小関ブログ

経審改正専門部会資料から

今日は、朝起きたときには曇っていたのですが、8時過ぎからぐんぐんと青空が広がり、今は晴れています。出勤途上で見た箱根山に昨日降ったらしい雪がうっすら積もっていました。
そういえば、この冬初めてかもしれませんねぇ。チェーン規制もなかったようだし・・・
今日は、午後から日行連登録部会があるので、例によって12時00分小田原発の湘南新宿ライン高崎行きに乗って渋谷行きです。
昨日、前に書いた国交省中央建設業審議会「経審改正専門部会」の3月5日第1回部会の資料を国交省HPからダウンロードして読んでいます。
http://www.mlit.go.jp/singikai/kensetsugyou/keishin/keishin.html
第1回ということもあってか、かなりの分量の資料ですが、なかなか読み応えのある資料です。
専門部会のメンバー(委員)を見ると、座長が、青山学院大学教授で建設経理研究所の東海幹夫氏で、公共発注者(自治体)、建設業者、有識者という構成で、14名の委員です。有識者の中には、全国建行協で大変お世話になっている公認会計士さんや建設業情報管理センターの理事長さんがおられ、特に理事長さんは、熊本フォーラムにパネラーとして来られるので、今後の経審改正の動向について有益な情報を聴けるものと期待をしています。


経審(経営事項審査)は、平成10年に大幅な改正を行い、以降も毎年のように改正をしてきた制度ですが、社会情勢の変化と共に時代に合わせた再度の大きな改正が必要になっているのだと思います。
資料の中に「経営事項審査に関する主な指摘事項」という文書があり、「企業評価の在り方等に関する意見交換会」、「建設産業政策研究会」などの場で出された指摘事項が書かれています。
その中で気になったのは、
「1.制度の在り方について」の項では、「○経審至上主義が建設業者の経営をゆがめているのではないか」とあります。が、何を今更という感は否めません。今はそれ以前の問題として経営そのものをどうしていくのかが問われているのであって、この厳しい状況下で利益をどう確保するのかが最大の課題となっているのだと思います。
「4.W(その他社会性等)について」では、「○地域に貢献する建設業者を高く評価する評価体系にすべきではないか。」という指摘がありますが、この点はまさに同感です。しかし、その評価の方法については、さらにつっこんだ議論が必要で、今のような災害防止協定の有無だけでは正当な評価にはならないと思っています。
このほかにもいろいろな指摘事項があり、一つ一つ検討してみたいとは思いますが、それほどの時間も情報も持っていないないので、今後の専門部会での議論を注視していきたいと思います。
しかし、経審制度に実務的に深く関わっている行政書士がこの専門部会に参加できない現状を憂うと共に、日行連においても経審改正に向けた組織としての対応を行い、意見をきちんと発信するべきであると思います。

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