小関ブログ

司法の混沌?

今日は、久々の雨。それもさっきから大粒の雨が激しい音を立てて降っています。今日は、降ったり止んだりの天気だそうです。そのせいか気温は昨日よりはだいぶ下がり、過ごしやすいです。
体調は、ほぼ快復。今朝は久々にウォーキングをしてきました。といっても、ならしで20分ほどですが・・・(でも、家に帰り着いた途端、大粒の雨が・・・)。
昨日“混沌とした社会が拡がっている”と書きました。書いている頃に報道された「御殿場事件」(被告少年等が無実を訴えている婦女暴行、強姦未遂事件)の控訴審での有罪判決も司法の混沌を思わせるものでした。
詳細な事実関係は報道でしか知らないので、正確には「知らない」のですが、一審段階で、事件のあった日を被害者が一週間間違えたとして、そのほかの重要な状況事実にも思い違い外があったとして「訴因変更」なるものが認められ、変更された犯罪日には台風が近づいて雨が降っていたのにもかかわらず被害者は傘を差したことも濡れた覚えもないと供述しているという大きな矛盾があるにもかかわらず、有罪となり、今回の控訴審判決でもそのことがどう判決に反映されているのかは未だ不明ですが、一審判決よりやや軽い1年6ヶ月の実刑判決が下されました。
折しも、今朝の報道では、富山の強姦事件で被告とされ、実刑を受けて服役を終えた後に真犯人が見つかった冤罪事件で、この元被告人に対して無罪判決を要求する論告求刑が行われたことが報じられていました。
明確な物証や証人もなく、被害者の申立と犯人とされた被告人の自白に頼らざるを得ないこの手の犯罪を裁くことの危うさを感じざるを得ません。「疑わしきは、罰せず」という刑事裁判の原則はどこへ行ってしまったのでしょう。

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