小関ブログ

日行連会長選挙に思うこと

今日は朝から雨です。昨日昼間は蒸し暑かったのですが、夕方からは涼しくなり、今日は20℃に達しないで涼しいようです。

各都道府県行政書士会の総会も一部を除いてほぼ終わりに近づき、今日が日行連会長選挙の立候補届の締め切り日です。

現在のところ4人の候補が名乗りを上げているようですが、もう少し増えそうだという噂も入ってきます。日行連は、行政書士“会”連合会なので、構成員は各単位会ということになり、立候補者は3つの単位会からの推薦を受けなければなりません。

総会は、代議員制なので、私たち役員には選挙権がありません。しかも、選挙時には会場からも出なければならないことになっており、2年前の総会では執行部のトップを決めるのにその下で働く役員が選挙に参加できないことに不合理を感じました。

議案審議においては、執行部が提案者なので議決権がないのは当然なのですが、会長選挙については、役員に選挙権を与える特例を設けてもよいような気がしています。

現状では、日行連役員選任規則において会長は「選挙」ということになっているので仕方がありませんが、私は、選挙という方式が必ずしも強制会である行政書士会の全国組織にとって最良のものであるとは思っていません。

どんな制度にも良い面と悪い面があることは自明の理ですが、「選挙」で候補者同士が争うことによって、論功行賞人事が繰り返され、適正な人的資源の確保が出来ていないばかりか、組織の継続性が全く確立せず、新たに選出された執行部が、前執行部を全面否定するところから始まることが繰り返されてきたことによって組織内の情報の蓄積がほとんど出来ていないのが現状だと思っています。

従って、組織内の議論がコップの中ということになりがちで、中長期の展望・ビジョンを持った戦略的な議論が全くないと言っても過言ではありません。また、制度を取り巻く様々な環境の変化、時代の動きによって起こる様々な事象に対しても緊張感のある対応がとれているとは言い難い状況にあります。

このことの改革は急務なのだとこの4年間言い続け、一昨年には組織改革検討特別委員会の委員として大胆な提案を行い、会則・規則の改正に携わりましたが、会長が替わり、その理念を理解しない執行部が編成されてしまったので、未だ組織改革は中途半端であり、それぞれの機関の果たすべき機能がほとんど活かされていないという現実なのです。

今回立候補される方々には、このことを十分に理解していただき、未だ組織改革の途上であるという認識の下で政策、ビジョンを語っていただきたいと切に願っています。

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