今朝の小田原は、雲が多いながら時たま日が差す天気です。午後からはにわか雨が降るという予報でした。
昨日起きたJR福知山線の事故は大惨事となっているようです。昨日から何度も繰り返しニュース映像を見ているのですが、何度見ても驚きの光景です。何が原因かはまだ解明されていませんが、マンション1階に見事に嵌り込んだ先頭車両、アメのようにひしゃげた2両目の車両は、想像を絶します。
助かった乗客が“地獄絵”を見たといっていましたが、まさにそういう世界であったことはその破壊のすさまじさからも想像に難くありません。事故に遭遇され、命を落とされた皆さんのご冥福を祈ると共に負傷された方々の一日も早い回復を願わずにはおられません。まさか、知り合いがいるとは思えませんが、大阪・兵庫にも友人知人が多くいるので、心配ではあります。
しかし、このところ、大量旅客輸送の業界はJALをはじめとする航空機業界といい、今回のJRといいなんだか緩みが出ているようです。これも市場競争の激化による利益優先主義の副産物なのかもしれません。が、しかし、大量の旅客の命を預かる業界が“安全”を軽視していたのではたまりません。今回の事故現場のATS(自動列車停止装置)は、旧国鉄時代のもので列車のスピードオーバーには対応していなかったそうです。何ともひどい話です。
今朝の日経の社説にも「惨事は安全最優先を忘れて起きた」という見出しで、「百年に一度であろうが千年に一度であろうが、事故が起これば、奪われた人命や傷つけられた身体は取り返しがつかない。命を預かる責任の重さを、鉄道事業者はもう一度確認してほしい。」と結んでいます。全く同感です。
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