小関ブログ

“揺り戻し内閣”?!!

今日は、雲が多いながらも晴れています。が、夜には雨になるようです。夕方から東京行きなので、傘を忘れずに持って行かなければなりません。
昨夕、安倍改造内閣の顔ぶれが発表されました。妙な安心感を与えてくれる顔ぶれで、決して「人心一新」という印象はありませんですねぇ。早速、各局TVのコメンテーターがこの内閣の様々なネーミングを披瀝していましたが、イマイチピンと来るものがありませんでした。
“揺り戻し内閣”というのが私の感想です。ベテランと、派閥の領袖を集め、小泉前首相が“ぶっ壊した”と言われるそれ以前の自民党の壊しきれなかったシステムが見え隠れし、小泉改革を引き継いだはずの安倍首相の推進力のなさが露呈し、改革路線の修正をせざるを得ない状況に陥った自民党の党内事情が表れているように感じます。
とはいえ、基本的な路線を支える経済財政相、経済産業相、国土交通相、金融・行革担当相を留任させているので、これまでの改革路線を頑なに継続する姿勢も見せているので、今回の参議院選挙で明らかな国民の意思をどうくみ取るのかは全く不透明であり、これからの具体的な施策の実施を見ないと何とも言えないというのが正直な思いです。
いずれにせよ、今の自民党内におけるベストな人材を集めたという評価はうなずけるものがあり、これが通常の政局での組閣であれば、相当に実力をもった陣容だと思われるのですが、責任の取り方を間違えた首相の下で、どれほどの仕事が出来るのか・・・もったいない、と思うのは私だけでしょうか。
来月招集される臨時国会で厳しい対応を迫られることとなるこの内閣に多くを期待することは出来ないのかもしれません。が、逆に内閣が補強されたことで、民主党の実力(政権担当能力)が高いレベルで試されることになるので、臨時国会での攻防を注視していきたいと思います。

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