2004.06.30
今日は、朝から予報にはなかった雷雨です。台風8号の影響で“黒南風(クロハエ)”が入ってきているそうで、それが原因で静岡から関東にかけて所々で雷雨になっているようです。梅雨の雨と言うよりは、真夏の夕立のような雨ですねぇ。
昨日、最近行政書士登録をして入会をしてきた小田原支部の新入会員さんが挨拶に見えられました。30代の若い会員さんです。私の体験を含めていろいろな話をし、私の書いた「新入会員レクチュアー」を差し上げて、支部の活動に積極的に参加をするようお願いをしました。
この間、様々な新人の皆さんと話をしてきましたが、多くの人がそうであるように、割と楽観的にというか気軽にというか、そんな感じで入会してきているように見えるのですが、そんなことはないのでしょうか。
先日聞いた話では、新人の会員が、自分のサイトで“これもできる、あれもできる”と表示をして、それを見た依頼者が仕事を頼んだところ、その業務に全く対応できずにその依頼者に損害を与え、訴えられるというケースが増えているそうです。
確かに、行政書士のサイトの多くは、行政書士の業務を列記しているものが多く見受けられます。経験を持った行政書士であれば、自分の得意分野をきちんと表示しているのでしょうが、まだ“コア”といえる業務を持たない新人の場合は、できる、できないに関わらず、すべての業務を網羅して業務依頼の取得機会を増やそうとするのでしょう。
気持ちは分かりますが、かなりリスクは大きいのだと思うのです。すべての業務を網羅して一つでも多く仕事をとりたいと思うのであれば、自分の実力をきちんと認識した上で、会や支部の活動に積極的に参加をして先輩行政書士との信頼関係を構築し、業務についていつでも支援を受けられるネットワークを作るべきであると思うのです。
割と気軽に開業する人は、自分の力を過信しているか、または行政書士の業務を軽く見ているのではないとさえ思えます。まずは、自分を見つめ直し、行政書士にとって必要な資質とは何かを考え、学び、それを習得するための努力をしてほしいと思うのです。
2004.06.29
あっついです。今年の梅雨は、どうなっているのでしょう。異常ですねぇ。まだ6月も終わっていないのに真夏の天気が続いています。昨日から頭がボーっとしていますです^^;。
今、当事務所の周辺は、昨年からの住宅建築ラッシュが続いており、一昔前まで、この地域はディラー通りと呼ばれた工業地域(今も用途地域はそうですが)だったのですが住宅地域へと急変貌を遂げようとしています。
私の座っている場所からも完成間近の住宅が2棟見えるのですが、今時の住宅は簡単に建ってしまうものだと驚かされます。この2棟は、当事務所のクライアント会社の建て売り住宅なので、あまり詳細に書くことはさけますが、なかなか斬新なデザインで木造陸屋根屋上付きなのです。
その住宅が、基礎を打ってから約2ヶ月弱で足場がはずれ、もう仕上げに入っているのですから早いです。これだけ短い工期ですからかなりローコストですんでいるものと思われるのですが、是非、原価計算を見てみたいものです。
その隣には、それまで印刷会社などの工場があったのですが、地主さんの相続によって10区画の建築条件付きの分譲宅地に生まれ変わり、瞬く間に7棟が立ち上がり、一つの町が新しくできたような様相です。
この様子だけを見ていると確かに景気は回復してきているように見えるのですが、実際に施工している業者さんはどこも青息吐息といった様子で、景気が好転しているという明るさはほとんど感じられないのでこの住宅新築ラッシュが必ずしも景気の回復につながってはいないようです。
とはいえ、新しい家が建ち、新しい住民が増えると言うことはやっぱり何らかの形で地域の活性化につながるので、良いことなのだと思うのです。
2004.06.28
梅雨だというのに、今日も晴れています。今年の梅雨は、本当に“空梅雨”のようです。土曜日の天気予報で「季節が1ヶ月ずれているようだ」と言っていましたが、実感ですねぇ。
