小関ブログ

マスコミの役割

今朝も雨です。午前中には上がるようですが、すっきりしない天気が続いています。

昨日は久々に事務所に一日いて相談者、来客が相次いでおいでになったので、疲れました。

豚インフルエンザは相変わらずの大騒ぎですが、今朝のニュースでWHO事務局長補代理というなんだかわからない役職名の日系人(日本生まれのアメリカ育ちでアメリカ国籍のインフルエンザの専門家だそうです。)フクダケイジ氏が、世界人口の3分の1(20億人)に感染の可能性があるという話しをしていましたが、あくまで過去の経験値から推測されることであり、弱毒性で季節形のインフルエンザの方が死亡者数が多い段階ではあまり説得力は感じませんでした。

危機感を持たせることは重要かもしれませんが、マスコミの扱い方には“扇動”のにおいがして違和感を感じます。もう少し、冷静で正確な報道を望みたいものです。

マスコミといえば、今国会で審議中の補正予算の中身についても、以前であれば、報道側が主体的に取材した内容を野党議員が取り上げて追及することが多かったように記憶しているのですが、今日日では野党議員が追及したことでそれに飛びついて報道が始まると言ったことが当たり前のようになっているように見えます。

先日の“国営マンガ喫茶”という話しもそうですが、昨日出された43もの基金に4兆円もの金が流れ、公益法人に運用が任されるという話しや子育て支援と称して今年度1回限り3歳~5歳児を持つ家庭に3万6千円を支給するという話しも国会での議論で初めて知る有様です。

“定額給付”や“ETC割引”に加えて今回の“子育て支援”も日本経済の足腰を筋肉質に変えて強化することに繋がらず、選挙目当てのばらまきといわれても仕方のないような政策ばかりに見えます。その問題点や不合理を案が出た段階で分析して報道することが権力のチェック機関としてのマスコミの役割だと思うのですが、違うのでしょうか。

内閣の支持率が少し上がったと言うことで麻生首相は強気のようですが、出される政策は国民の期待感とはほど遠いもので、国民を“愚民”扱いにしていると思えてしまうのは穿った見方なのでしょうか。着々と復活を賭けて様々な中長期的ビジョンのある政策を進めているオバマ政権に比べてこの国の脆弱さが見えるようで悲しい気分になります。

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