小関ブログ

会員の処分について

今朝も冷たい雨が降っています。鬱陶しい天気が続いていますが、そろそろ青空が見たくなってきました。

昨日の理事会は、第1号議案(会員の処分について)の2つの処分案件だけで4時間を費やし、夕方6時30分過ぎにその他の議案を残したまま中断。3月12日に臨時理事会を開いてのこりの議案を審議することになりました。しかも、処分案件の一つは、前回理事会でも議決ができず、今回も議決には至りませんでした。

問題なのは、本会における綱紀、苦情処理、会員間の紛争処理、会員指導それぞれに関するルールと手続が不完全若しくは全くない状態で、これらの問題がごっちゃに考えられているために、所管部署が必ずしも明確ではなく、綱紀委員会への通報が優先され、先に「処分ありき」という判断がなされていることだと思うのです。

強制会である行政書士会にとって、会員管理は大きな役割の一つですが、会員指導がその主体になるべきだと考えています。

処分を受けた会員の中には当該処分に対して不満を持った人もいたであろうし、未熟であるが故に処分対象となった違反事実についての認識がなかったために通報をされいきなり処分を受けたという事例で、先に指導をして欲しかったという人もいたのだと聞いたことがあります。

本会に苦情が持ち込まれたり、綱紀通報がなされたときに、その内容を吟味してどう対応することがよりよい問題解決に繋がるのかを慎重に考え、ルール化して手続的にも齟齬のないシステムを作ることが求められているのだと思うのです。

綱紀委員会は、独立した組織で執行部の影響を受けないようにされているので、難しい問題もあるのですが、組織全体、会員の権利擁護を考えたときに決して看過できない問題なので、次年度に向けてシステム作りが進むことに期待をしたいと思います。

今日は、一日事務所で執務です。

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