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2005.01.17

震災10年の雑感

昨日一昨日の雨(おかげでまったりとした休みではありました。)は上がり、今日は晴れです。
しかし、今朝の富士山はすっぽりとグレーの雲がかかり、顔を出してはいませんでした。
今日17日は、息子の26歳の誕生日で、阪神淡路大震災から10年です。
10年前、朝起きてTVをつけたとたんにぎょっとしたことをよく覚えています。その日は、東京で会合があり、前日から東京にきていた兵庫の友人のために食料を詰めたバックを2つ用意してもたせました。
昨夜、NHKの番組で復興10年の軌跡を報道していましたが、表面的な復興はできたものの様々な未解決問題が存在していることがよくわかり、一度の大災害の残す傷が本当に深いものだとつくづく感じさせられました。
今、世界中で大規模な自然災害が次々と起こっていることが報じられています。インド洋での津波被害も広がる一方のようです。生命を危うくし、それまで積み上げてきた人生を一瞬にして奪い去る自然災害は本当に怖いものです。
最近は、東京直下型地震や東海・東南海のW地震の発生が話題となっていますが、関東大震災以降それほど大きな自然災害に遭遇していない関東・東海の地域にとっては、予測不能な被害がでることでしょう。
この地域では、地震予知の体制が整っているそうです。が、どこまで正確な予知が出来るかは解っていないそうです。出来るだけ早くて正確な予知情報を期待したいものです。
人類社会が直面しているクライシス(予測不能)な時代は、地球とのつきあい方もクライシスになっているようです。

2005.01.14

鉄骨工事業と経審

今日は、午前中2月4日の代替講師の打ち合わせのため、朝8:46小田原発のこだまで東京行きでした。東京も小田原もとても良い天気です。
今日打ち合わせに行ったのは、(社)全国鐵構工業協会という鉄骨工事の専門工事業団体で、事務局長さんとお会いしてきました。
話によると、鉄骨工事というのは、8割が製造業で、現場施工は2割くらいだということで、純粋な建設業と言うよりは製造業の色彩が強く、従って、この社団法人の主務官庁も国交省ではなく経済産業省だそうです。
鉄骨工事の受注量は、建設投資額に比例しているとのことで、公共建設投資額が縮小する中で、受注量が激減し、それによって倒産件数も多く業者数も激減しているそうです。
そこで、今後の業界のことを考え、今年度の新たな取り組みとして、後継経営者教育を行い、正面から経営を見つめることのできる経営者を育てるために今回、2泊3日の後継経営者(幹部)研修を企画したそうで、私は、第一日目の第2講(第1講は、会長さん)ということなので、かなりのプレッシャーです。
その上、製造業の色彩が強い専門工事業という純粋の建設業とは違う特色を持ち、そうであるが故に工場という固定資産をもたざるを得ない業界にとって、現行経審で高い評価を得るにはどうしたらよいのかという難問に答えなければならないという宿題までもらってきてしまったので、大変です。
当日まで悩んでみたいと思います。

2005.01.13

経審の虚偽防止システム?

今日も小田原は晴れ。風もあまりありませんが、寒いです。
専門工事業者団体の後継経営者(幹部)研修の配付資料は、何とか昨日書き上げ、今日は、明日発行のメルマガ(Ozeki−Letter)の編集をしなければなりません。
私の参加しているミクシィ(MIXI)の中で、「50を過ぎると、一日は長く感じ、一年は短く感じる。」という話題がありましたが、私は、“1週間があっという間に終わっていくが、一年は長い”といった感じです。
今日付けの日刊建設通信新聞の一面中段に「国交省−来年度からシステム構築」という見出しで、国交省が経審の虚偽防止のためのシステム構築を来年度から始めるという記事があります。記事によると「登録経営状況分析機関や建設業情報管理センターがもっているデータを定量的に分析し、異常値を示した業者を自動的にリストアップする」システムだそうで、リストアップされた業者からの申請に対しては、追加資料を求めた上で重点的な調査を行うとあります。
どうも国交省は、公共事業を含めた日本の建設投資に対して供給過剰となっているという認識の下に「不良不適格業者の排除」という“錦の御旗”を掲げて建設業の数量調整に躍起になっているのではないかという感じを否めません。
確かに虚偽申請そのものは許されることではありません。しかし、その背景にあるものを見極め、建設業の未来ビジョンをもって産業政策を構築することが国としての役割なのではないかと思うのです。機械的に異常値業者をリストアップし、市場から排除するだけでは問題は解決していかないのではないかと思うのです。
私も、「行政書士のための経審虚偽申請防止ガイドライン」の原案作成を急がなければなりません。行政書士が、建設業の適正な経営を支援していくためには、経審制度の意味を深く理解し、その適正な運用に寄与していくことが重要であり、そのことがクライアントである建設業者の皆さんが市場から淘汰されないことにつながっていくと考えています。

2005.01.12

研修資料でのたうち回る?

