小関ブログ

立法予告の制度がほしい

今朝、このblogをかなり書いたところで、メールの受信サインが入ったので、そちらのチェックをしたところ、突然OSがフリーズしてしまい、メーラーだけを終了するべくいろいろやってみても無反応状態なので、仕方なく電源を落として強制終了させて再度起動したのですが、作業中であったblogのデータは完全に飛んでしまい、がっくりです。気を取り直して、書き直しです。残念!
今日の小田原は、曇り時々雨といった天気で、かなり強く風が吹いています。なので、体感温度はかなり低いようです。
土曜日の午後11時過ぎにこのサイトの10万アクセスを達成しました。1998年10月1日からこの「尽語」を書き始めて6年6ヶ月での達成なので、あまり早いとはいえないのですが、一つの大きな節目を越えられたことを素直に喜びたいと思います。それにしても、我ながらよく書いてきたものだと一人悦に入っている次第です。
100,001を踏まれた島村泰子さん、コメントをありがとうございました。前後賞ということで何か送らせていただきますので、楽しみにお待ち下さい。
100,000をゲットされた方と99,999を踏まれた方の連絡をお待ちしています。このblogのコメントを書いていただくか、メールにてお知らせいただければ幸甚です。
4月1日に施行されたいくつかの法律をはじめ、このところあまり議論が見えないというか情報が少ないまま重要な法律が次々に成立していくように見えます。
たとえば、個人情報保護法についてですが、以前国民的な議論になった住基ネットの時とは隔絶の感があります。なので、この法律が何を保護の対象としているのか、なぜ5000名以上の名簿(個人情報)を扱う事業者が「個人情報取り扱い事業者」と言うことで突然「主務大臣の監督」下に置かれ、罰則の適用を受けることになったのか、その場合、政府が民間の事業活動に介入することに対する歯止めはかかっているのか等々、議論を尽くしたとはいえないと思うのです。
今、今国会で議論されようとしている「人権擁護法案」についても、自民党の一部から発議され、民主党と公明党は賛成しているが、当の自民党の了承が得られず、国会への提出が出来ないという情報が伝わってきていますが、肝心の法案の中身については、ほとんどといってもいいくらいに情報がありません。聴くところによれば、「人権擁護」という美徳の言葉を使いながら、権力が人権を抑圧的にコントロールする道が開かれるという意見もあるようです。このような重要な法案が国民的な議論を経ないまま国会の審議(といっても、多分に政略的な)だけで成立をしてしまう可能性があることに疑問を持たざるを得ません。
新たな会社法制の問題にしても、法制審議会の議論を経ただけですでに法務当局による法案作成が進められ、この秋の通常国会での成立に向けて着々と準備が進められています。確かにパブリックコメントの募集という手法は使われているようですが、これまでの法律制定過程を見るとその募集期間は限られおり、とても国民的なコンセンサスが形成されることにはなっていないと思うのです。
お隣の韓国では、かなり前から国民生活に影響のある重要法案については、「立法予告」の制度があり、少なくとも1年以上の期間国民的な議論をする期間が保証されています。その期間に学者、研究者が様々な意見を出し合い、国民の前で議論をすることによって、コンセンサスが生まれる社会風土が醸成されるのだと思うのです。日本にもこのような制度があればよいなぁ。と、思う今日この頃なのです。

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