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2006.09.28

新政権雑感

今日は、すばらしい秋晴れです。富士山が黒々とした姿を見せています。しかし、暑いです。
安倍内閣の顔ぶれは、まぁ、無難なところでまとめたなぁ。。。という印象です。ただ、総務大臣に就任した菅さんは、神奈川県が選挙区の議員で、行政書士に対する理解があり、神奈川県行政書士会とも親交があるので、よかったと思います。
安倍首相は、前内閣の改革路線を引き続き推し進めるとしていますが、この陣容を見る限り、その迫力は感じられません。一面ホッとしていますが、政策運営次第では、これまで強力なリーダーシップによって強引に進められてきたこれまでの制度のぶちこわしの中でたまっているストレスが吹き出し、社会秩序が大きく揺らぐ事態も考えられ、安心してはいられません。
しばらくは、安倍内閣の打ち出す基本政策が明らかになるまで様々な動きを注視しなければならないと思うのですが、特に、規制改革・民間解放の流れがどうなるのかはきわめて興味深いものがあります。現行の規制改革・民間解放推進会議は今年度中の答申とりまとめに入っていますが、まさに、ここでの議論が格差を生み出し、市場競争を煽っているので、その方向性は変化せざるを得ないものと思っています。成り行きを見守っていきたいと思います。

2006.09.27

今日は窓口表示板の配布

今日の小田原は曇ですが、今にも泣き出しそうな空模様です。
今日は、これから自分の車で伊勢原の行政書士会建設農地・環境部の部員さんのところへ行き厚木、藤沢、平塚、小田原の県で先(土木事務所、地区行政センター)の各窓口への行政書士表示板配布に同行します。
なので、自宅でこれを書いています。
昨日発足した安倍内閣の陣容や記者会見で聞いた感想などを書きたかったのですが、時間がないので、明日にします。

2006.09.26

県指名参加資格認定申請への疑問点

今日は曇。かなり強い風が吹いています。この風が止むと雨になるようです。
昨日の県・市町村共同受付による指名参加資格認定申請研修会は、県建設業課の主査さんからレジュメに従って淡々と説明があり、それなりに理解は出来たと思います。が、昨日私が研修会に参加したねらいは、一般委託の細目に関する諮問をしたかったのですが、休憩時間に講師の主査さんに聴いたところ、一般委託の担当は、出納局総務課なので、細かいことは解らないと言うことで、質問を取りやめ、休憩後は電子入札の説明であったので、そこで失礼をして帰ってきてしまいました。
質問をしたかったのは、一般委託であるプール監視業務の申請についてなのですが、個別事例なので、研修会で質問するのもどうか。。。と思ったのですが、昨年、この問題で当事務所は県の各部局や市町村との調整で大変な苦労をさせられ、一応の決着がついたと思っていたのですが、またぞろ同じ問題が「申請の手引き」に出ているので、確認をしたかったのです。
それは、プール監視の業務委託を受注するためには、「警備・受付の委託」と「労働者派遣業務:プール監視員」という二つの項目を選択しなければならないのですが、それに必要な許可等として警備・受付の委託には「警備業認定証」、一方の労働者派遣業務:プール監視員には「一般労働者派遣業許可証or特定労働者派遣業届出書」が、双方「必須」となっているのです。ところが、警備業法によって警備業者が労働者派遣事業を行うことを禁じているのです。明らかに矛盾しています。
今年、埼玉県で痛ましいプール事故がありました。あの事故でも、派遣社員が責任者とされアルバイトの監視員を使っていたために、責任の所在が曖昧となり、事故につながったという意見があります。公共発注者が、コストだけを考え、プール監視員を派遣社員でまかなうことは好ましくないのだという教訓だと思うのです。また、プール監視委業務は警備業の業務として警備業の認定を受けた業者以外は出来ないことになっています。警備業者が参入できない労働者派遣業者にいったい誰を派遣しろと言うのでしょう。理解に苦しみます。

2006.09.25

今週のスケジュール

今日は晴、予報ではかなり涼しくなると言うので、スーツ姿で徒歩通勤しました。が、予想に反して風は涼しいのですが日差しがきつく暑かったです。
今週は、
月曜日:書士会の県指名資格認定申請の説明会(横浜)
火曜日:日行連規制緩和、民間解放委員会(東京)
水曜日:窓口規制の表示板を配布するため県央、県西の県出先機関周り(県内)
木曜日:午後遺言相談予約で相談者宅へ(県内)
金曜日:血液検査、建設産業歴史研究会(新橋)
と、言うことで、隙間なくスケジュールが埋まっています。
先週土日をやっと休めると思ったのですが、義弟一家が来訪。気持ちよく小田原の地酒「火牛」で乾杯し、撃沈。昨日日曜日は、ゆっくり休めたのですが、疲れがとれません。