私の腰は、万全とはいえないまでも痛みは取れたので、今日から事務所業務に復帰です。今週はそれなりにスケジュールが入っているので、頑張らねば。。。です。
去年は今頃からジムに通いはじめ、酒もやめてダイエットに励み4kg弱体重が落ちたのですが、11月末の年末懇話会で禁酒を解き、12月には飲み会が続いたのでジム通いも挫折してしまい、その後ずっとさぼっていたら完全にリバウンドしてしまい、久々に体重計に乗ってみたら、現在、生まれてから51年での最大値を記録してしまいました^^;。ちと焦っています。。ハ、ハ。
ところで、今は参議院選挙のまっただ中ですが、世の中はそれほど盛り上がっていないようです。小泉内閣(政府)がこの国をどのような方に向けて改革を行っていくのかというビジョンを示さない状況で、本質的な議論を置き去りにして、相変わらずの“ワンフレーズ・ポリテクス”という手法で堂々と正面突破をしていくので、国民はなにを信じればよいのかが解らないというのが正直なところだと思うのです。
13年、14年には、まさに情報化社会に向けた議論が活発になされ、この国がどこ向かっていくのかについて理解のしやすい状況にあったのですが、去年までに情報化社会、電子政府の出現に向けて必要な法整備を終わり、その部分の具体的な作業が粛々と進められている状況で、国民の目からはほとんど見えなくなってしまったように思えます。
そこで、国民の目に見えてきたのが、道路公団民営化問題でのなし崩し的な結末や年金問題での社会保険庁の杜撰さや、国会議員の未納・未加入。それらに対する政府(小泉首相)の説明の杜撰さ(と言うよりは、開き直り?)等々なのです。
だから、最近の世論調査で多くの国民が「説明不足」という回答をしているのであり、今朝の朝日新聞の記事にあったように、「退職後の生活について政府を信用しているかという問いに対して、日本人は、信用している人が0%」という結果が出ているのだと思うのです。
こうなってくると、今、政府が総力を挙げて来年度の「電子政府」の実質的な稼働に向けて取り組んでいる中身についても、信用をしてよいものなのかどうかが疑わしくなってきました。情報化社会は、電子政府の出現によって大きく変貌し、拡大していくとされています。
そのことは、当然に社会的な価値観やそれに基づく社会規範が変わり、新たな文化が生まれることを意味しているので、国民にとっては、日々の暮らしに大きな影響が及ぶものなのです。その部分での政策的な議論がないまま、システムが構築されていくことに何となくではありますが、疑問を感じ始めています。
今回の参議院選挙の争点は、年金と自衛隊の多国籍軍への参加問題であるとされていますが、「情報化社会」への移行を目指しているこの国のビジョンを示すことも重要な争点ではないのでしょうか。
2004.06.25
今日は久々(台風以来)の雨です。なので、せっかくよくなってきた腰の痛みが再発しています。
今週は、月曜日から発症した腰痛でさんざんでした。来週からは元気に頑張りたいものです(悲)。
さすがに、昨日は私の主治医である整形の先生のところに行って来ましたが、何のことはなく、運動不足からの腰痛症(ぎっくり腰に近い)で、筋肉が炎症を起こしているという自己診断を追認にしてもらいにいったようなものでした。
この腰痛症の場合、安静にして湿布などの消炎剤で炎症が収まるのを待つしかないので、じっとしているしかありません。1にも2にも「安静」なのです。
ところで、昨日桃知さんのサイトで紹介されていた日本歴史占いというのを家族全員でやってみました。それぞれ、該当の人物の頭脳・知性やセンスなどを読んで、妙に納得しながらも、そんなことはないなどと抵抗したりで、笑ってしまいました。
ちなみに私は“猿飛佐助”だそうで、それなりに納得できるものがありましたが、「頂点に立つだけの胆力はない。仕えるべき主がいた場合に必要不可欠な参謀になるタイプ。忠義心を素直に表現するからトップに信頼される一方、同僚の反感を買うこともある。」部分は、本当にそう言う人となりなのかもしれないなぁ。等と妙に納得してしまいました。
「頂点」をどう見るかは問題ではありますが、、、?
