2007.10.31
今日は、時折日は差すものの曇です。
昨日は、尽語を書いたあと、急遽静岡県庁へ出張することとなり、ついでに足を伸ばして浜松の総合庁舎へも行ってきました。
静岡県庁は、建設業の新規申請でしたが、なんと、申請内容はOKだったのですが、申請書に添付する残高証明書の有効期限が“証明残高日から7日間以内に限る”(神奈川県は1ヶ月以内なので、そう思い込んでいたのですが^^;)という厳しいもので、それを過渡していたので受付されずびっくりでした。
どっと疲れて静岡駅に戻り、新幹線で浜松へ、浜松から遠州鉄道に乗って2つめの駅近くにある浜松総合庁舎へ行き、建築住宅課の窓口で建築士事務所登録の変更届を提出。本店の移転と役員の変更だったので、こちらは問題なく遠路はるばるやってきたのに約1分足らずで終了。何だかなぁ~でした。
今日は、行政書士会法人法務部の部会で横浜行きです。11月13日の研修会の打合せなので、しっかり話をしてこようと思います。その前に、建退共、建設業課での仕事を済ませてからですが・・・。
2007.10.30
今日も晴れています。昨日ほどではありませんが今朝もかなり気温が高いです。徒歩通勤で汗をかいてしまいました。
昨日送られてきた「日本行政」に全国総務部長会の報告があり、その中に「綱紀事案・行政書士倫理に関するアンケート集計結果」というものがあり、行政書士倫理の周知、倫理研修の実施に関する項目があります。
確かに、コンプライアンスの徹底が叫ばれている中で、倫理は重要です。が、しかし、倫理とは道徳・モラルであり、規範であるわけで、行政書士倫理といった場合には、行政書士としての専門家責任に基づくものであり、そのことの理解がまず必要なのだと思うのです。
行政書士としての専門家責任がきちんとした理解になっていないことが専門家性を担保できていないことに繋がり、職業倫理が確立できない状況を生んでいるのだと思っています。うわべの規範をいくら説いてもなかなか個々の行政書士の倫理性は醸成されません(説くこと自体を否定しているわけではありませんが)。要は、行政書士という専門職業人としての業務遂行における理念や哲学をきちんと確立しそれを周知する必要があるのだと思っています。
歴史的な考察も含め、行政書士制度の理解を前提とした業務のあり方と専門家責任を明らかにすることが急務であると思うのです。そのことを通じてこれからの時代に適応した行政書士制度を創造していくことが求められている。私はそう思うのです。
11月13日に横浜ワークピアにおいて「行政書士の代理権と専門家責任」についての研修会が行われます。そのときに講師としてこのことを踏まえた話をしてみたいと思います。
2007.10.29
今日は、晴の月曜日です。
昨日、娘の“華燭の典”は無事に終了し、皆様の祝福の中で晴れて夫婦となりました。
私はと言えば、“花嫁の父”ということで、感涙にむせぶこともなく、ただただ三十路に入った娘が良い伴侶と出会い、結婚できたことに感謝です。
一昨日の台風20号の接近で一時はどうなることかと気を揉みましたが、台風は超特急で駆け抜け、それまで鬱陶しく空を覆っていた雲を全て綺麗に掃除をして式当日は、二人を祝福しているような台風一過のすばらしい秋空になりホッとしました。
式・披露宴にご臨席をいただいた皆様、祝福をしていただいた全ての皆様に感謝です。
終了後、多くの方々から「すばらしい結婚式でした。」とのお言葉をいただき、二人にとっても良い門出になったことと思います。
これから、二人で互いを慈しみながら幸せな家庭をつくってくれることを願っています。
これで、我が家の一大イベントも終わりました。今日からまた事務所業務、会務に勤しみましょう。
2007.10.26
今日は、朝から雨が降っています。それが原因かは定かではありませんが、頸椎の痛みから頭痛になりそうな気配です。昨日一日休養したのに・・・(汗)。
昨日の朝日新聞に民主党の長妻議員が「建設業退職金共済(建退共)の未払退職金が41万人分約600億円ある」と言うことで政府を追及したという記事がありました。何を今さら・・・という感はありますが、建退共という退職金制度に内包する問題をきちんと整理して欲しいと思うのです。
