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2009.05.29

みんなが成長できる“場”を

今日は、かなり風が吹いていますが曇です。先ほどから少し日差しがありますが、天気予報では大きな傘が必要な一日だといっていました。

今週は、火曜日の出来事があり、考えていたことが実行できない立場となってしまったことで意気消沈。どっと疲れが出てきしまいました。

まだ、日行連での立場がどうなるかがわからないとはいえ、多分来月の総会で理事職は任期満了退任ということになるであろうと覚悟を決めることにしました。7月7日の登録委員会が“最後のご奉公”ということになりそうです。

なんて、ネガティブになっている自分がいます。なので、ここは一息入れて疲れを癒すことになしました。

行政書士会、日行連組織のあり方や運営の仕方などについてネット上で様々な意見飛び交い、リアルな場においても巷間様々な意見があるわけなのですが、どれもきちんとした議論になっていないことに危機感が募ります。

今、この組織に欠けているのは、哲学・理念、そしてマネジメントだと思っています。その上に立って、民主的なルールと適正な手続の下で情報公開をし、意見の交換をすることが求められていると思うのです。

ネット上で飛び交う様々な情報・意見を封殺しようなどとはつゆほどにも思いませんが、何のル-ルもなく、しかもハンドルネームや匿名でまさに勝手気ままな意見を言い合うというのでは組織でも何でもありませんし、決して民主的でもありません。

そういう意見や情報の多くは、会則、規則、法令をきちんと読まず、感情的な思い違いや不十分な理解、誤解に基づいていると思われるのです。こんな事を書くと厳しい意見が寄せられると思うのですが、誤解を恐れずにいうのならば、組織内民主主義を確立していくためには、ルールに基づく冷静で真摯な議論と参加者の共通理解を土台にした情報相互作用によってみんなが成長できる“場”を作らなければならないと思っています。

他の資格者団体も含め、強制会制度を採っている組織に対して強制入会制度の見直しが議論されている中で、今後の組織のあり方、組織内民主主義を確立して強制入会制度を維持していくために何をするべきなのかを真剣に考える必要があるのだと考えています。

2009.05.28

日行連会長選挙に思うこと

今日は朝から雨です。昨日昼間は蒸し暑かったのですが、夕方からは涼しくなり、今日は20℃に達しないで涼しいようです。

各都道府県行政書士会の総会も一部を除いてほぼ終わりに近づき、今日が日行連会長選挙の立候補届の締め切り日です。

現在のところ4人の候補が名乗りを上げているようですが、もう少し増えそうだという噂も入ってきます。日行連は、行政書士“会”連合会なので、構成員は各単位会ということになり、立候補者は3つの単位会からの推薦を受けなければなりません。

総会は、代議員制なので、私たち役員には選挙権がありません。しかも、選挙時には会場からも出なければならないことになっており、2年前の総会では執行部のトップを決めるのにその下で働く役員が選挙に参加できないことに不合理を感じました。

議案審議においては、執行部が提案者なので議決権がないのは当然なのですが、会長選挙については、役員に選挙権を与える特例を設けてもよいような気がしています。

現状では、日行連役員選任規則において会長は「選挙」ということになっているので仕方がありませんが、私は、選挙という方式が必ずしも強制会である行政書士会の全国組織にとって最良のものであるとは思っていません。

どんな制度にも良い面と悪い面があることは自明の理ですが、「選挙」で候補者同士が争うことによって、論功行賞人事が繰り返され、適正な人的資源の確保が出来ていないばかりか、組織の継続性が全く確立せず、新たに選出された執行部が、前執行部を全面否定するところから始まることが繰り返されてきたことによって組織内の情報の蓄積がほとんど出来ていないのが現状だと思っています。

従って、組織内の議論がコップの中ということになりがちで、中長期の展望・ビジョンを持った戦略的な議論が全くないと言っても過言ではありません。また、制度を取り巻く様々な環境の変化、時代の動きによって起こる様々な事象に対しても緊張感のある対応がとれているとは言い難い状況にあります。

このことの改革は急務なのだとこの4年間言い続け、一昨年には組織改革検討特別委員会の委員として大胆な提案を行い、会則・規則の改正に携わりましたが、会長が替わり、その理念を理解しない執行部が編成されてしまったので、未だ組織改革は中途半端であり、それぞれの機関の果たすべき機能がほとんど活かされていないという現実なのです。

