2006.08.10
今日は台風一過の快晴です。一昨日と昨日は、日行連の登録部会と組織改革特別委員会に出席のため、台風情報を聞くこともなく泊まりで東京にいたので、結局、上陸寸前まで来たのになんだか解らないうちに台風はどこかへ行ってしまったようです。殆ど傘を差さずに済んでしまいました。
東京での泊まりは、駒場エミナースという宿泊施設でしたが、部屋にはいると「暑い中お疲れ様でございます。冷蔵庫に水が冷えております。喉を潤してください。」というメッセージがあり、冷蔵庫に水のボトルが1本冷えていました。もちろん無料です。ちょっとした気遣いですが、何とも気の利いたサービスだと嬉しく思いました。こういうさりげないことが気持ちに残るものです。
しかし、この二日間は疲れました。一昨日の晩に遅くまでアルコールを飲んだということもありますが、登録審査では神経が疲れ、昨日の組織改革では頭がかなり疲れました。今日明日は事務所で執務して、明後日12日から16日まで夏休みです。のんびりしたいと思います。
2006.08.08
今日は台風7号の影響で雨。これから中部経由で関東へ来るらしい。。。明日。
今日午後から登録部会で渋谷の日行連に行き、明日は午前10時から組織改革特別委員会なので、そのまま近くの駒場エミナースで泊まる予定なので嫌な感じです。
今日は、またまた「会社法」で一言。。。
会社法の施行で、株式譲渡制限のない会社を一律に「公開会社」と呼ぶことになりました(会社法第2条第5号)。しかし、この株式譲渡制限は、昭和41年の商法改正によって法制化されたもので、それ以前に設立された株式会社は、その後定款変更をしない限り当然に譲渡制限のない会社と言うこととなり、会社法の定義では「公開会社」になります。
今回、昭和41年以前の株式会社を解散することとなり、司法書士を通じて会社解散、清算人就任の登記を申請したところ、「公開会社の小会社なので、会社法施行と同時に監査役の職務範囲が変わったことによる任期満了が発生しているので、解散登記の前にその重・就任登記が必要」だと登記官が言っているというのです。
解散によって当然に退任が予定されているのにです。全く意味のない登記をなぜさせるのかと司法書士も詰め寄ったようなのですが、結局監査役の変更登記をしなければ解散登記は受け付けないということで、補正に応じたようです。
そのために登録免許税が1万円プラスになってしまいました。何という理不尽でしょう。
この会社法、時間がたちその実務的な実態が明らかになればなるほど解らないことだらけという印象が深まります。なぜ、有限会社制度の廃止が必要だったのでしょう、なぜ、利益金処分という形で株主総会に委ねるのを止めて株主資本変動計算書なのでしょう。なぜ、職権で登記された事項を抹消・変更するのに登録免許税がかかるのでしょう。なぜ、これほど細分化された会社形態を法制化する必要があったのでしょう。なぜ、が多すぎます。
まさに、これまでの商法による会社法制の基底にあった日本的な文化を破壊し、無理矢理アメリカ型の考え方を法律にしたのではないかとさえ思えます。国会でどのような議論がなされたのかはあまり報道されてきませんでしたし、あまりに拙速な施行であったために国民どころか法務局(登記所)でさえ十分に理解する時間もないままどんどん実務的に進められていくので、とまどうばかりです。
2006.08.07
今日も朝から真夏の天気です。
昨日の長野県知事選挙、即日開票で現職だった田中氏が負け、村井仁氏が新知事になった模様です。今朝はそのニュースでもちきりでした。かなりの得票差がついたので、皆さん結構言いたいことをいっていましたですねぇ。
彼が負けて、ホッとしたようなそれでいて一抹の寂しさを感じているような気分になりました。車座集会を開いたり、ガラス張りの知事室を作ったり、大型公共事業を中止したりと何かと話題を提供してきたわけですが、前回衆議院選挙で、よせばいいのに新党日本なる政党を立ち上げ、党首に就任したときから長野県民の心をつかみきれなくなっていたのかもしれませんねぇ。
今度の村井氏は、国会議員としての実績もあり、防災担当相や国家公安委員長としての経験もあるバランス感覚に優れた人という印象があります。以前の長野県政には戻さないといっているので、どんな県政を実現していくのか興味津々といったところです。
今週は、明日火曜日が日行連登録部会で、明後日水曜日は朝から同じく日行連の組織改革特別委員会なので、明日の晩は渋谷に泊まりです。
2006.08.04
やっと夏らしい天気になってきました。今朝は、土方焼けになるのがいなので、徒歩通勤の途中で、上半身裸でウォーキングをしてきました。昼休みにも酒匂川のサイクリングコースで焼きながらウォーキングをしてきます。夏が終わる頃には真っ黒に日焼けしていると思います。
さすがに街中でそれは恥ずかしいのですが、河川敷に入ってしまえば全く気になりません。かえって爽快です。ただ、ずいぶん暑くなってきたので、水分補給だけは欠かせません。熱中症には十分注意です。
この所、気になっていることがあります。それは、行政窓口の対応なのですが、やたらと小役人的傾向が至るところで強まっていると感じるのです。昨日も他の県の建設業許可窓口で、備考欄に参考として書いてあった以前の許可番号を「消せ」という指導があり、当事務所の者が消そうとしたら、「捨印がないのに何をやっているのか」と言われ、捨印がないので受け付けない。ということで、申請書を返されてしまったそうです。仕方がないので、持ち帰り、捨印一つをもらうために依頼人と郵送でやりとりをしなければなりません。
