小関ブログ

花粉症

今朝の小田原はどんよりと曇っています。いつ雨が落ちてきてもおかしくない空模様です。
昨日の風が春一番だそうですが、今朝はかなり冷え込んでいます。季節の変わり目三寒四温の時期です。体調管理が大変な時期です。ご自愛を。。。
私はといえば、今年も花粉症がかなり厳しい状態です。鼻の方は大したことはないのですが、目のかゆみがかなりひどい状態で、夜中に目をかきむしりたくなるほどです。飲み薬と目薬でなんとか対処していますが、これからもっと花粉の量が増える時期なのでどうしたものかと。。。(悲)
今朝のTV「特ダネ」の小倉キャスターが「国民の5人に一人が花粉症で苦しんでいるのに政府はなぜ積極的な対策を取らないのか」と気色ばんでいましたが、本当にそう思います。日本中の杉林が荒廃し、きちんとした管理がなされないまま何ら有効な対策が取られてこなかったことは事実で、ここ小田原でも南足柄や箱根の杉林から大量の花粉が飛散しています。
問題は、国内の材木が使われず外材を輸入することが当たり前のようになり、林業が衰退して放置されている山林が広がってしまったことにあると思われるのですが、日本の商社が東南アジアや南米の森林をつぶして安い外材を国内に持ち込み、プレハブ工法の普及によってハウスメーカーも外材一辺倒になってしまった感があります。そのために日本国内で生産される木材の価格が高騰し、在来工法でもあまり使われないという悪循環を引き起こしているように見えます。
林業の普及のために林野庁という役所があるわけですが、本来の目的のために何をやっているのかよく見えてきません。国内には木曽檜や吉野杉、青森のヒバといった優れた木材があります。最近は「木の家」と称して「総檜の家」などといった広告がよく入りますが、よく見ると無垢材は殆ど使われず、接着剤で貼り合わせた集成材といわれる木材が多く使われています。この接着剤がシックハウス症候群など人体にいろいろな影響を及ぼしていると言われています。
環境破壊やシックハウスといった問題を惹き起こしている土壌の上に花粉症があるのだと思っています。本当に国の政策的な対応が求められているのだと思うのです。
たとえば、国産で無垢の材木を使った住宅建築の奨励策を打ち出すとか、シックハウスの原因となる接着剤の使用を全面的に禁止するとかです。他にも色々考えられますが、とにかく、杉や檜の林を適正に管理し、花粉の量を劇的に減らすには、国内産の材木の需要を喚起して林業の復興をすることが大切なのだと思うのです。

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