今回立候補される方々には、このことを十分に理解していただき、未だ組織改革の途上であるという認識の下で政策、ビジョンを語っていただきたいと切に願っています。

2009.05.27

今期もまた支部推薦理事のまま

今日は日差しがあるものの曇、日中にわか雨があるという予報でしたが、蒸し暑い朝です。

昨日は、朝から総会準備の議長、副議長との打合せに、昨年一昨年、日行連総会議事運営委員を経験したものとしてのアドバイスを求められ、朝から出掛けてしまったので、尽語を書いている時間がなく、飛んでしまいました。

昨日の総会は、議長選任後、議事に入ろうとしたときに「会長解任決議を求める動議」が提出されたのですが、議長の采配で規則どおりに処理をされ事なきを得ましたが、「動議」を提出したのが元副会長の現相談役であったことにびっくりです。まさにこの会の不団結を象徴したような出来事でした。

総会の議事は、その後粛々と進み、いよいよ会長選挙になったのですが、1回目の投票では3人の候補者に中で過半数を超える得票をしたものがいなかったために、現会長と現総務部長である候補者の間で決選投票が行われ、4票差という僅差で現会長が惜敗するという結果に終わりました。

「暴言、女性蔑視発言」で批判を受けていた副会長は1回目の投票で3位となり、落選をしたので、私が危惧をしていた最悪の事態は避けられたのですが、新会長の下で副会長になったので、彼の態度は変わらず続くのでしょうねぇ(悲)。

私は、惜敗をした側の推薦者に名を連ねていたので、今期もまた支部推薦理事のままです。

私は、同じ執行部の副会長、総務部長が支えるべき会長に対抗して立候補することに違和感を覚え、組織の危機的状況を乗り越えるために団結をするべきだという思いと、この2年間で組織内民主主義を確立するために、ルールと手続に基づく会運営という組織風土を醸成したいという思いで推薦者となったのですが、残念です。

とはいえ、今度の新会長は、45歳という若さで開業10年目。力量はまだまだ未知数で何とも言えませんが、頑張って欲しいものです。

昨日は、東京会、大阪会でも会長選挙があり、東京では、現会長で日行連専務理事が落選し、大阪では、前期大阪会会長で日行連副会長であった候補が当選したので、日行連の様相も大きく変わることとなります。

私自身はどうなっていくのかは全くわからない状況ですが、いずれにせよ会と制度のために出来ることをこつこつとやっていきたいと思っています。

2009.05.25

“トップの条件”?

今日は曇の月曜日。朝は肌寒いくらいでしたが、日中は昨日よりだいぶ気温が上がるようです。

一昨日は28℃の夏日、昨日は20℃に届かず、今日はまた夏日に近いということで、この温度変化に身体がついて行けません(悲)。

先週金曜日は、静岡県行政書士会と栃木県行政書士会の総会が行われ、日行連の現会長と筆頭副会長が地元単位会の会長選挙で揃って落選するという事態になりました。

明日26日火曜日は、激戦が予想されている東京、大阪、神奈川の総会・選挙が行われます。その結果がこれからの日行連の方向性に大きく影響してくるので、大いに気になります。

私の地元神奈川では、前にも書いたとおり現執行部から3人の候補が出て争っているのですが、そのうちの一人が選挙用にブログを作り、「トップの条件」という文書を書いているので、少し検討してみたくなりました。

そのブログでは、「トップの条件」として、「第1に事に臨んで適正な処理が出来ることです。」「第2に、会員の権利を守ることが出来ることです。」「第3に、行政書士制度を守り、これを発展させることが出来ることです。」「第4に、公正な人事を実現し、行政書士会を強力で機能的な組織にすることです。」と書いています。

まぁ、選挙用ですから耳障りのよいことの羅列ですが、トップの役割は「目標を立て、計画し、統制し、動機付けをして、評価をする。それらすべてに責任を負う。」事であり、短視眼的に現在起こっていることの過去の経緯を問題化し、それを基本にトップの条件を論じていることにはいかに選挙とはいえ違和感を感じざるを得ません。

特に会長職は「常に不確実な未来予測と不十分な経営資源の中で意思決定を迫られ、また、外部に向かっては組織の顔となり、内部に向けては信頼を構築し、人を動かさなければ」なりません。そのためには自らの政策ビジョンを語ることが必要であり、他者への批判を繰り返しているだけでは信頼は生まれません。

リーダーのあり方としては、伝統的に「専制的」と「民主的」という二つのコンセプトがあり議論されてきました。専門職能集団である行政書士会に、民主的なリーダーシップが必要なことはいうまでもありません。

