************************************************************
mail magazine   Ozeki-Letter   2004.1.16 【第33号】
************************************************************


小田原支部の小関です。
 本格的な寒波が到来し、厳しい寒さが続いています。お忙しい中
風邪などひかぬようご自愛下さい。

 ★★★★★★★予防法務研究会入会申込受付中★★★★★★
      
神奈川予防法務研究会(KPLG)入会申込受付をしています。
下記のサイトにアクセスし、設立趣意書、規約、入会案内をよく読
んで、入会申込フォームに必要事項を書き込んでお申し込み下さい。

        神奈川予防法務研究会のURL 
          http://www.kplg.com

「予防法務」は、私たちの未来をつくる戦略です。一人でも多くの
会員の皆さんの参加を心よりお待ちしています。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
【予防法務研究】        ケーススタディ

          〜セクハラ相談〜

今回は、セクハラに関する相談について考えてみたいと思います。

 セクシャルハラスメント(セクハラ)は、男女雇用機会均等法第
21条に定義されています。
 それによると、セクハラとは「職場において行われる性的な言動
に対する雇用する女性労働者の対応により当該女性労働者がその労
働条件につき不利益を受け、または当該性的な言動により、当該労
働者の就労環境が害されること」をいいます。

《相談事例》
 某スーパーに勤める30歳の女性従業員です。
 勤めて数年になるのですが、売り場のチーフが勤務時間中にたび
たび仕事でもないのにやってきては卑猥なことをいったり、彼女と
の卑猥なメールを読ませたりして、仕事に集中できなくて困ってい
ます。話に乗らないと大声で悪口を言ったり、私を罵倒したりする
のです。
 先輩達は大喜びなので、あわせて我慢してきましたが、だんだん
ひどくなるので、本部の人事部の相談してみようと思うのですが、
何か良いアドバイスをいただきたいと思い相談します。

 さて、この相談にあなたならどう答えるでしょう。
※ セクハラを正しく理解するためのポイント
@ セクハラは、性的嫌がらせである。
A セクハラは、個人の尊厳を無視する性別による差別的雇用慣行
  である。
B セクハラには、雇用上の利益の対価として性的要求をする対価
  形と個人の職務遂行に支障を与える環境型がある。
C セクハラに、女性から男性に対する“逆ハラ”もある。
D 社員のセクハラに対し、社長に使用者責任が追求される。
という点を考慮して考えてみて下さい。私の回答は次回です。
                        (つづく)
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
コーヒーブレイク(*^_^*)
【言葉の解説】
      〜データマイニング〜
            【data mining】
  *************************
  小売店の販売データや電話の通話履歴、クレジットカー
  ドの利用履歴など、企業に大量に蓄積されるデータを解
  析し、その中に潜む項目間の相関関係やパターンなどを
  探し出す技術。
  *************************
従来は、こうした取引の「生データ」は、経理処理に必要なだけで
活用されていなかったが、情報技術の向上により、潜在的な顧客ニ
ーズが眠る「鉱山」として「採掘(mining)」されるようになった。
例えば、スーパーの販売データをデータマイニングで分析すること
により、「ビールを買う客は一緒に紙オムツを買うことが多い」「
雨の日は肉の売上が良い」など、項目間の相関関係を見つけること
ができる。また、クレジットカードの利用履歴を解析することによ
り、不正使用時に特徴的なパターンを見つけ出し、あやしい取引を
検出するなどの応用も考えられる。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
【お奨め本のご紹介】
「消費者契約法と紛争予防&クレーム対策」
  著者:弁護士大矢息生、川村延彦、杉田就、長谷川俊明共著
  発行者:日本法令
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4539717553/tenmeiposto-22

私の愛読書を紹介しています。参考にしていただければ幸甚です。
Books tenmei: http://tenmei.pos.to/book/books.htm
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
【改正行政書士法を読む】・・・・・・・(3)

 今回の行政書士法の改正で、行政書士法に「目次」と「章名」が
つけられたことは、「1」回目に申し上げました。

 この結果、行政書士法は九つの「章」と「附則」に分けられるこ
とになりました。

 第一章は「総則」と名付けられて、第一条から第二条のニまでの
、六つ条文で構成されています。

 この第一章で特筆すべきことは、「第一条の四」が新設されたと
いうことです。その全文を掲げます。

「第一条の四

前二条の規定は、行政書士が他の行政書士又は行政書士法人(第十
三条の三に規定する行政書士法人をいう。第八条第一項において同
じ。)の使用人として前二条に規定する業務に従事することを妨げ
ない。」

 「前二条」とは、本法第一条のニ及び第一条の三を指し、行政書
士法が規定する行政書士業務の全てを指しています。

 従って、この条文は、行政書士が(個人の)行政書士事務所や行
政書士法人の事務所に雇われて、その「使用人として」行政書士業
務に従事しても差し支えない、という規定です。