元々の建退共制度は、建設現場に働く労働者の業界内での流動性が高く、一つの会社に長期間勤務しないことが多いと言うことで、業界団体が設立主体となって勤務日数に応じて証紙を手帳に貼っていき、勤務先を他の建設業者に移すときにその手帳を新たな勤務先に提出して証紙の貼付を継続していき、2年以上になると完全退職又は建設業以外の業種に転職するときにその加入者本人(建設会社ではない)に退職金請求の権利が生まれるという独自の退職金制度として発足したものと聞いており、その意味では建設業の実態にあった上手い制度だと思うのです。
問題なのは、普及をはかるために公共工事の入札契約制度に取り入れ、経審の加点要素としたことによって制度本来の意味よりも公共工事の受注の為に加入することが半ば目的化してしまい、経審申請や入札参加資格認定申請の際に必要となる“建退共加入・履行証明書”をとるために必要な、また、公共工事受注の際に請負金額に応じて積算されている額の証紙を買うことになってしまい、証紙を貼付するための手帳は、加入者(労働者)本人に渡されず、会社が管理をしているというのが私の知る限りほとんどのようなので、従って、退職時に手帳が本人に渡され次の会社で継続されることはまれで、そのために請求手続が本人に限定されている退職金の請求が為されない事例が多いことは自明の理と言うことになります。そのことを考えれば、請求されない退職金は41万人どころではないと思われます。
さらに、建設労働者の環境が時代の変遷と共に変わり、常勤で長期勤務の労働者が増えていることで常勤の労働者も加入できる制度になったにもかかわらず、日雇い労働者と同様に勤務に数に応じた証紙の貼付を続けていることにも問題があります。
と、言うことで、建退共については、未払退職金の問題だけではなく、制度的にきちんと見直す時期に来ている(もう遅すぎるくらい)と思うのです。
2007.10.25
今日は曇です。今朝は、ちょっと寒いくらいの陽気です。
今朝は、どういう訳か起きることが出来ず寝坊しました。しかも、全身が重く、頸、肩がガチガチになっていました。と、いうことで、とても事務所に行ける体調ではないと判断して休養をとることにしました。なので、自宅でこれを書いています。
昨夜、TVで「相棒」シリーズ6作目のスペシャルを見ました。ドラマの題材が、これから始まる「裁判員制度」をシミュレーションしているものだったのでとても興味深く見ました。まぁ、刑事ドラマなのでちょっとイレギュラーな設定ではありましたが、「裁判員制度」の問題点を上手く表現していたように感じました。
設定が、警官殺しの容疑者(銃の密売人)が逮捕・起訴され、公判で無罪を主張し、その公判で被告人を厳しく追及した裁判員が不自然な死を遂げ、総入れ替えとなった裁判員の中に亡くなった裁判員の関係者がいて死刑判決を主張し、裁判員協議の内容をマスコミにリークするのですが、結局、判決の直前に真犯人が被害者の同僚警察官であることが判明するというどんでん返しで、起訴そのものが取り下げられるというものでした。
これまで、職業裁判官だけで法律判断を最優先にしてきた裁判制度の中に素人である一般市民が入り、有罪、無罪を判定し、量刑を決定することの危うさが良く表現され、裁判長の「死刑判決を下す苦さを理解するべきだ」という発言は、もっともだと思いました。
確かに、これまでの閉鎖的な司法制度を市民を巻き込むことによってわかりやすくて迅速なものにするという発想は必要なのかもしれません。が、しかし、“人が人を裁くことの重さ”をきちんと理解した上で裁判に臨む必要があること、そして、そのためには一定の訓練が必要なのではないかという思いを抱きました。
裁判員制度は、着々と準備が進められ、我が行政書士会にもその広報の一助を担うよう要請が来ています。待ったなしで進んでいる状況ですが、本当によい制度にするためにはさらにつっこんだ議論が必要な気がしています。
余談ですが、スペシャルもののドラマを見ていていつも感じるのは、そのCMの多さです。昨日も辟易とさせられました。最初の40分ほどはスムーズなのですが、その後は5分ドラマ5分CMの繰り返しで、途中時間の区切りでは10分近くCMが流されます。これでは思考を分断され、筋書きを組み立てることが難しくなり、思考停止に陥ることさえあるように思うのです。
この日本の行きすぎた商業主義のために多くの国民の脳に悪影響を与えているのではないかとさえ思えます。正直、なんとかならないものかと思うのは私だけでしょうか。
