小関ブログ

たばこ税増税(2)

今日も快晴。とっても寒いです。
昨日横浜へ行ったときは関内駅から歩いている間に顔がこわばってしまうほどでした。行政書士会のある産貿センターのビル空調の温度が高めなので、着いてからしばらく顔だけがやけにほてってしまいました。しかし、この温度差はかなり堪えますです。今日は渋谷の日行連行きなのです。
ところで、先週書いたたばこ税の増税の件ですが、昨夜送られてきた森元恒夫参議院議員のメルマガに裏事情が書かれていました。

たばこ税については、当初厚生労働部会から国民の健康を増進し、医
療費の膨張を押さえるために、1本10円増税すべきであるとの要望が出
されました。しかし、これに対しては賛成意見もあったものの、党内の
大勢は、たばこが医療費を増嵩させているという明確な実証データがな
いこと、たばこが健康に悪いと言うなら酒も同じであること、嗜好品で
あり本人が自覚して喫煙しているものを禁止的な税金(現在1本7.892円
のものを一挙に2倍以上に引き上げる)を課すことは適当でないこと、2
年前の増税で疲弊している葉たばこ産地に壊滅的な影響を与えること
等々を理由に、反対というものでした。
−(中略)−
税制調査会としては、仮に財政健全に資するためということであって
も、なぜ財政をたばこ喫煙者の負担だけで改善しようとするのか、本来
それは国民全体が等しく負担を分かち合うことによって達成すべきこと
ではないかという意見が強かったのですが、最終的にはその判断を会長
に一任するということになり、会長の苦渋の判断として1本85銭(実質
的には諸経費を入れて1円)増税することに決まった次第です。

ということだそうです。これほど反対意見が強いにもかかわらず、“苦渋の判断”とはいえ増税に踏み切ってしまうというのはやっぱり納得できません。そうでなくても、今や喫煙者は社会の隅に追いやられ、喫煙場所の多くは建物から追い出され、この寒空に外の吹きさらしにしかないのです。そうまでして吸いたいのかという向きもあるのかもしれません。が、それは個人の嗜好の問題であり、社会が全体として「喫煙禁止」というルールを作るならともかく、税額を上げて実質的な禁止を目指そうとしたり、健康増進法などで、喫煙者を追いやるような施策は採るべきではないと思うのです。喫煙者もルールを守り、嫌煙権を認めている限り、きちんと分煙が確保できる社会にしてもらいたいと思うのです。

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