今日もきれいに晴れていますが、冷たい風が結構強く吹いているので、寒〜いです。
意外にも経審に関する研修資料の作成に苦闘しています。数年前ならすらすらと頭の中からでてきたことが、今はなかなかでてきません。とにかく時間ばかりがかかっています。昨日はどっと疲れてしまいました。
与えられている講演時間は1時間30分ほどなので、その時間内に経審そのものを知らないという前提の初心者にどこまで理解していただけるのかと考えるとどこまで踏み込んでいいものかと悩みます。
とにかく、明後日午前中には、東京の主催団体の本部に資料を持参しなければならないので、明日中がタイムリミットなのです。本当は、昨日が締め切り日だったのですが、ピンチヒッターということで、交代の挨拶に伺う14日まで延ばしていただいたので、それ以上の遅れは許されません。
今日も一日のたうち回ってみましょう。
ところで、ミクシィ(ソーシャル・ネットワーキングサイト)のお話ですが、現在70名以上のコミュニティができつつあります。が、私のマイ・ミクシィという友人関係はまだ10名しかいません。ちょっと寂しい限りなのですが、昨年の新年会以来F2Fの関係がない方々ばかりなので、仕方がありません。
一昨年の会長選挙に負けて以来、自分の業界向けメルマガを発信し続けることに執着してきたので、どうしても、内部情報に目が向いてしまい、井の中の蛙になるリスクが高まっていたのですが、こうした業界外の様々な人々の発信する情報やコミュニケートを通じて自分の中に新たな発想が生まれつつあるようです。
22日、浅草での新年会に行くことにしました。久々にF2Fでの会話を楽しんできたいと思います。

2005.01.11

ライブジャム

今日は晴れ、朝焼けの富士山がきれいでした。風は冷たいです。
この3連休は、土曜日は天気が悪かったものの日曜日と月曜日はきれいに晴れ、散歩と腰湯と読書に勤しみました。金曜日に中途半端だったピンチヒッターで講師を悲受けた研修会の資料づくりを進めようと思っていたのですが、そちらは結局手つかずのままでした。
なので、今日はその仕上げに取り組みたいと思っています。また、昨年末から取り組んでいる「経審虚偽防止のためのガイドライン」づくりも最後の部分で手が止まってしまい、未だに中途半端な状態なので、何とかしなければなりません。頑張りましょう。
ところで、昨夜NHKでやっていた「ライブジャム−若きニッポンの挑戦者たち−」という番組を見ました。様々な世界で活躍する活き活きとした若者の姿に感動しました。やっぱり若いというのはすばらしいことだと思います。今流の若者の生き方というものがあるようですが、芯の部分では、それほど変わっていないような印象を受け、安心(?)したような気がします。

2005.01.07

情報リテラシー

今日は晴れ、富士山も姿を見せています。日中は暖かくなるようなのですが、夜から寒波が来るようでぐっと気温が下がるという予報です。
今年に入って「情報リテラシー」を身につけることの難しさに直面しています。つまり、“情報を取りに行く時間”という物理的な問題と、その情報に対応し、こちらからも何らかの情報を発信しなければならないという両方の問題を感じています。
事務所のグループウエアーでのスケジュールや業務の管理、行政書士会のHPと文書管理システムへのアクセス、全国建行協のサイボーズ(イントラネット)でのメール、掲示板のチェック、返信・書き込み、そして、この尽語の書き込み、毎週金曜日のメルマガの発信、さらには、毎日更新チェックをしているサイトへのネットサーフィン、10以上あるMLや個人メールのチェック、ウィルス・スパムメールの処理、役所のHPからの情報の取得といった作業で午前中があっという間に終わってしまいます。
その上、一昨日招待メールが来て、MIXI(ミクシー)という友人知人を対象にした閉鎖的なインターネットコミニュケーションツールに参加をしたので、そこへのアクセス、始まったばかりなので、情報の更新が頻繁で、もちろんこちらからの情報発信が必要なので、結構大変な作業が加わってきました。
「時間」という物理的な問題も大きいのですが、大量の情報に自分自身の脳が対応できない状況に陥り、思考が停止してしまい、自身の情報発信がほとんどできずにいることに機と気がつく瞬間。どっと落ち込むのです。
情報は、まさに玉石混淆で、取捨選択が非常に難しいことがだんだんと理解できるようになってきた今日この頃なのです。しかし、この苦しい状況を経なければ“情報を資源化する”ということの本当の意味が分かってこないような気がしています。疲れる。
「情報リテラシーは不可欠だ」と言葉で言うことは簡単です。しかし、本当の意味で情報に通暁し、情報を道具として利用するための情報リテラシーの獲得は簡単にはできないということなのだと思うのです。