ということで、今日も一日安静にしていたいと思います。
2004.06.24
今日も晴れています。外気温31℃。あっついですねぇ。
今日は参議院選挙の告示日です。年金問題や自衛隊の多国籍軍参加問題、憲法改正等々争点はたくさんあるようなのですが、いまいち盛り上がりませんですなぁ(笑)。
盛り上がらない理由は様々なのでしょうが、スローガンだけをぶちあげて問題点を追求されると開き直る“ワンフレーズ・ポリティクス”の政治手法に嫌気をさしているのは私だけではないと思うのです。当然投票には行かなければならないとは思うのですが、今の政治を変えられる希望を与えてくれる政党や政治家が見あたらないので、きわめて消極的な投票行動にならざるを得ないと思っています。
21世紀のこの国あり方を考えるとき、政府の打ち出す政策はきわめて重要です。にもかかわらず、“恥ずかしい”と言いながら、国会に提出され成立した法律にミスがあるのが当たり前と言わんばかりに開き直りの記者会見をする官房長官がいたりしているのでは、国民は不安を感じざるを得ないのではないかと思いたくなります。
今日は、我が行政書士業界の最高機関である日行連の定時総会が開催されていると思います。ここでの政策決定は、これからの私たちの事務所経営に大きな影響を及ぼします。私は、残念ながら参加をする立場にないので、今総会の議案がどのようになっているのかを知る由もありませんが、日行連執行部が、今の時代を正確に読んで、戦略的に方向性を示してくれることを願っています。
2004.06.23
小関、今日も安静状態です。昨日低周波マッサージをやりすぎたのかもしれませんです^^;。
天候は、今日も晴れ。雲は多いのですが、、、気温は昨日ほどではないようですが、あっついです。
明日は、日行連総会の開催予定日です。激動する時代のまっただ中での総会なので、日行連が新たな時代環境に向けて制度と会、一人一人の行政書士にとって重要な方向性を示さなければならない総会であると思うのです。過大な期待は禁物であるとは思うのですが、どのような成果を上げていただけるのかを注目してみたいと思います。
しかし、今の日行連組織の中にチェンジリーダーと目される人物がいったいどれほどいるのかは定かではありません。現在の時代環境をきちんと認識し、新たな社会システムの中で制度が生き残っていくために必要な方向性や基本的な理念を指し示し、その方向へ導いていける力を持ったリーダーの存在こそ、今、この業界に求められているのだと思うのです。
今、日行連に求められているのは、「従来型の組織運営からの脱却」です。行政書士制度は、まさに“ゆでガエル”になってしまうぎりぎりのところにあります。来年度の電子政府の実質的な稼働によってゆであがってしまう可能性が大きいのです。そうなる前に“従来型の思考”という鍋の湯から打出するためのリーダーシップが必要なのです。
それは、決して強烈な独裁的なリーダーシップという意味ではなく、論理的な戦略性と冷静な判断力、そして説明責任を負うことのできる知力を持ったリーダーシップなのだと思っています。
宮内日行連会長がそのようなリーダーシップを発揮して、制度と会が新たな社会システムの中で意義ある地位を確保できるような戦略と方向性を示してくれることを切望したいと思います。
IT化の基本は、自らの組織をまず電子化することからはじめ、デジタルコミュニケーションを基本とする組織文化を醸成し、行政書士一人一人が情報リテラシーを獲得することによって、情報化社会の中でデジタルデバイドに陥る可能性のある多くの国民の皆さんを支援できる資質を身につけなければなりません。
そのためには、組織内情報を徹底的に電子化し、常に迅速に情報を開示していかなければなりません。そのために必要なのが今神奈川会で取り組んでいる「文書管理システム」なのです。日行連がそのことに目を向けて全国組織の中の情報共有とそれに基づく情報相互作用を引き起こすインセンティブを惹きだしてほしいと心から願っています。
2004.06.22
今日は、台風一過のすばらしい青空が広がっています。風が結構ありますが、鰻登りに気温が上がっています。
昨日から痛くなった腰の痛みが増してしまい、今日は大事をとってお休みです。神経症状はないので、たぶん、筋肉の炎症のようです。今日は安静にしていましょう。
今日もまたまたMebiusくんがストライキを起こしてしまい、書き込みが午後になってしまいました。不安定なシステムで困ったものです。今はあまり小遣いを使えないので、買い換えるわけにも行かず、当分だましだまし使っていきましょう^^;
ということで、安静に戻ります。
2004.06.21
今日は、西日本に台風がきているので、関東も雨になるようです。今は曇りで雨は落ちていませんが、今にも降り出しそうな空模様です。
先週金曜日に当事務所のクライアントである造園会社の会長さんが亡くなり、おとといのお通夜、昨日の告別式に行って来ました。この会長さんは、頑固一徹な職人気質の方でしたが、県の造園業協会や小田原市緑化組合などの要職を歴任して社会貢献も積極的にされてきた方なので、それなりに立派なお葬式でした。ご冥福をお祈りしたいと思います。
