小関ブログ

規制改革・民間開放推進委員会

今日も曇り。鬱陶しい天気が続いています。それにしても今朝はかなり涼しく感じます。クールビズをやめて1週間、ネクタイにスーツも苦にならなくなってきました。
昨日、日行連から来た日本行政に「委員会等の編成を決定」というページ(5P)があり、規制改革・民間開放推進委員会に自分の名前を見つけたとたんにFAXがなり出し、その委員会が10月13日に開催される通知が来ました。なんとタイミングの良いことか(笑)。
このところ、新古典派経済学の主導による「改革」にかなりの疑問を持ち始めているので、委員会の名称が規制改革と民間開放の「推進」委員会となっていることが気になります。日行連の主要な幹部の方々が、この新古典派経済学の思想に基づく社会・経済政策の流れを理解しているのかどうか。。。第1回目の委員会で確認をしてみたいと思います。
新古典派経済学は、ケインズ経済学派によるいわゆる「福祉国家」の行き詰まりの中で、ケインズ主義の批判勢力として台頭し、アメリカの“レーガン革命”、イギリスの“サッチャーイズム”の中で“新保守主義(ネオ・コン)”を生み、今やアメリカのブッシュ政権の下で、グローバル経済の主流となっています。
と、いうことで、昨日は、政府の規制改革・民間開放推進会議の公開資料(特に3ヶ年計画)を読みあさりました。読めば読むほどに、それがまさに市場原理至上主義であり、ケインズ主義の全否定であることが理解できます。それがよいか悪いかは別にして、今後日本社会は大きく様変わりをし、価値観が大きく変わることは予想に難くありません。
ただ、我々行政書士にとって、一番の問題は、この政策の流れが、「政府による規制を極力小さくし、市場原理によって動く部分を大幅に拡大する。」という立場に立っており、これまでの規制社会の中で基盤を作ってきた行政書士にとってはまさに崖っぷちに追い込まれる可能性があることは明らかなのです。そういう意味で、日行連が「対策」ではなく「推進」という立場に立って委員会の名称を付けていることに疑問を持たざるを得ません。

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