小関ブログ

公取委の排除命令

今朝の小田原は曇。昨夜は強風が吹いていましたが、今は静かです。

今朝の報道番組は、昨日出されたセブンイレブンに対する公正取引委員会の「見切り品販売規制」の排除措置命令のニュースでもちきりでした。

もちろん賛否両論があるのでしょうが、これだけ大量廃棄している現実を見れば当然だと思います。世界中にはまだまだ飢餓で苦しんでいる人々が存在しているのに日本では売れ残ってはいるけれどまだ食べられる食品が大量に廃棄されて、一部は豚などのえさにリサイクルはされてはいるもののほとんどはゴミとして処理されているのです。

大量消費の時代ならともかく、現在のような格差社会で貧困が拡大している社会において「見切り販売」を規制するなどと言うことはあってはならないことだと思うのです。しかも、見きりといっても、消費期限ではなく賞味期限が迫っている状態のものだと思われ、そうであればまだ十分食に堪えられるものばかりです。

セブンイレブンのオーナーも「胸が痛んだ」と言うことが報道されていますが、まさに“もったいないお化け”が出そうな問題です。とはいえ、単純に見切り販売といっても流通の問題もあるでしょうし、価格破壊に繋がる恐れも確かにあるのでしょう。

食は私たちの生きる糧でもあり、文化でもあります。それを市場にまかせきりでいいはずがありません。食品の大量廃棄が問題となり、国民の関心が高まっている今こそ、食品に対する社会的規制のあり方を見直し、食の安全を確保しながらも大量廃棄をしなくても良い方法を考えていく必要があるのだと思うのです。

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