小関ブログ

小沢一郎氏の代表辞退!?

昨日午前中には雨は止み、晴れ間が覗きましたが、その後の蒸し暑さはひどかったです。
今朝も、曇りですが、蒸し暑さは持続しています。
昨夜は、小沢一郎氏が年金未加入時期があったという理由で民主党代表を辞退するというニュースが流れ、びっくりです。わざわざ「首相と全く同じ」と前置きして政治的けじめをつけなければならないという言い方で「差し違える」という印象を演出したようですが、これも永田町一流のやり方で、国民感情とはかなりずれているのではないかという風に映りました。
私も含め、多くの国民が小沢一郎氏の強いリーダーシップによって民主党が政権を担える党に成長することを期待したのだと思います。が、その期待はもろくも裏切られ、苦し紛れに代表を押しつけられる形となった岡田氏では参議院選挙での惨敗は免れないのではないかと思われます。
その意味で、今回の小沢氏の代表辞退は、年金制度の本質的議論ではない未納バトルを長引かせ、民主党に対する国民の期待を裏切り、政治離れをさらに促進したのではないかと思われるのです。本当に残念です。
この国会議員の年金未納・未加入問題は、それぞれの個別の事情や責任の有無を斟酌することなく、互いにバトルをしあうことによってどんどん政局化し、混迷化しています。どこかで一度きちんと整理をして、何が問題で誰が責任をとらなければなならないのかを明確にするべきだと思うのです。これ以上の政局の混迷は避けるべきだと思うのです。
年金問題の本質は、その制度的な複雑さや不平等間、そして官僚による年金資金の流用やそれによって生じた多額の赤字の責任の所在の明確化などであるはずです。それらを置き去りにし、負担増と給付の減だけを国民に押しつける政府の改革案は、とても「改革案」などといえるものではないと思います。世論調査でも70%の国民が廃案を望んでいるこの法案を衆議院で通過させた上でのこの未納問題騒ぎには、いささかうんざりです。
“良識の府”であるはずの参議院での審議を注目したいと思います。

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