小関ブログ

行政サービスの市場化テスト

昨日の雷雨は午後2時過ぎに上がり、その後は夏空が戻って、今日も晴れて、暑くなりそうです。
今日付けの日経新聞の5面に「行政サービス 官民で競争入札し効率化」という見出しで、行政サービスの「市場化テスト」を導入するという記事があります。
「市場化テスト」は、行政が提供するサービスのコストや質を民間業者との競争入札で比較し、官より民が優れていれば民間へ業務を移管する手法ということで、今回は学校や病院、職業安定所の業務を想定しているようです。
この手法は、イギリスがサッチャー政権の時代に生み出した手法で、行政の一つの部署で扱う業務を民間と競争入札させて、落札した方がその業務を行うようにしたもので、そのときには、清掃局の業務が民間に委託され、そこにいた職員は、他の部署に回されるという事になったということが大きく報道された記憶があります。
この手法は、「小さな政府」を作るためにはきわめて有効であることが実証され、イギリス、アメリカではすでに定着しているようです。つまり、日本もようやく「小さな政府」を目指すことが明確になったと言うことなのだと勝手に評価をしています。
という記事がある一方で、同じ今日付けの紙面には、近鉄バッファローズの買収に名乗りあげたライブドアというIT企業に対して、プロ野球オーナー会議の議長でもある渡邊恒夫読売ジャイアンツオーナーが不快感を示したとの記事が載っています。確かに球団の所有権は、各オーナーにあるのかもしれませんが、これだけ国民的なスポーツとして発展してきたプロ野球が、ファンの声も聴かず、閉鎖的なオーナー会議ですべてが決まってしまう前近代的な運営が未だになされていることに奇異さを感じます。

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