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mail magazine   Ozeki-Letter    2003.10.31 【第22号】
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小田原支部の小関です。

秋晴れの日が続いていますね。“天高く馬肥ゆる秋”体調に気を
付けて頑張りましょう。

いよいよ、明日11月1日は、【予防法務研修会】です。
参加を申し込みいただいた皆さんお待ちしております。
会場は、小田原商工会議所第1会議室です。
      http://www.odawara-cci.or.jp/
※indexページの下の方の“地図を表示”をクリックしてください。

懇親会の会場は、小田原駅前の“笑笑”(わらわら)と言うことに
しました。会費は、3000円です。
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【業務関連情報】
国土交通省のオンライン申請テスト版をダウンロードできます。
時間がかかりそうですが、現に行われている国土交通省管轄の行政
手続に関するオンライン申請システムを体験できますので、是非、
遊んでみてください。

http://www.goa.mlit.go.jp/docs/about.html

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【プロフェッションになろう】

      〜行政書士業務の戦略的予測(1)〜

 前回、“予測をすることから戦略思考が始まる”と書きました。
そこで、これまでの書類作成中心の業務が近未来の情報化社会への
移行の中でどう変わっていくのかについて考えてみたいと思います。

(共通認識事項)
 我々行政書士の近未来の業務のあり方について考える上での基本
となる事項を列記してみます。

・情報化社会の進展を決定づける2005年度の「電子政府」の出
 現に向かってあらゆるシステムが変化をしている。

・行政手続オンライン化三法、政府認証基盤の整備、公的個人認証
 システムの稼働などによって電子申請システムが拡大していく。

・従来の「書類作成業務」の延長線上に「電子申請」があるという
 考え方で、「電子代理人」としての地位を獲得しようという戦略
 は成り立たず、業務形態そのものが変化をするという認識が必要。

・『電子申請』は、単に行政手続の電子化にとどまらず、電子申請
 によって培われる価値観(文化)を理解しなければならない。イ
 ンターネット精神文化の特徴は、『中抜き』にあり、『電子申請
 のみを目的とした電子代理人』は、存在できない。たとえ存在が
可能になったとしても、短期間で終わることが予測される。

・2002年7月施行の改正行政書士法1条の3に基づく「契約代
 理」規定の活用によるビジネスモデルの創出を目指さなければな
 らない。

・司法制度改革の目指す『事後処理・事後救済社会』の中で、『予
 防法務』の担い手としての地位を獲得し、法務・経営コンサルタ
 ントとしての分野を開発しなければならない。

 ここで理解して欲しいことは、情報化社会への移行ということが、
単なる社会システムの電子化にとどまらず、新たな“価値観”を生
み出し、その価値観(行動規範)に基づく“文化”が想像されると
いうことなのです。

次回以降、これまでの主な行政書士業務についてその変化を考察し
ていきたいと思います。
                         (つづく)
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コーヒーブレイク(*^_^*)
【言葉の解説】
      〜ブリッジ認証局〜

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  ブリッジ認証局は、府省認証局と民間認証局等との間の
  信頼関係(以下「相互認証」といいます。)を仲介するこ
  とにより、府省認証局と民間認証局とが個別に相互認証
  することの煩雑さを解消します。また、府省認証局が発
  行する処分権者の公開鍵証明書(以下「官職証明書」と
  いいます。)及びその失効情報を一元的に提供すること
  により、申請者は、当該公開鍵証明書の有効性の検証を
  効率的に行うことができます。さらに、ブリッジ認証局
  は、民間認証局等が発行する申請者の公開鍵証明書(以
  下「申請者証明書」といいます。)の有効性検証機能を
  各府省に対して提供することにより、政府認証基盤全体
  の効率的な構築・運用を可能なものとしています。
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 行政書士の資格認証を行う目的で作られた“日行連認証局”は、
アメリカのベリサイン社のシステムを採用したため、このブリッジ
認証局としての相互認証が出来ず、頓挫してしまいましたが、現在
は、日本商工会議所認証局を日行連公認認証局として使用する契約
を締結する方向で調整が図られているようです。
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【お奨め本のご紹介】
私の愛読書を紹介しています。参考にしていただければ幸甚です。
Books tenmei: http://tenmei.pos.to/book/books.htm
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【行政書士法を読む】・・・・・・・・・(22)

