小関ブログ

“ワンフレーズポリティクス”

今日は曇りで昨日よりは過ごしやすそうですが、私の身体はいったんは治まった腰痛が再発し、昨日からきつい腰痛に悩まされています(痛)。
今朝、TVをみていたら、どこかの大学教授が小泉首相の“ワンフレーズポリティクス”の政治手法は時代の流れであり、今や長々とした説明や演説は受け入れらなくなってきているという解説をしてました。が、本当にそうなのでしょうか?
今回の参議院選挙での自民党の敗因は、“説明不足”が大きいという評価が多くあります。その点は、小泉首相自身が認め、「説明する時間がなかった。」という弁明なのか開き直りなのかよくわからない発言をしています。
確かに、若い世代でのTVの影響は大きいようで、簡潔で短い“ワンフレーズ”の、しかも独自性のある独特の表現方法が一般的になっているようです。しかし、それだけに、受け取る側の理解の仕方が多様になってしまい、様々な誤解や行き違いが生じてしまい、トラブルに発展するケースもままあるようです。
今、政治に求められているのは、情報の開示と説明責任であるとずいぶん前から言われ続けています。短く、しかも的確に表現され、それが国民の共通理解につながるのであれば“ワンフレーズポリティクス”も大いに歓迎なのですが、小泉首相のそれは、先日の勤務実態の有無を追求されたときの「人生いろいろ、会社もいろいろ、社員もいろいろ」というフレーズに象徴されるように、何の説明にもなっていない、およそ共通理解とはほど遠い発言がそのまままかり通っていることに多くの国民が不快感と不信感を抱いているのだと思うのです。

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