小関ブログ

今日は一泊研修会

今日は、足の遅い台風10号の影響で変化のめまぐるしい天候になりそうです。風はあるのですが、湿度も高く朝からむしむしとした暑さです。
今日は午後から湯河原の“水仙の里”というところで、相模原支部の一泊研修会の講師として“行政書士の代理権と予防法務”というテーマで話をしてきます。
司法制度への参入を唱える方々は、弁護士法72条とのせめぎ合いを表面に出して議論されることが多いようですが、日々市民からの相談を受けている実務者としては、紛争性(事件性)のある法律事務を扱うより、トラブルを未然に防止をすることに軸足をおいた活動を展開することによって市民からの信用と信頼を獲得してこそ司法制度の一翼に参入できる道が開けると確信をしています。
紛争状態に入ってしまった場合、法律は攻撃と防御(盾と矛)の武器として使われ、きわめてシビアなせめぎ合いが展開されます。そうなってしまうと、金銭的満足か、感情的満足を得るために手段を選ばないと言うことになっていきます。しかし、どちらが勝っても双方が傷つくことになることはこれまでの経験から明らかです。
弁護士は、そのような事件性のある法律関係の中で訴訟技術を身につけ、訓練をされています。しかし、我々隣接法律専門職種といわれる資格者は、双方代理が可能な法律関係の中で業務を行ってきており、一般的に見れば、紛争性のある法理事務に長けているとは言いにくいものがあります。逆に、安定した法律関係を形成し、紛争やトラブルを未然に防ぐための知識や技能を磨いてきたといった方がよいと思うのです。
今日は、その辺をご理解いただくために2時間30分をフルに使ってみたいと思います。

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