2007.10.24
今日は、風もなく穏やかな秋晴れです。
昨日、一昨日と東京でのスケジュールをこなし、今日、明日、明後日は外でのスケジュールはなし。事務所での執務です。
今朝は、印刷業者から来年の年賀葉書のデザインの広告が来たので、どうするかという相談です。早いもので、今年ももうそんな時期になってしまったのですねぇ。
ところで、「行政手続法による聴聞の代理業務」を盛り込んだ行政書士法の改正が今国会にようやく提出されたようです。この法改正は、今後、行政不服審査制度での代理に道を開くもので、是非、成立させていただくことを期待しています。が、このねじれ国会での論戦が白熱する中で、その合間を縫っての議論がどこまで進むのかという一抹の不安があります。なんとか成立することを心から願っています。
が、またぞろこの法改正にはほとんど影響を受けないはずの日司連から思わぬクレームが付いて調整が必要になったという情報を漏れ聞きました。よほど、「法人・商業登記の開放」問題が彼らの琴線に触れ続けているようです。
しかし、日行連が当時の「規制緩和・民間開放推進会議」に対して要望を出したのは、あくまで国民の利便性の向上という観点から、公益法人等の設立認可手続の延長線上にある法人登記、並びに定款認証手続など会社設立手続の延長線上にある商業登記手続について、それら前提となる手続に関与をしている専門家にも開放することが望ましいとしたもので、決して、業際問題として我田引水的な目論見をもって要望を出したわけではありません。
私自身も17・18年度日行連民間開放・規制緩和推進委員会のメンバーとしてそのことを議論させていただきましたし、内閣府へもその趣旨の文書が提出されていると記憶しています。このことを日司連の方々には是非理解をしていただきたいと思うのです。
従って、この「法人・商業登記開放要望」については、日行連が積極的に運動を展開することなく、内閣府の規制改革会議等の議論を見守り、その議論の中で示されたことに対応するという立場をとってきたわけで、この問題で日司連と対立することなく、互いに専門職業人として国民の利便性の向上を目指して行くべきだと思うのです。
2007.10.23
今日は曇です。降水確率は低いので雨はなさそうです。
昨日の“全国建行協と情報管理センターとの勉強会”は、経審改正に関することで情報管理センターの説明があり、その後意見交換をしました。
今回の改正は、経審審査項目の全てに亘る全面改正であり、物差しがメートル法からヤードに変わってしまうほどの大幅な改正が予定されています。
まさに最新鋭の大型原潜並みのスーパーゼネコンから木の葉のような漁船レベルの零細建設業者までをひっくるめて同一の基準で審査していたので、比率を使う部分では規模の大小にかかわらず財務内容が良いところ(というよりは、審査項目に相当する部分が上手くはまったと言うべきか)がよりよい点数になっていたので、アンバランスを生じていたものを大きいところはそれなりに大きい数値となり、小さいところは、小さいなりの数値にしかならないようにしたことで「公正で実態に即した評価基準の確立」をしたという点では評価は出来るのですが、、、
どうも、今回使われることとなった各評価項目や指標が大企業に有利なものばかりに見え、中小零細建設業者にとっては極めて厳しいものになっているという感は否めません。ここの評価項目に対する考え方は、ここでは書きませんが、また改めてきちんと意見をまとめてみたいと思います。
告示がまだ出ていないので、評価テーブルや係数などが明らかになっていないので、実際どのような数値が出るのかは定かではありませんが、少なくとも、これまでの総合数値は参考にもならないものと思われます。
(さらに…)
2007.10.22
今日は、穏やかに晴れています。朝方はかなり冷えるようになってきました。風邪をひかないよう注意しましょう。
一昨日、土曜日から昨日日曜日は、久しぶりにゆっくり休みました。昨日は、朝10時、午後1時30分、午後5時、午後9時30分と一日4回の時間を決めて30分の腰湯でたっぷり汗をかいたあと、30分マッサージチェアーでのマッサージを部位を変えてやったので、かなり疲れは抜けたようです。が、溜まった疲れはそう簡単にとれるわけはなく、多少、疲労レベルが下がったということなのでしょう。