かのブログの中や立会演説の中で過去の「暴言」や女性蔑視発言について批判を受けていることを真摯に受け止め反省すると言ってはいますが、60年近く生きてきた人間の本性、性格はそう簡単に変わるものではありません。過去の様々な「暴言」「発言」からは「専制的」な匂いがプンプンします。

今朝は、ウェブサーバーの不具合が生じたということで、アップが遅れてしまいました。

2009.05.22

二世候補の非公認

今日は朝は晴れていたのですが午前中あっという間に雲が広がり、今また晴れています。

午前中は、なんだかんだとばたばたしてしまい、尽語を書いていることが出来ずに昼になってしまいました。

とはいえ、書ける話題の少ない今日この頃なのでどうしようかと、、、(汗)

一番盛り上がるのは、やっぱり会長選挙のことなのでしょうが、下手に書くと選挙管理委員会からクレームが来そうですし、いいにつけ悪いにつけここで書いたことが選挙に影響するというのは本意ではないので書けません。

選挙といえば、自民党が新人二世候補者に公認を出さないことを決め、小泉元首相の二男も公認を受けられないことになったと報じられています。最も、その選挙区には自民党の公認候補は立てないということらしいので、看板だけは無所属で、当選したらすぐ追加公認を受けて自民党所属の国会議員ということになるという選挙民をバカにした話のようです。

可哀想なのは、その選挙区を地盤とする元県議会議長の娘さんが小泉二男の立候補のために小田原市を中心とする17選挙区に飛ばされて苦戦を強いられているのです。この際地元の選挙区に戻してあげたらいいのになぁ。などと勝手なことを思ってしまいます。

二世候補の立候補制限は基本的には賛成なのですが、こういう形でどうにでも逃げられるようにするというのは国民を欺く以外の何者でもないという風に見えてしまいます。きちんと制度設計をして法律で制限をかけるべきで、その際には選挙区をかえれば立候補できるという風にするべきだと思います。

しかし、一方では“ジバン、カンバン。カバン”という3バンがそれほどの威力があるとは思えなくなってきたこの時代に二世議員というだけで差別的な扱いになるのも可哀想な気がしますが、やはりスタートラインでハンデをもらっているので公平性を保てないということであれば仕方がありません。が、やっぱり、分かり易い制度にしてもらいたいものです。

昨日の大阪行きを取りやめたので、昨日、今日は終日事務所で執務です。

2009.05.21

代議員制の検討を

今日は曇ですが、朝から蒸し暑いです。梅雨入り前だというのに一足飛びに夏になったようです。

昨日の藤沢市民会館での神奈川会会長選挙立候補者の立会演説会は、300名以上入る小ホールを使いながら60名前後の出席者で、まばらな状態で開かれました。月曜日の横浜会場も似たような状態だったようです。

今回の選挙の方式は4年前に特別委員会で検討され、翌年の規則改正によって決められたのですが、前回2年前の改選時には現会長の他に立候補者がなく、選挙は行われなかったので、実際には今回が初めてということで、選挙管理委員会もかなりご苦労をされているようです。

が、これまでと同じ直接選挙方式はそのままで、10名の推薦者が立候補の必須要件となり、支部総会等での選挙活動をなくし、県内3箇所で立会演説会を行うことになったので、総会当日の立候補者の所信表明演説がなくなり、立会演説会でしか候補者の所信が聴けないということで、人の集まり具合が気になっていたのですが、案の定でした。

4年前の特別委員会の答申が示された際にも『2000名近い(当時)会員数になったのだから総会の直接参加方式を改めて代議員制にするべき』であることを主張したのですが、聞き入れられず、今回の方式になったのですが、立会演説会への参加状況を見る限り、この方法はあまりよいとは思えず、さらには、総会会場が2000名超の会員数に対して400余名が定員の県民ホール小ホールでは整合性がとれていないと思うのです。

総会の意義を考えれば会員の直接参加方式の方が民主的のように見えますが、例えば支部ごとに会員数10名に対して1名の代議員を支部総会で選出してもらうことによって支部の活性化に繋がり、本会の総会においても内容のある議論ができるようなると思われ、会長選挙に関してももっと効率のよい形で施行できると思うのです。

確かに、支部代議員の選出は、派閥を作りやすいことや一般会員の関心が低くなるなどの弊害も考えられますが、組織内民主主義を徹底し、風通しのよい組織にしていくためには、検討をしてもよい段階に来ているのではないでしょうか。