 前回からの続きです。

 現在、行政書士になるための方法は大きく分けて三通りあります


 一は、試験合格
 二は、他資格によりもの
 三は、行政事務経験者

 です。

 筆者が行政書士となった頃は、試験合格者がほんのわずか行政事
務経験者を上まわっていた頃でした。

 それより以前の昭和45年頃は、試験合格者は全体の25%程度
に対して、行政事務経験者は49%と約半数近くを占めていたもの
です。

 それが、試験合格者がやっと全体の50%を超えたのは平成2年
です。その時、行政事務経験者は33%でした。

 平成12年4月1日現在、この比率は、

 試験合格者        59%
 行政事務経験者     29%
 他資格による者     11%

 という状況です。

 試験合格者が増え、行政事務経験者は確実に減少しています。

 行政書士が国家資格である以上は、行政事務経験のみで、あるい
は他の資格があるからということで、「無試験で資格がもらえる」
などということはあるべきでないと思っています。

 せめて試験科目の一部免除若しくは合格最低点を一般受験者より
も下げるなどして、ともかくも「無試験」という状況を早急になく
すべきであると思っています。

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※この連載は、全国建設関係行政書士協議会(全国建行協)での
 友人である岡山県の“行政書士八尾信一氏”の提供です。
    現在、今年度改正行政書士法の解説を連載中です。
       http://www.ab.wakwak.com/~sigyo/
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【今週の一言】 10/21の『てんめい尽語』から
             http://tenmei.pos.to/tenmei.html
今日は、衆議院総選挙の告示日です。
新聞の論調も、今回の総選挙の争点は、“政権交代の選択”という
ことに絞られつつあるようです。

二大政党論の善し悪しは別にして、私も政権交代に期待をかける一
人ではあります。とはいっても、自民党も民主党も基本とする考え
方は、新古典資本主義に基づく“市場経済”至上主義であり、その
政策的な差異は余りよく見えては来ません。

ただ、民主党の自民党との違いは、これまでの官僚支配を打ち破り
、民意を反映した形での政治主導型の政策運営を実現できる可能性
の問題であると考えています。小泉自民党総裁は、「自民党は変わ
ったのだ」と強調していますが、官僚主導型の政策運営から脱却を
するには、あまりに長期にわたって政権を担ってきたための“官僚
依存体質”の根が深すぎて、本質的な部分で変革が起こるにはまだ
まだ時間がかかりそうです。

その点では民主党は、閣僚や首相経験者がいるといえ、政党として
は政権を担当した経験がないという点で、一切(?)のしがらみが
ないようなので、この国の政治のあり方を変えるためのインパクト
は結構あるのではないか。という期待を抱かせてくれます。

いずれにしても、今回の選挙は個々のミクロ的政策というよりは、
この国の社会システムの変革のあり方や方向性を決めるためのマク
ロ的政策選挙という位置づけが出来そうです。そういう観点から見
れば、候補者個人の魅力や主張よりも、各政党が出しているマニフ
ェストをよく読んで、政党で選ぶことが重要になってきそうです。
もちろん、その候補者がその政党のマニフェストについてきちんと
した理解をもっていることが大前提なのですが、そこを見極めるこ
とが難しいですねぇ。

とはいえ、今回の選挙は、初めて国民の側から“政権選択”が出来
る可能性をもった選挙なので、十分に考えて投票行動を起こさなけ
ればなりません。多くの皆さんが、この選挙に意義に対する関心を
高め、真剣に考えて投票行動を起こすことを期待したいと思います。
この選挙での投票率の高低は、そのままこの国の政治レベルの高低
の評価につながり、この国の将来に大きく影響すると思うのです。

私も各政党のマニフェストを真剣に読んで、この選挙区の各候補者
のHPを覗いてみてそこでの主張を読んでみて判断をしていきたい
と思いますです。

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【Ozeki-Letter】            2003.10.31【 第22号 】
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【発行人】行政書士 小関典明(小田原支部会員)
     HP URL  http://tenmei.pos.to/
     e-mail ozeki-n@gyosei.or.jp
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