開通式(朝日新聞)

だそうです。
愛知万博へ着々と準備が進んでいるようです。

最高時速100kmがでるような話ですが、8.9kmを17分ということで、平均時速としては約30kmということになります。
山梨でおこなわれている実験線などと違って、やたらとゆっくりめのようです。

外見も、なんだか新交通システム(ゆりかもめ、横浜シーサイドラインなど)のような感じですね。
大昔に、大船-原宿(戸塚区)のドリーム交通が計画していたリニアもこんなものを想定していたのでしょうか…。

2005年03月05日

●株主優待

休みなので他愛もない話で。

本厚木までいって、「モーターサイクル・ダイアリーズ」と「オペラ座の怪人」をハシゴしてみてきました。

「モーターサイクル・ダイアリーズ」は、チェ・ゲバラの青春時代の話ですが、チェ・ゲバラ自身を知らなくても楽しめる映画だったと思います。
「オペラ座の怪人」は…まぁ、ミュージカルでした。今でも舞台がやられているということは、よい作品なんでしょうし、実際話はよくできています。

さてさて、なんで映画を観に厚木までいったかというと、「モーターサイクル・ダイアリーズ」は1週間限定でそこでしかやっていなかったというのもありますが(東京でもやっていたけどすでに公開終了)、劇場の株をもっている関係で、株主優待を使えば無料で観られるというのもあったりしたからです。

株主優待というのは、日本独特の株主に対するサービスのようですが、自社製品・サービスを株主にPRすることによって、株主をつなぎ止めておくような効果もあるといわれています。
(ただ、権利確定日直前になると優待目当てで株価が上昇する銘柄もあったりしますが)

優待制度自体は、配当性向の低さをごまかすためのものでしかなく、優待に費用を使うのでなく、しっかりと配当金として株主に還元すべきものだというような批判もあるようですが、私はよい制度なんじゃないかと思っています。
銘柄を選ぶ際の判断基準にもなりますし、投資の初心者にとっては優待目的で選ぶのも(あくまではじめのうちでは)よいのではないかと。

ただ、やはり優待に目がくらんでしまって、財務状況などを確認しないと痛い目をみることになりかねませんが…。

株主優待については、野村証券のページの1コーナーで詳しく説明してあります。
http://www.nomura.co.jp/retail/yutai/

2005年03月03日

●会社法制の現代化に関する要綱

いつのまにやら(案)がとれて総会で答申としてだされ決定していたようです。
2月9日の決定ということで、そのあとに(案)をつけた状態で話をしていたというのはお恥ずかしいかぎりでございます。

http://www.moj.go.jp/SHINGI/050209-1-1.html

ざっと見渡したところ、(案)からまったくといっていいほど変更がないようです。
部会で決定したものを、総会で追認するだけななんでしょうが。

この後、内閣法制局あたりが法文を作成していくことになるのでしょうが、慎重に行ってもらいたいものです。

復習がわりに今回の「会社法」に関するおおざっぱな方向性は、
・有限会社制度の廃止 →物的会社を株式会社に統合
・合同会社(日本版LLC)制度の創設
・最低資本金制度の撤廃
・類似商号制度の廃止
・取締役、監査役の任期の変更(2年、4年→最長10年)
です。

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2005年03月02日

●IRの「R」

IR(Investor Relations)=対投資家をはじめ、C(Customer)R=対顧客など、会社が営業する上で様々なステークホルダー(利害関係人)に対する関連情報の開示ということがさけばれて久しいものです。

しかし、最近、ライブドア問題、西武鉄道問題など株式会社の構造そのものが着目される経済問題が多く、こうした情報にも注目がいっていることと思います。

株式会社というのはご存じの通り、「経営と所有が分離した」会社形態であり、所有者の流動性が想定されているものですから、潜在的所有者(=投資家)などに対する情報というのは特に不可欠なもののはずなのですが、グループ会社による株式の持ち合いなどにより浮動株主が少なかったため、軽視されてきたのが現実です。
しかし、バブル崩壊以後の株の持ち合い解消や、「金融ビッグバン」の影響や、インターネットの普及による個人投資家の増加などにより、IRの必要性がやっとのことで認められてきたとのことです。

ただ、上場会社でも独自のWebpageをもっている会社はそのサイトでIR情報を公開しているところが多いのですが、財務諸表の公開のみで満足しているところも多く、積極的な公開を果たしているところは少数派という印象を受けます。

また、
有価証券報告書の訂正430社・東証上場企業の2割に(日経新聞・1/25)
などの記事からもわかるように、西武鉄道の虚偽記載がなければ、こうした訂正もありえなかったわけで、会社経営者の意識の低さがうかがえます。