そのせいとは言いにくいのですが、今朝はすこぶる腰の調子が悪いのです。とにかく痛い^^;。
今日の午後、日本電子認証(株)の神奈川支社長さんが来訪されるとの連絡が先週ありました。どんな話で来られるのかは定かではありませんが、神奈川県内の電子申請に対する取り組みの様子だの情報を聞いてみたいと思っています。
先週金曜日の支部長会で、経営状況分析申請の代行と代理の問題を提起しましたが、同席された小田会長に「6月9日付で日行連から文書がきているはずだが、なぜ、会員に知らせないのか」と聴いたところ、「代行申請では、補正や質問の受け答えができないとのことだが、代行でもこれまでと同じようにできるよう日行連に要望している。」という答えが戻ってきました。
私は、その要望は間違っており、行政書士法上“代行”は、法定業務ではなくなったので、一般概念である“使者”として扱われることになることを説明し、「提出代行権」の既得権を主張するのではなく、行政書士が申請手続代理を積極的に業務に取り入れるよう指導することこそが会の役割であることを主張してきました。
実際、この法定代理権に対する理解が進んでおらず、「代理申請では、何でもかんでも責任を追及される」という誤った理解をして、これまで通り「代行」のままやっていこうと考えている行政書士が多く、行政書士による「代理申請」の実績が上がっていない現実があるのです。このままでは、何のために「悲願」とも表現されてきた代理権を獲得したのかが問われる事態に陥ることになります。
「代理申請」の意義を理解していただくために私が書いた「行政書士の代理権と専門家責任」という論文が、来月号の行政書士かながわに掲載される予定になっています。是非、多くの行政書士の皆さんに読んでいただきたいと思います。
2004.06.18
今日も晴れています。本当に梅雨なのでしょうかねぇ。
今朝は、Ozeki−Letter(私のメルマガ)の発信にシマンテックのウィルスチェックが入って、サーバに拒否されましたというメッセージで、送信が終了するまでに1時間以上手間取ってしまい、どっと疲れてしまいました。
一昨日は、MebiusがHDDを認識しなくなり、ウンともスンとも言わない事態に陥り、少々あわてましたです。何度か電源を切ったり入れたりしていたら何とか起動をしたのでホットしましたが、今週は、なんだかPCとネットに振り回されているような感じです。フ−^^;
今日は神奈川県行政書士会の支部長会で横浜行きです。
新橋の浜離宮建設プラザで行われる「建設産業史研究会」の本日開催なので、ブッキングしてしまい、残念ながら欠席なのです。前回も所用で欠席してしまったので、今回は是非出席したかったのですが、本当に残念です。
次回は9月になるようですが、私が発表する番なので、絶対にはずせないですねぇ。お題は「行政書士の歴史と建設産業の関係」にしようと考えているのですが、これからそのための研究をしなければなりません。頑張りましょう。
2004.06.17
今日は曇り。でも日差しはあります。
昨日国会が閉幕し、各党は参議院選挙一色になったようです。しかし、これほど国民の気持ちが政治から離れてしまっている(と、いうよりは、国民の意思を代表してくれる政党、政治家が見あたらないと思われている。)状況での選挙がどうなっていくのか見物ですねぇ。
この国会で作られた法律は、重要法案を含めて130を超えているということなのですが、その詳細は、ほとんど国民には知らされていません。それらの法律が施行され、実際に運用され始めて、初めてその内容がわかってくるということになります。
もちろん一つ一つの法律にはそれなりの意味があり、私達国民の生活や社会・経済活動に深く関わってくるものなのですが、それらが、必ずしも国民にとっての幸福につながるかどうかはきわめて疑問といわざるを得ない場合が多々あることは自明のことであると思います。
ネットで検索する限り、国の審議会や省庁のパブリックコメントの募集などで、かなり情報の開示がされており、レベルの高い議論が展開されていることは垣間見ることができます。しかし、にもかかわらず、多くの国民には見えない、置き去りにされているという風に映るのはなぜなのでしょう。
たまに国会審議の中継をみるようにしているのですが、肝心な部分は、国会外の政府・与党協議ですでに決まっており、形式的な議論しか見えてこないというのが率直な感想なのです。今回の「自衛隊の多国籍軍への参加」問題も与党協議で了解を得たということで、国会審議を経ない政令で対応するようです。
今こそ国会のあり方を考え直さなければならない時期にきているのではないかと強く思う今日この頃なのです。
参議院は、本来政党政治を持ち込まない「良識の府」であったはずです、しかし、いつの間にか政党政治がまかり通り、第二衆議院のようになってしまいました。独自性を発揮できない参議院など国民にとって何の意味があるのでしょう。支持母体は政党であっても、当選した段階では無所属の参議院議員として党議に拘束されないで良識を発揮して、衆議院から回された法案を国民の目線で審議する。そんな参議院にしてほしいものです。