昨日からの雨は上がり、今は曇です。
今週は、休肝日を設けていないせいかかなり疲れがたまってしまったようです。健康管理をしなければなりませんねぇ。
昨夜のNHKクローズアップ現代で始まりつつある世界的な「食糧危機」の状況をリポートしていましたが、一部の国ではかなり深刻な状況になっており、暴動まで発生しているようです。
「食糧危機」は、食糧自給率39%の我が国にとって対岸の火事どころではなく、我々の生活に直結する極めて重大な問題です。これまで普通に口に入れてきたものが入らなくなり、これまでの食卓を維持するためにはかなりの出費を余儀なくされる事態がもうすぐそこまで来ています。
「食糧安保」という言葉がありますが、ここまで自給率を落としてしまった状況で、今以上に輸入に頼ることは国家の存亡にも関わる問題だと思うのです。既に遅きに失しているのかもしれませんが、日本農業をどうしていくのかを真剣に国民レベルでも考えなければならない時代に入ったように思います。
環境問題もそうですが、食糧問題、人口問題も人類の存亡がかかった重大な問題です。単に農家を守ればよいという発想ではなく、生産システムをどうするのか、消費者の意識をどう変えるのか・・・問題は山積みにされていると思うのですが、一向にビジョンらしきものは示されてはいません。
政治レベルでは、暫定税率を元に戻す戻さないで綱引き状態ですが、時代が突きつけている問題は、道路を造る、箱物を作るといった「開発主義」をまだ続けていくのか、「開発主義的思考」をやめてそれとも日本民族の存亡に関わる問題に真剣に取り組むのかということのように思えてなりません。
同時に、昨日のニュース番組の中で、日本が「クラスター爆弾」を保有していることを初めて知りました。クラスター爆弾は、アフガンでその威力を発揮した殺戮兵器で、投下後空中で分解して細かい爆弾に分離して雨のように広範囲に爆弾を降らせ、しかも不発率が極めて低いもので、専守防衛を謳う自衛隊には必要のないものなのに、途上国が中心となってその使用禁止を求めているにもかかわらず、消極的な態度をとり続けているそうです。
まさに、“このままでいいのか日本”という思いを強くもちます。
今日は、これから遺言相談に相談者のお宅まで出掛けます。明日は、午後から小田原市の協力を得て小田原川東タウンセンター“マロニエ”という施設で毎月第3土曜日に行っている「市民相談」です。