小関ブログ

雑感

今日は、予報では午前中晴れなのですが、今にも雨が落ちてきそうな曇りです。
皇太子記者会見での“雅子様の人格否定の動き”発言が波紋を呼んでいます。
皇室という伝統を重んずるもっとも保守的な世界の中で、外交官としてのキャリアを活かして皇室外交に貢献したいと考えた雅子様と宮内庁や宮中との確執がかなり根深いものであるとが伺える発言ではありますが、自らの能力を信じ、確立された個として自らおかれた環境に適合しながら貢献したいという意志を持った人が、その“場”を与えられないことによる苦悩によって体調を崩されるという不幸は、立場の違いを超えて察するにあまりあります。
自らが思考し、自分が存在している社会の発展のために貢献したいという意志を持ったときにその行動を周囲に理解されず、自らの行動を制限しなければならないというストレスは、私自身が今体験しているストレスににているような気がして、こんな事を書くとおこがましいのですが、雅子様の苦悩が素直に理解できるような気がしています。
実際、社会のために貢献したいという思いが強く、その思いが純粋であればあるほど、その“場”を得られないことによって発生するストレスは大きくなるようです。特に、今のような時代の変わり目にあって、旧来型の保守的な思考とリベラル(進歩的)な思考が鬩ぎ合っているという環境ではそのストレスは何倍にも増幅されるのだと思います。
とはいえ、社会というものは一朝一夕には変わらないわけで、時間をかけて徐々に変革が進んでいくので、ためてしまったストレスを癒し、自分の中に確立された“個”を大切にしながら、貢献したいという意志を持続していかなければなりません。そのためには、身近な人の理解と包み込むような優しさが必要なのだと思うのです。その意味で、皇太子の記者会見での発言はよくそのことを解らせてくれるものであったと思います。
雅子様の一日も早いご快復と、元気なお姿での公務復帰を願いたいと思います。

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