小関ブログ

読了しました。

昨日の雨は夕方には止み、今朝は曇りです。寒い朝ですが、花粉を感じています。例年通り、この時期はウォーキングは休みです。

「日本人の戦略的失敗」は、昨夜読了しました。

第1章で日本の超短命内閣の歴史に触れ、日本の内閣が明治以来122年間で91代(現在の麻生内閣が92代目)、平均寿命1.3年。戦後62年間では、東久邇から福田康夫まで49代の内閣、平均寿命が1.2年。29人もの首相が替わった(麻生氏で30人目)ことが記されていますが、改めてこの数字を見ると確かに、日本政府に戦略を考える時間などなかったことがよく解ります。

他国のリーダーとの比較では、戦後62年間で、イギリスの首相は13人、ドイツの首相は9人、フランス大統領は8人、アメリカ大統領は11人ということなので、日本の29人はダントツです。

それぞれの在任期間もイギリスのサッチャー政権が11年、ブレアは10年。フランスのシラク大統領は12年、アメリカの大統領は1期4年で2期までなので8年。ドイツの首相も1期4年ということで、それぞれが安定した長期政権で国家戦略を考え実行するだけの余裕があるの対して、日本は平均1.2年の短命内閣では、国家戦略を持ち他の国々と「戦略的互恵関係」の構築などできようはずもないことがよく解ります。

確かに、日本という国は、時の首相がビジョンを示すことなく、次々と政権が変わり、未だに目先の事象に振り回され、場当たり的な戦術論しか示されていないのが現実だと思います。現麻生内閣もまだ半年程度なのに政権末期状態で、この未曾有の危機の中で何もできないでいます。

今、オバマ大統領の招待でアメリカに行っているのですが、何を話し、どんな合意をして帰ってくるのか全く解らない状況です。少なくともこれ以上日本の無能さをさらけ出すことのないようにしてもらいたいものです。

昨夜から、引き続きで一緒に買ったアメリカの経済学者ラビ・バトラ氏の「2009年 断末魔の資本主義」という本に取りかかっています。

2009年 断末魔の資本主義―崩壊から聡明へ 光は極東の日本から
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