今週は、今日が全国建行協と“建設業情報管理センターとの勉強会”で、東京茅場町のCIIC本部へ行きます。明日は、日行連登録委員会で東京渋谷の日行連会館行きです。
水、木、金曜日は、今のところスケジュールは入っていないのですが、娘の結婚式が今度の日曜日に迫ってきてしまったので、何かと気ぜわしい週になりそうです。
2007.10.19
今朝は曇です。これからまとまった雨が降るという予報なので、ほどなく降ってくるような空です。
と、書いて、尽語ネタを考えているうちに日が差してきました(汗)。
今日は、やっと金曜日。“飲み疲れ”から始まった今週は、体力が回復しないまま一日一日が長く感じられました。フー。
明日、明後日は、本当に久しぶりの2連休なので、万葉の湯にでも入ってゆっくり休みたいと思います。
でも、まだ今日一日あるので、頑張りましょう。
ところで、最近、どこへ行くにも“マイ箸”と“マイ買い物バック”を鞄に入れてもって歩いています。“マイ箸”は、外食の機会が結構あるので、それなりに使うのですが、“マイバック”の方は、それほど一人で買い物という機会がないのですが、たまたま、昨日、徒歩で帰る私に「サラダを買って帰って」という依頼があったので、途中のコンビニでサラダを買った際に「袋はいらない」といってから初めて鞄から“買い物バック”を出して使いました。
映画を見て“アル・ゴア”に触発されたというわけでもないのですが、地球を守るために自分に出来ることを日常化することの大切さを考えているのです。やってみると意外に気持ちのいいものではあるのですが、最初からゴミになることを前提となっているようなものは使わないで繰り返し使えるものに変えることは、意識しないと継続できないので、まだ未熟者の私は、うっかりしてがっかりが度々です。
“マイ箸”と“マイ買い物バック”を習慣として日常化できるよう頑張りたいと思います。
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2007.10.18
今日も晴れ、穏やかな秋空です。
昨日、亀田親子が記者会見したことが今朝のTVで一斉に伝えられていました。うなだれて一言も発しない大毅選手を見ていて、まだ記憶に新しい朝青龍のことを思い出しました。
朝青龍も亀田親子も、批判の対象となった行為がきっかけとなってそれまでの彼らの不遜な言動、相手を見下したような態度や発言に対して溜まっていた多くの人々のフラストレーションが一気に噴出して大きな波となって相撲協会、JBCを動かし、指導官庁をや政治家を巻き込んで大きな事態を引き起こしているように見えます。(そのほかにもいろいろなファクターが存在するのかもしれませんが・・・)
その中で当事者である朝青龍は、精神疾患を理由に何も語ることなくモンゴルへ逃避し、亀田大毅は、父親に促されて記者会見場に出てきたものの、彼も何も語らないまま2分足らずで姿を消して自宅に引きこもる有様です。そして、彼に対しても精神疾患の疑いがあるという声が出始めています。
この二人の若者を見ていると、ただ強ければよい、勝てば何をしても良いという強者の論理によって仕立て上げられたものの精神力がいかに弱いかを示しているように思えます。そして、いまの、この競争社会での“優勝劣敗”という市場至上主義がもたらしている価値観がもはや通用せず、本当に強いこととはただ単に強いだけではなく、品格を重んじ、人を思いやり、頼れる存在であることという価値観が人々を動かしているようにも見えてきます。
私は、“勝てばよい”という結果至上主義によって、それまでの過程での努力や苦労を軽視する傾向がいまの若者の精神的弱さを醸しだし、一世代前の“切れる若者”からさらに進んで社会性を破壊する傍若無人な振る舞いを支持する若者が増えているような気がします。そのことは若者だけではなく中高年層にも拡がっているような気さえします。
21世紀に入り、大きく時代が変わったことでそれまでの安定した価値観が破壊され、様々な新たな制度、規範が作られてきましたが、それらは未だ社会に定着しておらず、そのことで大多数の国民がよるべき安定した価値観が確立していない過渡期だとは思うのですが、この二人の若者が示した行動を警鐘として重く受け止める必要があるのだと思うのです。