2009.05.20

マニフェスト

今日は朝から晴れています。大分気温も上がってきました。

昨日の登録委員会は、先月よりは少なかったものの150件超の審査でした。しかも半分以上が6号登録(公務員の行政事務歴)だったので、疲れました。

昨日は、民主党の幹部人事が発表になりましたが、小沢前代表が選挙担当の代表代行となり、岡田氏が幹事長ポストに収まったことはなかなか良い人事のような気がしています。これで政権交代が現実のものになるかどうかはわかりませんが、相対的にはそれなりの国民的評価が得られるのではないかと思えます。

いずれにしても、現麻生政権よりはましなように思えますが、何よりもこれからの日本社会のあり方についての中・長期のビジョンを示すことが求められていると思うので、なるべく早い時期にマニフェストを発表するべきだと思います。

我が神奈川県行政書士会の会長選挙も佳境に入り、今日も藤沢で立会演説会が開かれることになっていますが、今後2年間でどのように組織運営を見直し、対外的な信頼を得て制度を支えていくのかについて候補者の意見を聞きたいと思っています。

例の「業務改善勧告」を巡って若干感情的に会員を扇動するような文書も出回っているようですが、現執行部内の候補者同士が責任のなすりあいをしているような印象を振りまくのはいかがなものかと思います。特に会長と連帯責任を負うべき要職にあるものがこの問題を争点にしようとすることには疑問を抱かざるを得ません。

もちろんこの「勧告」を真摯に受け止め、綱紀委員会のあり方を含めた会運営の改善に取り組まなければならないことは当然ですが、選挙の争点にするべき問題ではないと考えています。むしろ、マニフェスト等で建設的に綱紀委員会のあり方を含めた会運営の改革に対するきちんとした姿勢を打ち出してその是非を問うべきであるような気がしています。候補者それぞれ(支持・推薦されている方々を含めて)が冷静で真摯な態度で選挙戦が戦われることを期待したいと思います。

組織内民主主義は、ルールと手続によって担保されなければならないことは何度もここで書いてきましたし、会議その他の場でも意見を言ってきました。この「勧告」を真摯に受け止めるならば、そのルールを再度きちんと見直し、その欠陥を補正して正常な手続によって会運営がなされるようにしなければなりません。

今回の会長選挙はその出発点だという視点が必要だと思います。

2009.05.19

“君子危うきに近寄らず”

今日は曇、気温は昨日に引き続き夏日になるようです。

昨日行った国会周辺は、マスク、マスクのオンパレードで、議員会館入り口では手の消毒をさせられました。その段階では、少々過剰なのではないかと思っていたのですが、大阪、神戸で渡航歴のない高校生に新型ウィルスの感染が確認され、どんどん広がっているという報道があり、人への感染を繰り返すことによって毒性を増す恐れがあるなどという見解も示されたので、結構深刻な状況になってきているという認識になってきました。

明後日、大阪に行く予定だったのですが、昨日帰宅後家族全員から乳飲み子がいるのだから出来れば大阪行きを中止して欲しいと強く迫られ、さらに今朝の報道を聴きながら大阪、神戸の高校や中学が休校となり、7日間自宅待機ということになったようですが、発症していない高校生などが大人しく自宅で待機しているはずもなく、街中は大変なことになっているように思え、“君子危うきに近寄らず”の喩えどおり、大阪行きを取りやめることを決意し、今朝、会議の主宰者に欠席の連絡をさせてもらいました。

近畿地方整備局との意見交換に参加できないのは残念ですが、大阪府知事が新型インフルエンザ流行警戒宣言を出すという異常事態なので仕方がありません。行政手続法研究会の皆さんには大変申し訳ありません。意見交換会が有意義なものになるよう祈念したいと思います。

今日は登録委員会で日行連行きです。先月は大量の審査で疲れましたが、今月はやや落ち着くのではないかなどと淡い期待を持ちながらでかけます。

2009.05.18

「業務改善勧告」について(続)

昨日の雨風は止み、今朝は晴れています。風もなく穏やかですが、暑くなりそうです。予報では夏日(28℃)になるようです。

今日は、午後3時過ぎに東京へ出掛ける予定なので半袖ワイシャツにしました。もちろん先方に失礼のないようスーツは着用ですが(汗)。

今週は、今日が東京参議院議員会館行き、明日は登録委員会で日行連。明後日水曜日は、神奈川会会長選挙の立会演説会で藤沢市民会館行きで、翌木曜日は大阪での行政手続法研究会と近畿地方整備局との意見交換会に出席してそのまま一泊。金曜日朝の新幹線で小田原に戻り、夜は小田原箱根商工会議所青年部懇話会(OB会)の総会で小田原市長との意見交換に参加。ということで、今週は忙しいです。