今後、先述の問題から会社経営者の方々の意識が変わっていくことを期待するものですが…。

さて、話は変わって、最近CSR(Company Social Responsibility=企業の社会的責任)という言葉をよく耳にします。

CSR自体は、私は中世欧州の「ノブレス・オブリッジ」と同視しているわけで、つまりは現代におきかえれば企業規模と社会的・道義的責任は比例する(要は周囲の監視の目が多くなる)ものと考えられますが、これは大企業は中小企業に比べれば責任が増すのはCSRを持ち出さずとも当然のものですが、この言葉の出現によってこうした意識をもった会社のみが生き残っていくものと期待したいものです。

また、これとならんでIRやCRなどのRが、CSRに包摂され、今後、RelationからResponsibilityへ意識改革がされる必要があると感じています。
#意識がかわらなければただの言葉遊びな感じもしますが…。

ISO、コンプライアンス、CSR、コンサルティング会社の言葉遊びに踊らされているだけの気もしますが…。

2005年03月01日

●ヒルトン・リゾートアンドスパ

厚生労働省およびその外郭団体の無駄遣い&低廉譲渡の代表格ともいわれる元「スパウザ小田原」ですが、昨年2月よりヒルトンが運営していたところ、昨年12月までに2億円の利益をあげられたという記事がありました。

ヒルトンホテルの売り上げ20億円余/小田原
http://www.kanalog.jp/news/local/entry_2692.html

私自身は、スパウザ時代は何度か利用したことがあるのですが、ヒルトン小田原となったあとはまだいっていません。

スパウザ時代の売上高や利益率、ホテル事業の平均的利益率などはしりませんが、開業1年目で利益率1割ならばそれなりによい数字じゃないんでしょうか。

それにしても、

建物は市が所有し、ヒルトン社は年間売り上げの12・5%か四億三千万円のいずれか高い方を賃料として支払う五年契約を結んでいる。

とのことで、8億円で買った小田原市としては、2年で元がとれてしまうわけでよいのですが、ヒルトンが利益をあげるためには、ざっと計算して、約35億以上の売り上げ+12.5%以上の利益率を達成しなくてはいけなくなるのですが、はたして実現可能なんでしょうか。
他人事ながら心配なものであります。

今年、4月のグランドオープン以後、9ヶ月で売上20億+利益2億を達成しているので、あながち不可能な数字じゃないんでしょうが…。

ところで、2月の当サイト(事務所全体)のアクセス数が、2670(1日平均95.4)でした。
サイトリニューアルの効果なんかもあったのでしょうか。
おそらく平日平均では、100は超えているでしょうが、今後は、土休日も含めた単純平均で、100を超えられる月がでるように努力です。

とりあえず、メールフォームつくらな…。

2005年02月25日

●TOB

最近、アルファベット3文字がいろいろ飛び交っております。

ライブドアvsフジテレビ問題が、騒々しいですね。

ライブドアの堀江社長が、今回の新株予約権の取締役会決議に関して、「フジテレビに強制された」などと発言し、それに対して、フジテレビの日枝会長が「しっかりと議論して決定されたものだ」と返しておりました。ニッポン放送の取締役でない人がそんな発言をしておれば、堀江氏の発言を肯定しているようにとられるのですが、うがった見方なんでしょうか。

株式会社という制度について、ここまで大きく議論されてきているのは、日本のなかでははじめてなんじゃないでしょうか。
汚職事件などにからまないというところが健全でいいですね。

本日の日経新聞社説にて

フジテレビが買い付け株数を下方修正したTOB条件の変更も証券取引法に抵触する疑いがある。

とかかれていたので、ちょっと調べてみました。

証券取引法第二十七条の六
第3項 買付け等の価格の引下げ、買付予定の株券等の数の減少、買付け等の期間の短縮その他の政令で定める買付条件等の変更は、前二項の規定にかかわらず、行うことができない。

思い切り禁止してますね。
ただ、この禁止に関する罰則規定などは設けられておりません。証券取引法などは勉強したことないですが、この決定自体が原始的無効となるのでしょうか。

件の公告
http://www.c-direct.ne.jp/japanese/uj/pdf/10104676/00030305.pdf

2005年02月24日

●RSSの試験運用

連日、RSSネタばっかりですいません。
技術的なことばかりかいていると、飽きられますね…。

一応、RSSも仮運用みたいなことで作ってみました。
http://www.ozeki-office.com/index.rdf
をRSSリーダー等で読み込んでみてください。
一応、リンクは張ってありますが、そのままクリックしてもブラウザでは読めないので、右クリックから「ショートカットのコピー」として利用してください。

RSSリーダーに関しては、いろいろとありますが、個人的には、
gooのRSSリーダーを重宝して使っております。(ちょっと重いですが)
Download→http://reader.goo.ne.jp/

使用法などに関しては、リンク先を参照してみてください。