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(15)新たなプロフェッションの形を考えよう⑨

 前回は、ヒエラルキー・ソリューションについて書きました。
 工業化社会の終焉と共にこのヒエラルキーソリューションでは、問題解決が出来なくなり、そこでグローバリゼーションの拡大と共に台頭してきたのが、マーケット・ソリューションという考え方です。

 このマーケットソリューションという考え方は、『新古典資本主義学派』という経済学派の提示する考え方で、すべての問題解決を『市場』に委ねようという考え方です。

 今の小泉内閣の政策は、竹中経済財政相がこの新古典資本主義学派の学者なので、まさに、このマーケット・ソリューションに基づいた展開となっているのです。

 その施策は、この景気低迷に対する判断が『消費が低迷しているのは、造る側、売る側の価格が高いからだ。もっと競争をして、良いものを安く売る努力をしなければならない。』という論理に基づいているわけで、市場競争をさせることによって、優勝劣敗の環境をつくり、強いもの(企業が)勝ち残れば問題解決になると考えるわけです。

 そのために、“不良債権処理”ということで、弱い企業を市場から退出させることに力を注いでいるのです。

 この考え方は、グローバル経済の中での国際競争力という観点からは有効なのですが(と言うよりは、グローバル経済の中では標準となっている。)、ローカルな地域経済には、大変な打撃となっているのです。よって、中小零細企業や市民生活にとっては、何ら問題の解決に寄与しないばかりか、逆に問題をさらに深刻にしてしまう方向性をもっているので、閉塞感が増しているのです。

 では、これからの社会の中での有効な問題解決手法は、ないのでしょうか?
 そこで、近年注目をされている考え方が、東京大学の金子郁容教授が提唱する“コミュニティ・ソリューション”という考え方です。

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