神奈川県では、以前の許可が解っている場合、その番号や許可年月日を参考に「備考」として記載することは通例で、当たり前になっているのです。しかも、書いてあった方が解りやすいはずです。にもかかわらず、「うちの手引き」には書いていない不要なものだから消せと言うのはいかがなものと思わざるを得ません。しかも、捨印がなければ消せないと言って受付を拒否するのですからひどい話です。要件に係わることや明らかな誤記の場合は別ですが、、、。
「地方分権」効果なのでしょうかねぇ。
2006.08.03
今日の小田原は、晴れているような、曇っているような、なんだか解らない空で、箱根山も全く見えません。 蝉の声も元気がなさげで、まるで“夏が来た”と言うよりいきなり“残暑”の気分です。
昨日の横浜アリーナで行われたプロボクシングWBAライトフライ級王座決定戦の中継を見て嫌な後味が残りました。1ラウンドでダウンを期して出鼻をくじかれ、その後少し盛り返してはいたものの終盤(特に11ラウンド以降)はスタミナ切れが明らかで抱きつくシーンが多く、どう見ても亀田興毅の劣勢は明らかでした。ところが、その亀田興毅が2-1の判定勝ちで世界チャンプになってしまいました。どうにも釈然としない試合でした。
今朝の新聞・TVもこの判定に対する意見が分かれ、多くの国民が疑問を感じていると報じていました。実際、試合開始前の2時間もの間亀田兄弟、親子の特集を組み、さんざんじらした上でのあの試合内容、そして判定ですからTBSに抗議の電話が殺到し、不満の声が上がるのも当然だとは思います。
私は、正直あの親子、兄弟の不遜な物言い、態度が大嫌いです。なので、昨日の試合途中では、この世界戦で負けることは帰って彼らにとって良い薬になるし、少しは反省をし、礼儀をわきまえてくれるのではないかなどと考え、彼が負けることを期待したのですが、結果は、さらにあの態度を助長するものになりました。
ボクシング界を見返してやろうという気概は立派だと思いますが、これまでの歴代日本人世界チャンピオンの中で、あれほど不遜で相手や世間を馬鹿にする態度を取った人はいないと思います。選手としての力それなりのものがあることは認めますが、今後はチャンピオンにふさわしい人格と態度を身に付けて欲しいものです。
2006.08.01
梅雨が明けたと言っても今日も空はどんよりした曇りで、まるで秋のような気配が漂っています。西日本は夏が来たようですが、ここはまるで一足飛びに秋になってしまったかのような天候です。
昨日からガソリンが大幅値上げになりました。まさに実体経済の需要と供給のバランスではなく、市場経済の投機的な先物取引による資金の流れが経済全体を支配し始めているように見えます。まさに市場至上主義による計量経済社会への移行が始まっているのではないでしょうか。
このまま「構造改革」の名の下に競争を激化させ、格差社会が拡大していくことによってどんな結果が待っているのかという不安が増大していきます。何かがおかしいと思い始めているのは私だけではないと思うのです。
今朝その疑問を持ってネットを検索し、「日本再生の可能性を問う」というサイトを見つけました。そこに書かれていたことは、まさにふくらみつつある疑問に答えてくれているもので、素直に読むことが出来ました。
今、この社会に必要なのは、ケインズの言う「富の再配分」を全面否定することではなく、不正や官僚主義を打破して21世紀にふさわしい透明で公正な社会をどう作るかと言うことであり、弱肉強食の競争社会にして一部に富を集積させる格差社会を作ることではないと思うのです。今や、公共事業=悪という認識が一般化してしまった感がありますが、それはこれまでの箱物や高規格道路、整備新幹線などといった大型プロジェクトの中での不正、不透明性の問題があったことや、縦割り行政による類似施設の乱立など国民の目に映る公共事業が必ずしも国民の要望に応えるものではなく、権力的に進められてきたひずみが表面化したものなのだと考えています。
本来公共事業は生活に密着した社会基盤整備のために行われるものは住民にも受け入れられてきたはずで、特に山岳地帯が多く平野の少ない国土にあって、毎年起こる水害等の災害防止のための事業はもっと進めていかなければならないと思うのです。今後、これまでに造られてきた建築物や構造物がその寿命を迎えそのリホームが必要になってくる時代がもうそこまで来ています。多くの都市がそのことによって大量の廃棄物を抱え、その処理に行き詰まることは目に見えています。
その処理を民間だけでまかなうことは到底無理であろうと思われ、そのためにもきちんとした政策を確立し、政府あるいは自治体の主導で解決策を見いだしていかなければならないのだと言うことは想像に難くありません。その一事をとっても、「小さな政府」ではすまされない問題であると強く感じています。
政府は「骨太の方針」などというものを示して、競争社会の拡大を目指し、小さな政府論によってあまたの公共福祉を切り捨てようとしているかに見えます。これでは国民が救われません。今、自民党総裁選挙の候補者が取り沙汰されていますが、是非、国民の前できちんと政策を掲げ、論争をし、今後どんな社会を形成しようとしているのかを明らかにしてくれることを強く望みたいと思います。