Ozeki - Letter

第91号

Ozeki-Letter

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mail magazine   Ozeki-Letter    2005.2.25【第91号】
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小田原支部の小関です。
先週金曜日は、神奈川予防法務研究会(KPLG)の第5回研究会で、法務省法制審議会商法部会から出されている「会社法制の現代化に関する要綱案」のポイントについての研究を行いました。
この「会社法制の現代化」というのは、これまで商法の中にあった「会社法」といわれる条項や商法施行規則等の法制を独立した法典として法制化しよういうもので、新たな立法による会社法の全面改正となります。
特に注目されるのは日本版LLC(Limited Liability Company)といわれるもので、合同会社という「人的会社でありながら有限責任社員のみで構成される」これまでの会社法にはない概念の会社制度の創設です。
http://www.eiko.gr.jp/6topics/topics101.htm
このほかにも、有限会社法の廃止(既存の有限会社はそのまま存続)、最低資本金制度の撤廃や類似商号制度の廃止などが盛り込まれています。今後、法制審議会を経て法案が作成され、国会審議に付されていくわけですが、議論を注目し、新たな会社法制度の理解を深めていく必要があります。

新会社法制も含め、不動産登記法の全面改正、個人情報保護法の施行などの重要で新たな法制度が一気に動き出します。
また、各分野でグローバル化が進み、新たな概念が輸入、加工されて日本社会に入ってきます。日々情報を収集し、勉強をしないととてもついていけない状況です。頑張りましょう。

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