小関ブログ

事務局機能について一言

今日も曇りです。日中は所々で雨の予報なので、傘が必要なようです。
今日は、行政書士会の事務局機能検討特別委員会に出席のため横浜行きです。ついでに住宅保全協会の入札参加資格登録や宅建免許変更届の申請などの仕事もしてきます。
事務局機能については、議論はほぼ出尽くしていると思うのですが、問題は、むしろ執行組織側の認識や意識レベルの問題に帰するような気がしています。今回の会長選挙の候補者の一人がその所信表明で、事務局改革をあげて「会員のための事務局」という考えを強調していますが、事務局は、個々の会員の奉仕者として存在しているのではなく、会の継続的な日常事務を処理することによって執行組織を補佐し、その活動を通じて会員全体に寄与するためにある組織という位置づけであると考えています。
最近「事務局の態度が冷たくなった。」とか「事務局の態度が横柄だ。」といった意見を耳にすることがあります。これらは、率直な感想として出てきているので、決して軽視は出来ません。しかし、その原因となるのが、執行組織と事務局の間の関係が不正常であることの表れであると見ることも出来ます。事務局職員も人間であり、人間関係や職場環境に左右されるのはしかたのないことだと思うのです。もちろん、会組織にとってのカスタマー(顧客)は会員であり、顧客満足度を上げるために各部署が努力するのは当たり前のことで、事務局と雖も会員個々に不快感を与えるような言動は慎むべきであることはいうまでもありません。
事務局の機能をアップし円滑な会務の執行を実現するためには、執行組織と事務局の信頼関係を確立することが不可欠なのだと思います。ちょっとした「ご苦労様」という一言や「有り難う」という心のこもった一言が事務局職員のモチベーションを高める要素であることを役員、そして会員一人一人が理解をしなければならないと思うのです。
「おまえらは我々の奉仕者なのだからいうことを聴け」とか、「頼まれたら何でも素直にやるのが当たり前」などという認識では信頼関係を醸成する風土など生まれてこないのは当たり前なのです。事務局機能を高めるためにシステムの整備の必要性は否定できませんが、それ以上に会の執行組織の中での事務局に対する正しい認識の確立とそれに基づく行動の実践が何より大切なことであると考えています。

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