来週火曜日の神奈川会定時総会まであと1週間となり、今週は県内3箇所で会長候補者による立会演説会が行われるということで、選挙戦も佳境に入ります。候補者が3人とも現執行部の会長、副会長、総務部長という要職を担っている者同士で争うという異常な選挙で、しかも、それぞれに責任のある「業務改善勧告書」や現状では執行部のコントロールの範囲外にある綱紀委員会に関することが争点として取り上げられているようです。

県から3月30日付で出された行政書士法第18条の6に基づく「勧告」は、昨年県の懲戒処分受けた行政書士法人の懲戒対象となった事案についてその事実を綱紀委員会が前もって知っていたにもかかわらず不問に付していたことを不適正であると認定し、今後この様なことのないよう組織的対応の改善を求めたものであり、いわれているような何らかの「処分」に当たるものでも、将来に亘って何らかの「処分」の前提となるものでもありません。

もちろん真摯に受け止めて会における綱紀システムに関する問題点を精査し、改善するべきところは改善をしていかなければなりませんが、この「勧告」によって過去の執行責任が問われているものではないことは、県の対応を見ても明らかだと思っています。

綱紀委員会については、現行会則では、委員の選任は選考によるもとなっており、もちろん総会での承認が必要となりますが、完全に執行部から独立した委員会で、その運営に関する規則等の制定も理事会ではなく総会の専決事項とされているので、会長といえども綱紀委員会のあり方等について指導をする立場にはなく、逆に会長ですら調査対象に出来るということになっているのです。

多くの単位会では、本会のように「会員からの通報又は職権によって調査を開始する」という綱紀委員会の主体的判断によるのではなく、まず本会に持ち込まれたクレーム等をきちんと把握した上で、綱紀事案に当たると判断された場合に会長が綱紀委員会に調査を諮問するというシステムを採っています。

次期の理事会において本会の苦情処理、綱紀システムの検討を行い問題解決のための具体的な提案がなされるべきであると考えています。

2009.05.15

代表選挙に望むこと

今日も晴れていますが、今朝は身震いが出るほど寒い朝でした。日中も20℃には届かない予報なので、今日は長袖ワイシャツにスーツです。

民主党の代表選挙は、結局今週中に拙速に行われることになり、鳩山幹事長、岡田副代表の二人が立候補するというお粗末なことになっています。しかも、どちらが選挙に勝てるかなどという判断基準での選挙戦になっているという報道もあり、本当にガッカリさせられます。

政府の経済対策もそうですが、今の日本に必要なのは、100年に一度といわれる今回の経済危機に対して、この危機を乗り越えた後の日本社会をどうするのかという中長期のビジョンを持った政策であり、それによる安心感なのだと思うのです。

今回小沢氏の辞任による代表選挙は、政権交代を実現した後の首班指名候補者を決める選挙でもあり、国民にとっても重要な意味のある選挙だと思っています。その選挙で、中長期のビジョンが語られることなく、どちらが選挙の顔にふさわしいかなどと言うことで代表が決められたならば国民は多分そっぽを向いてしまうのではないでしょうか。

なんとかして欲しいと強く思いますが、虚しさが増していくばかりです。

昨日は、“ごまめの歯ぎしり”という河野太郎衆議院議員のメールマガジンが届き、「食糧自給率のうそ」のことや「全国の道路下の空洞調査」で役人のやりたい放題の日本の状況が書かれてあり、今読んでいる郷原氏の「思考停止社会-『遵守』に蝕まれる日本」という本では、食品偽装問題やコンプライアンスでのマスコミの異常さや経済司法の脆弱さがリアルに書いてあり、今、日本社会が崩壊し、めちゃくちゃな状態にあることを改めて実感させられています。

今朝の報道では、高速道路のETC割引(1000円)をお盆期間中も実施することが検討されているという話しがありましたが、まさになにをか言わんやの世界です。このままでは、日本社会は適正なバランスを失い本当に崩壊してしまうのではないかと思われるほどです。

以前様々な著書に書かれていた“パラダイムカタフトロフィー”(崖っぷち)という言葉を思い出します。

民主党の代表選挙が、この重要な時期に行われていることを真に理解して国民の期待に応える方向で行われることを心から望みたいと思います。

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