2005.01.06

代役講師

今日は曇り、今年に入って初めて富士山の見えない朝です。寒い。
昨日から再開した朝の散歩2日目にしてもうバテバテ状態です。これまでの不摂生、運動不足がたたっているようです。でも負けずに頑張りましょう。
昨日の仕事始めは、相談者が1名お見えになったほかは静かなスタートでした。なので、昨年の暮れに突然ピンチヒッターで講師を引き受けざるを得なくなってしまった2月4日に予定されている鋼構造物工事業の全国団体の「後継経営者(幹部)研修」で使用する資料づくりに勤しみました。
まだ正式な代役講師の依頼を受けているわけではないのですが、先に受けていた講師本人からの依頼なので、仕方がありません。しかも、暮れの30日に資料が届き、研修資料を1月11日までにその団体の本部事務局へ送って欲しいというのですからいそがしい話なのです。
いただいた資料によると、「後継経営者(幹部)研修は、2月4日から6日までの2泊3日で行われるようで、私の持ち時間は、第一日目の2時限目で1時間30分ほど、テーマは「経営審査事項と経営状況(Y点)」となっており、主催者からは9項目ほどの要求がでているので、それに応えるためにもきちんとした資料を作らなければなりません(汗)。
当然、PPTで作っているのですが、「経審」の話をするのは久々であり、初心者向けに分かりやすい話を体系的に組み立てるのは結構骨が折れる作業なのです。特に主催者の要求の中にある「受講者が眠らないよう、大きな声で、うまく話を進めて欲しい。」というプレッシャーに負けないためにも頭の中で話の流れを組み立てながら、それなりにインパクトのある内容にしていきたいと思います。
今日は、明日発行のOzeki−Letterの編集もしなければならないので、一日パソコンをたたいていることになりそうです。

2005.01.05

今日は“仕事始め”

あけましておめでとうございます。
大晦日までは書いたのですが、元旦からさぼってしまい、2005年は今日からの書き込みです。
今日は、爽やかな青空が広がって、今朝の夜明けには散歩をしながら朝焼けに赤く染まった富士山を見ました。が、出勤する時間になって風がでてきて、今は冷たい風が音を立てて吹いています。
今日は当事務所の仕事始めです。今年も頑張りましょう。
今年2005年については、ずいぶん前から電子政府の稼働による「情報化社会」の幕開けであり、大転換期を迎える年であることを書いてきました。
変化はもう既に何年も前から起こっており、その変化が社会に顕在化してくるのが今年であると思っています。が、その変化は時として予想し得ない形で現れてくるものです。私たちは、既に起こっている変化を注意深く考察しながら予期しない変化に対応していかなければなりません。
いずれにしても、これまで当然の前提としてきた常識をそのままの前提として思考していたのでは変化が見えてこないことは自明の理です。今はまさに耳にたこができるほど言われてきた“IT革命”のまっただ中にあり、IT革命によるパラダイムシフトが起こっているという認識の下に“ゼロベース思考”で事象をとらえ、これから起こってくる価値観の変化を的確に把握し、その新たな価値観に基づいた思考によって成果を上げるべく努力をしていかなければなりません。
情報化社会へのシフトは、情報技術の進歩やそれを利用した社会システムの高度化やe−コマースの拡大といった現象ばかりではなく、社会が共有する価値観を変え、その新たな価値観に基づく社会規範や文化を生み出していきます。そういう意味においても今年は“面白い”年になると思っています。

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