2006.09.22

お手並み拝見

今日は曇で、少し蒸しています。が、気温はさほど高くありません。
この所、秋風が吹き出したせいか、疲れがどっと出てきた感じで、いくら寝ても疲れが残っています。1週間ぐらい“かの地”でのんびり休みたいと思う今日この頃です。
いよいよ安倍新総裁が誕生し、“改革劇場”第2幕の始まりです。なぜ「劇場」かと言えば、「日本をどのような国にするのか」というグランドビジョンが殆ど示されないまま、それが本当に国民にとって必要な「改革=変革」なのかという問に答えることなくがらがらと制度・法律が変わり、それによる混乱を生じ、まだまだ先にならないと本当に「よりよい社会」になるかどうかの答えが出ない。にもかかわらず、役者だけが目立つという意味なのだと思うのです。
今回、総裁選を通じて安倍氏は、「美しい日本」をキャッチフレーズに“教育改革”に取り組む姿勢を明らかにしました。ここでも“改革”という言葉が使われていますが、どんな提案が出てくるのか注目をしていかなければなりません。
いずれ、安倍氏は私より1歳下の52歳。同世代ということもあり、頑張っていただきたいという気持ちはあるのですが、当面は、首班指名を受け、首相に就任してからの閣僚人事を注目していたいと思います。

2006.09.21

行政書士にどこまで相談できるのか?

今日は朝から先日の小田原産業まつりで使用した相談会グッズを返しに横浜の行政書士会へ愛車でひとっ走り行ってきました。途中保土ヶ谷バイパスで少し混んだものの比較的スムーズで、8時30分に家を出て11時過ぎには小田原に戻り、車を置いて少し水分補給をしてから歩いて事務所に来ました。ちょっとした朝のドライブでした。
とある文書(F&A)で、「行政書士にどこまで相談することが出来るのか?・『作成についての相談』と相談は、どこが違うのか?」という質問に対して「行政書士が出来るのはあくまでも書類作成についての相談のみであり、紛争解決を対象とした相談は出来ない。」という素っ気ない回答が書いてあります。
聴けば、この回答はどうも法務省のお役人が書いたもののようで、どおりで...です。
で、その回答を書けというお達しがあったので、「行政書士が出来る相談は、紛争解決を対象とした『法律相談』ではないが、書類作成係る全般的な相談であり、法令の解釈、制度の説明など行政法規及び民事法規に関する法規・法制相談である。また、契約など紛争に至らない段階での予防法務的な法律相談にも対応できる。」という回答を書いてみました。
「法律相談」というと弁護士の専権のようにいわれていますが、弁護士法にいう「法律相談」は、同法72条の「法律事件」に関するもので、法的紛争に係わり、当事者の一方に有利な法解釈等の照会を主とするものと解されている。行政書士の「作成についての相談」とは、一般人に対して現行法令の定めがどうなっているのかを教示し、適正な書類を作成するため或いは紛争を未然に防止するための法的アドバイスをすることが主であり、この様な相談に対する社会的期待は高まっている。(法学博士兼子仁著:行政書士法コンメンタールP41)とされており、私たち行政書士は、この兼子教授のご意見を支持し、実践するべきであると考えています。
来月は、行政書士強調月間で、全国各地で「無料相談会」が開催されることと思いますが、是非、このことを理解して自信を持って取り組んでいただきたいと思っています。

2006.09.20

ご冥福をお祈りいたします。

今日は、台風13号が関東からは完全に遠ざかり、朝からすばらしい青空が広がっています。が、あっついです。
先週金曜日は、朝から土・日の相談会グッズを取りに書士会に行き、そのまま正副会長会、理事会と夜まで一日横浜にいたので、尽語を書く余裕はなく、土・日は、両日とも朝から小田原産業まつりでの無料相談会ブースに詰め、月曜日にはその疲れでバテてしまい一日ぐったり。昨日は、先週木曜日に急逝された埼玉会会長・日行連専務理事の故長島敬一氏の告別式に参列のため大宮まで行ってきました。
小田原産業まつりでの無料相談は、小田原支部始まって以来初めての取り組みでしたが、2日間で13件の相談があり、多くの人に行政書士会のパンフレットを手渡し、業務を説明したパネルを読んでもらい、それなりに行政書士をアッピール出来たものと思います。とりあえずは、無事に終わり、一定の成果を上げ、来年につなぐことが出来たので、ホッとしています。
昨日の長島敬一先生の告別式は、長島家と埼玉県行政書士会の合同葬として行われ、盛大且つ粛々とした中にも故人の人柄を偲ばせる愛情にあふれた久々の感動的な葬儀でした。
長島先生とは、先月の日行連組織改革特別委員会の際にお会いしたばかりで、突然の訃報に驚きましたが、35年間の行政書士としての取り組みや会と制度への貢献ばかりではなく、中国に小学校を寄贈し、名誉校長を務められていたことや地元で中国語学校を設立するなどして日中友好のために尽力されていたことなどを知り、また、65歳にして早稲田大学大学院の修士課程に入学して見事に卒業されたことなどを知り、驕らず、いつもニコニコと笑みを絶やさなかった長島さんが本当はものすごい人であったことを改めて知り、もっといろいろなことを吸収させて欲しかったとしみじみ思いました。
午後4時前になくなったことで、「会務中になくなった」という噂や様々な憶測がありましたが、火曜日に具合が悪くなり、診察を受けたところ心臓が悪いのではないかといわれ、紹介された病院でカテーテルを使った手術を受けられたそうで、その術中に心臓が何度か停止してしまい、なんとか心拍は持ち直したものの意識が戻らないまま亡くなったそうです。故人のご冥福を心からお祈りしたいと思います。

