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mail magazine   Ozeki-Letter   2003.12.26 【第30号】
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小田原支部の小関です。

 いよいよ2003年最後のメルマガ発行となりました。
 今年は、多くの皆さんに大変お世話になり、心より感謝申し上げ
ると同時に期待に応えることが出来なかったことを衷心よりお詫び
申し上げます。
 来年2004年は、今年よりもさらに「混沌」が深まり、制度と
会組織にとっては「茹でガエル」にならないための瀬戸際、まさに
“崖っぷち”の年になると考えています。

 そういう意味で、なんとしても行政書士として生き残るための『
新たなスキーム(枠組み)』を創り出さなければならないと思うの
です。

 私は、そのために微力ながら全力を挙げて取り組みたいと決意を
しておりますので、来年も変わらぬご支援・ご鞭撻をいただきます
ようお願いいたします。

 来年が、神奈川県行政書士会会員の皆さんにとってご多幸である
ことを祈念しております。良いお年をお迎え下さるようm(_ _)m。

 ★★★★★★★予防法務研究会入会申込受付中★★★★★★
      
神奈川予防法務研究会(KPLG)入会申込受付が始まりました。
下記のサイトにアクセスし、設立趣意書、規約、入会案内をよく読
んで、入会申込フォームに必要事項を書き込んでお申し込み下さい。

        神奈川予防法務研究会のURL 
          http://www.kplg.com

「予防法務」は、私たちの未来をつくる戦略です。一人でも多くの
会員の皆さんの参加を心よりお待ちしています。
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【業務関連情報】
  自民党行政書士制度推進議員連盟役員について(速報)

 標記の日行連からの文書が届きましたのでここで報告です。

1 会 長  中馬弘毅衆議院議員(大阪1区)
2 幹事長  滝  実衆議院議員(比例・近畿ブロック)
3 事務局長 西川公也衆議院議員(比例・北関東ブロック)

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【プロフェッションになろう】         創造編
   〜行政書士業務の戦略的予測(4)〜

前回、「だからこそ、私たちが新たな社会システムの中で生き残る
ための戦略的思考とそれに基づくビジョンが不可避的に重要なので
す。」と書きました。
 では、私たち行政書士はどのようなビジョンをもてば生き残って
いけるのでしょう。
 それは、とりもなおさず、『新たなスキーム(枠組み)』を構築
するビジョン。つまりは、行政書士制度の中で新たなビジネスモデ
ルを創造し、そこでの市場を確実に獲得するためのビジョンである
ということが出来ます。
 それは、“過去の成功体験からの決別”を意味します。
 過去の“代書(もしくは、それに付帯した業務)”という市場で
成功した成功体験に基づく記憶があまりに強いため、新しい市場に
おいても過去の手法がそのまま通用すると思ってこだわり続け、競
争に敗れるというジレンマから脱出し、ゼロ思考で新たなパラダイ
ムを創造する編集作業が必要なのです。
 「建設業や宅建などのおいしい業務は、ベテランの先輩行政書士
が握ってしまっているのにどうやって仕事をとればよいのか。」と
いう声(愚痴?)を最近よく耳にします。しかし、そこで考えて欲
しいのです。
 従来型の業務の市場は、規制緩和、行政の電子化、手続の簡素化
によってこれからどんどん縮小していくのです。すなわち“過去の
成功体験が、未来の失敗要因になる。”と、いうことをです。
 そういう意味で、今、行政書士がおかれている現状は、新たな社
会システムに向けて新人もベテランもなく同じスタートラインに着
こうとしているといっても過言ではないと考えています。
 このことは、これまでに何遍か書いてきましたが、2004年に
むけてますますそのことが顕著になってくると思われます。
 さて、そこで、次回からは新たなビジネスモデルとは何かについ
て書いてみたいと思います。
 「ビジネスモデル」といっても、決して口で言うほどたやすいも
のではありませんし、確実に経済効果を生ずるものでなければなり
ません。それは、現実社会において国民に対して有用な、または利
益を提供できる新たなシステムを我々が発案(発明)して構築して
いかなければならないのです。
 そのためには、ネットワーク化された“組織”がどうしても必要
であり、だからこそ、我々のコミュニティである行政書士会を重視
しなければならないのです。
                         (つづく)
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コーヒーブレイク(*^_^*)
【言葉の解説】
      〜ビジネスモデル特許〜
      【business method patent】
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  ビジネスの仕組みを特許化したもの。事業として何を行
  ない、どこで収益を上げるのかという「儲けを生み出す
  具体的な仕組み」自体を内容とする特許。
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英語では「business method patent」と呼び、「business model
patent」とは言わないが、日本に最初に紹介されたときに「ビジネ
スモデル特許」という用語が使われたことから、現在でもこの言い
方が定着している。具体例としてはamazon.com社の
「1-clickオーダー」などがあげられる。
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【お奨め本のご紹介】
「ケース・スタディ企業予防法務」
  著者:大矢息生(弁護士、税理士)
  発行者:ぎょうせい
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4324070067/tenmeiposto-22