 これを「雇用行政書士」と呼ぶことには抵抗を感じます。条分は
、行政書士が一般の企業等に雇用されて、その企業のために企業の
命令で行政書士業務を行うことは認めてはいません。

 行政書士を「使用人」として雇用できるのは、あくまでも(個人
の)行政書士事務所か行政書士法人だけです。

 −−−−−♪♪♪−−−−−♪♪♪−−−−−♪♪♪−−−−

※この連載は、全国建設関係行政書士協議会(全国建行協)での
 友人である岡山県の“行政書士八尾信一氏”の提供です。
    現在、今年度改正行政書士法の解説を連載中です。
       http://www.ab.wakwak.com/~sigyo/
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
【今週の一言】 1/13(火)の『てんめい尽語』から
             http://tenmei.pos.to/tenmei.html
【ジェンダーフリー】
昨夜のTVタックル(朝日テレビ)を見ていたら、男女共同参画社
会の話題で、“ジェンダーフリー”という言葉を初めて知りました。
そこで、サイトを検索して『平成12年度文部省委嘱事業「0才から
のジェンダー教育推進事業」』というのを見つけたので読んでみる

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
《ジェンダーとは?》
「男は泣くもんじゃない。」「女はおとなしく控えめが良い。」な
どのように、性別によって男女のイメージを決め付けてしまうこと
がありませんか?
 これが、ジェンダーです。
 ジェンダーは、社会(経済・政治)のありかた、歴史や文化の影
響をうけて形成され、私たちの生活や意識のなかに、知らず知らず
のうちに入りこんで、行動や考え方、ひいては、一人ひとりの生き
方にまで影響しています。
《ジェンダーフリーとは?》
気づかないうちに、私たちを(まわりで、また自分自身で)縛りつ
けているジェンダーから自由になること。
 「男はこうあるべき」「女はこうあるべき」ときめつけないで、
人間として、自分らしく生きるためのキーワードです。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
と、ありました。私は、決して性差別肯定論者ではありません。強
いていうならば、「男女共同参画社会推進論者」かもしれません。
が、このジェンダーフリーという考え方には違和感を覚えます。

男女は、その身体的特質や脳の働き方(若干の構造を含む)に生ま
れもった違いがあることは明かで、その互いの特質を活かしつつ性
に関係なく社会の一員としての責任ある行動をとるという社会規範
の下に社会システムの中での不平等、不公平をなくそうというのが
“男女共同参画社会”の考え方だと思うのです。

「男は男らしく」「女は女らしく」というのは、生物学的にはホル
モンの働きによるもので、それを自然に受け入れることがなぜいけ
ないのでしょう。この“ジェンダーフリー”という考え方が行き過
ぎた場合、このホルモンのバランスを崩すこととなり、社会的な混
乱を引き起こすのではないかとよけいな心配をしたくなります。

すでに、地方によっては、このジェンダーフリーの考え方を前面に
出した条例などが制定され、教育の現場などに持ち込まれているよ
うです。
しかし、「人間として、自分らしく生きるため」というキーワード
が、穿った見方かもしれませんが、社会規範を否定し、利己的な人
間を創り出すキーワードになるような気がしてなりません。

問題は、男女共同参画社会という理念に基づく社会規範を確立し、
その社会規範に基づく「道徳」を教育するという姿勢がないことだ
と思うのです。昨日の成人式での一部の馬鹿な不心得者の行動を見
ても、今、日本社会で最も欠けているのは、「人に迷惑をかけては
いけない。」「目上の人を敬う。」であるとかの「道徳心」を育て
る教育がなされていないことだと思うのです。

「男女共同参画社会」という理念を掲げることは必要なことだとは
思うのですが、その前に人間として、社会の一員としての価値観の
共有とそれに基づく社会規範・道徳を確立することが重要なことだ
と思うのです。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【Ozeki-Letter】           2004.1.16【 第33号 】
(引用転載の制限はまったくございません。ただし、本文中第三者
の方からの提供による引用転載部分については、除きます。)

なお、このメルマガのバックナンバーは、下記をご覧ください。
   http://tenmei.pos.to/mail-magazine/index.html

【発行人】行政書士 小関典明(小田原支部会員)
     HP URL  http://tenmei.pos.to/
     e-mail ozeki-n@gyosei.or.jp
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
もし、当方からのメールがご迷惑な場合はお手数ですが、このメー
ルの返信にて【配信中止】の旨をお書きになり送信して頂きますよ
うお願い申し上げます。また、皆さんの周りに購読を希望される方
がおられましたら私宛に『購読希望』のメールをいただけるようお
知らせ頂ければ幸甚に存じます。