小関ブログ

全国建行協への期待

今日は晴れ。夏の戻りのような残暑です。ただ、朝夕は過ごしやすくなってきました。
先週金、土曜の全国建行協大阪総会は、多少出席者が少なかったものの「基本に還って徹底討論」と銘打った総会だけあって、建行協らしさが出た総会、研究発表、意見交換会でした。夜の懇親会、その後のフリールームでの議論や情報交換も楽しかったです。
ただ、意見交換の中でもいわせてもらったのですが、今は建設業法による制度の枠組みそのものが崩れてきているので現状の制度を前提にした細かい実務的な議論も大事にしながら大きな視点で、今後の建設産業のあり方を含めて政策的な議論をしていかなければならないと思うのです。
特に、建設業法でかなり厳しく決めている建設工事の請負契約に関する条項の理解を拡げ、その部分では民法の「請負契約」の特別法としての位置付けを確立していくことが重要だと考えています。つまり、行政法規であるとされている建設業法を一般法規として民民間の契約に活かしていく努力が必要なのです。これまでどうしても、建設業法は公共調達のための法律の色合いが強いように考えられ、一般国民に理解が拡がってきませんでしたし、司法の中でも「行政法規」というとらえ方をされ、請負に関する司法判断も民法だけに基づくことが殆どでした。
このことを変えて行かれるのは、学者でも官僚でもなく、また弁護士でもなく実務者であり、日常的に建設業法に接し、実際の請負契約の関する相談を扱っている行政書士以外にはいないのだと思うのです。
このことを建行協の皆さんが真摯にとらえ積極的に取り組んでいただけることを期待したいと思います。

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