2006.09.14

「無理」を解決することが「改革」の中身

今日は朝からしとしとと雨が降っています。まさに秋雨。涼しいを通り越して寒いといった方がよい感じです。
昨日の日行連組織改革特別委員会は、かなりつっこんだ議論でした。私以外は、皆さん単位会の会長さんで、それぞれに自分の考えをしっかりもたれた大人の方々なので、議論をしていてもなかなか面白いもので、これが「情報相互作用」ということなのかなぁ。と感じました。
私も、もう10年以上何らかの形(殆どWG委員としてですが)で日行連と係わってきて、一番古くは22年前、開業して3年目で当時の日行連広報部の座談会に出させていただいたことがあるのですが、そのころから感じているのは、日行連の役員の皆さん歴代沢山の方々と行き会ってきましたが、本当に真摯に会と制度のことを考えておられ、皆さん人柄も良く、人格もきちんとされているのですが、ただ、本当に皆さん「忙しい」ということです。
この「忙しい」ことが日行連の一番の問題で、長年のジレンマのように思われます。それは、役員の殆どが各都道府県行政書士会の会長の職務をこなしながら、日行連でそれぞれの分掌業務を担っているわけですから、物理的にも精神的にも忙しいのが当たり前の世界なのです。この「無理」をどう解決していくのかが今回の「改革」の中身であると考えています。具体的には、まだ議論の途中なので書くわけにはいきませんが、日行連を活性化し、会と制度を新たな21世紀社会の中で守り、発展させる基盤を作るためには、避けて通れない問題であり、困難ではあるけれども頑張りたいという思いです。

2006.09.13

涼しくなった。

今日の小田原は朝方までの雨は止み、今は曇です。急にやたらと涼しくなり、夏の疲れがどっと出ているようです。やたらと体がだるくて参ってます。
今日は、午後から開催の日行連組織改革特別委員会で東京渋谷の日行連行きです。東京は一日雨の予報なので、憂鬱ですが、私の提出した改革案件の検討があるので、頑張って出掛けたいと思います。
今週末、16日(土)、17日(日)は「小田原・箱根産業まつり」が小田原城址公園で開催され、行政書士会小田原支部も初めて“相談コーナー”を出店することになり、両日とも午前10時から午後4時まで相談を受け付けます。台風が心配ではありますが、涼しくなったので、多くの人が出ると思います。成功を目指して相談員全員の力を合わせて頑張ろうと思います。

2006.09.12

「9.11 5年目の真実」

今日の小田原は曇。雨は落ちていません。かなり涼しい朝です。
昨夜は、「9.11、5年目の真実」というTBSのドキュメンタリー番組を観ました。確かに9.11以来世界は変わりました。しかし、決して良い方向には動いていないと思っています。
テロは決して許されるものではないことは全世界の通常の心の人々にとっての共通した理解だと思うのですが、何をもってテロと定義するのかは大きな問題です。国家が正規の軍隊を使ってする無差別の殺戮はテロではないのでしょうか。アメリカは、ブッシュ政権の下で「テロとの戦争」を言い続け、今や、「イデオロギー」をその対象にしようとしています。これでは、人類が共存していくことがより困難になり、テロはますます世界的なものへと拡大していくと思われます。
昨日のドキュメンタリーを見ていて、今の平和、我々の日常がこのまま平穏であり続けることを願わずにはいられませんでした。9.11で犠牲になった人々の尊い命を無駄にしてはならないのです。ここの犠牲者の悲劇を忘れないことも必要ですが、テロや戦争の根底にあるものを見つめ、人の命の尊さを一人一人が考えることが必要なのではないでしょうか。そして、今のアメリカの世界戦略に与することがどれほど危ういかを考えなくてはならないと思っています。

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