私の愛読書を紹介しています。参考にしていただければ幸甚です。
Books tenmei: http://tenmei.pos.to/book/books.htm
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【行政書士法を読む】・・・・・・・・・(27)
 行政書士法第10条は、「行政書士の責務」に関する規定です。

 行政書士は、「誠実に業務を行な」い、その「信用又は品位を害
するような行為をしてはならない」というのが、本条の規定です。

 「行政書士の責務」の具体的な内容に関しては、それぞれの条文
の中に規定がありますので、順次説明していくことになると思いま
すが、ここでは、その最も根幹となる部分を述べたものです。

 第10条の2は、「報酬の額の掲示等」に関する規定です。これ
は、平成11年の改正によって現在のカタチとなった条文です。
従前は、都道府県知事が認可する各単位会の会則に報酬額が定めら
れていました。しかし、現在は「自由競争」の観点から、各行政書
士事務所が定める報酬額を掲示するとことなりました。

 また、同条第二項では、「依頼者の選択及び行政書士の業務の利
便に資する」ために、日行連は報酬額に関する「統計を作成し、こ
れを公表する」こととなっています。

※ 『行政書士法を読む』は、ひとまずここで中断し、次回からは
 『改正行政書士法を読む』の連載を開始したいと思います。

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※この連載は、全国建設関係行政書士協議会(全国建行協)での
 友人である岡山県の“行政書士八尾信一氏”の提供です。
    現在、今年度改正行政書士法の解説を連載中です。
       http://www.ab.wakwak.com/~sigyo/
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【今週の一言】 12/24の『てんめい尽語』から
             http://tenmei.pos.to/tenmei.html
【新たなスキーム(枠組み)づくりを】
今年は、本当に『混沌』という言葉であらわせられる年だったよう
に思います。去年までの何年間かは『閉塞』状態でしたが、そこか
ら脱出できないばかりか、その上に時代の荒波が容赦なく押し寄せ、
かき回された状態が『混沌』なのだという認識です。

つまり、ますますこれからの社会の方向性が見にくくなったという
ことかもしれません。が、反面、新たな『価値観』を生み出すため
の胎動期なのかもしれない。と、思ったりもします。

そういう意味で、今ほど自己の確立が求められているときはないと
思うのです。自分の頭で考え、自分の中で情報を咀嚼するための物
差しをもっていなければ、ただただ時代の中で右往左往するだけで
方向性を見失う可能性が拡大しているということだと考えています。

今、日本社会で生活するすべての人々にとって重要なことは、生き
ていくための“新たスキーム(枠組み)”を創り出すことだと思う
のです。
これまでの従来型の概念、価値観、柵といったものからいったん自
分を解き放ち、違う方向から見直してみる必要がありそうです。た
だ、その際に“日本人”とは何かを真剣に考えることが大切なよう
に思えます。

今、時代の波は、“グローバリズム”という怪物によってもみくち
ゃにされようとしています。しかし、このグローバリズムは、形を
変えた“アメリカニズム”であることはどうやら間違いなさそうで
す。つまり、アングロサクソン=狩猟民族の文化が世界を席巻しよ
うとしているという穿った見方も十分に説得力を持っているように
思えます。

だからこそ、日本人=農耕民族の文化をどう守っていくのかを考え
たいと思うのです。決して民族主義的な発想ではないのです。自分
たちの体の中に流れ、受け継がれてきた遺伝子、そして、脳の中に
培われてきた日本人としてのミーム(模倣因子)を大切にしながら
新たなスキームを構築していかなければならない。と、思うのです。

来年は、まさに社会の至る所で“新たな枠組みづくり”が表面に現
れて来る年だと思うのです。また、自分自身の周りでも新たな枠組
みを構築をしなければならない、しなければ生き残れない状況が目
に見えてくると思えるのです。このことは、口で言う(ここで書い
ている)ほど簡単ではありません。来年は、全力を挙げて“新たな
枠組みづくり”に取り組んでいきたいと思います。そのためにも、
年内に自分の構想をまとめてみたいと思います。
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【Ozeki-Letter】           2003.12.26【 第30号 】
(引用転載の制限はまったくございません。ただし、本文中第三者
の方からの提供による引用転載部分については、除きます。)

なお、このメルマガのバックナンバーは、下記をご覧ください。
   http://tenmei.pos.to/mail-magazine/index.html

【発行人】行政書士 小関典明(小田原支部会員)
     HP URL  http://tenmei.pos.to/
     e-mail ozeki-n@gyosei.or.jp
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