小関ブログ

先行き不安が増すばかり

今朝は曇り空ですが、雲が高いので薄日が差す中富士山はくっきり見えています。

民主党内の消費税増税に関する意見調整が難航しているというニュースが毎日のように聞こえてきます。

民主党政権下では消費税は絶対に上げないと書いていたマニフェストはどこへ行ってしまったのでしょう。

特別会計を中心に無駄を省けば相当額の埋蔵金が出てくるという触れ込みで仰々しくやった事業仕分けはパフォーマンスに終わり、埋蔵金などという便利なものはないことがはっきりしたので、消費税増税に走るしかなくなっているようです。

そもそも、税収(収入)が40兆円しかないのに90兆円超の予算を組むこと自体に無理があり、当初民主党が言っていた“予算の根本的な組み替え”もかけ声倒れで、自民党政権でもできなかった大型予算などと言うものになっているというのはどういうことなのでしょう。

毎年赤字国債の発行量は増えるばかりで予算の4分の1近くがその償還費用に充てられている現状を変えるには、国の形を根本的に変えて道州制を導入して国のやるべきことを徹底的に見直し、地方に大幅に政策と財源を移譲することが必要だという意見に賛成です。

野田政権の言い分は表面的には消費税はいつか上げざるを得ないという点で理解できますが、自分たちのやるべきことを何もやらず消費税増税だけを議論の俎上に何が何でも載せようという姿勢では国民の理解はとうてい得られないと思われます。

経済が全く上向かない中で、デフレ脱却で物価が上がり、その上消費税率が10%になり、さらには年金破綻で給付が受けられないなどという事態が生じたら今の政治家はどう責任をとってくれるのでしょう。

こんな状況では先行き不安が増すばかりです。何とかして欲しいと思いが募る今日この頃です。

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