小関ブログ

本来業務の戦略的取り組みを!

昨日の雨は上がっているようですが、どんよりとした曇り空です。日中は気温が上がり、4月の陽気になるという予報です。

この気温の乱高下に身体がついて行けません。風邪をひかないよう注意しましょう。

昨日の日行連理事会は、沢山の議題を審議しながらもほぼ時間通りに進行し、4時過ぎには終わりました。といっても、議決事項でもめるような内容はなく、協議事項では結構意見が出ましたが、例によって型どおりの質疑応答で大過なく終わった感じです。

私もいくつか発言をさせていただきましたが、特に21年度事業計画策定大綱の原案が示されましたが、その中身は①不服審査手続代理に向けた法改正の取り組み②会費未納会員対策③社会貢献活動についてという3本柱と言うことだったのですが、どういうわけか行政書士の本来業務に関する事項が全く書かれていなかったことには驚きました。

私の指摘に対して会長は、「当然のこととして本来業務を軽視しているわけではない。まだ原案段階なので検討して書き入れる。」という苦しい説明をしていましたが、原案段階とはいえ、行政書士本来の業務に関する戦略的取り組みを書かなければ行政書士制度発展の基本的方向性が見えてこないのであり、ADRや成年後見、行政不服審査手続代理という業際問題を含む職域拡大ばかりに気をとられて自分の「庭」の手入れをしない結果にもなりかねないのではないと、余計な心配をしたくなります。

昨日の理事会では、外部有識者を入れ総務省行政課がオブザーバーとして参加している「行政書士制度についての研究会」の報告書と同じく外部有識者を入れて設置された「コンプライアンス委員会」の報告書も出されましたが、いずれもそれなりの報告書としてまとめられてはいるものの時代の変化に対応していくための議論が不足しているように思えました。

この様な書き方は失礼かとは思いますが、未曾有の経済危機、新自由主義の凋落、アメリカの新政権の発足など時代の潮目が変わりつつある今こそこれまでの制度の在り方をきちんと見つめ直し、新たな社会に対応していくために何をすべきなのかを考えなければならないと思います。

今日は、東京紀尾井町のグランドプリンスホテル赤坂で行われる日行連新年賀詞交歓会に出席のため東京行きです。

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