小関ブログ

“場”を大切にする組織作りを

今日の小田原は晴れ。爽やかな風がそよいでいます。
神奈川県行政書士会の会長選挙がいよいよ明後日に迫ってきました。それぞれの候補者、支援する人々にとって最後の追い込みに躍起になっていると思われます。
私は、冷静で客観的な立場で今回の選挙を見つめています。むしろ、どの候補が勝つにせよ、重要なのは、その後の執行体制をどうつくり、改革に向けた体制をどうつくっていくのかが重要な問題なのです。
行政書士会という「非営利組織」の組織経営(マネジメント)を考えていく上で、“場”とは何かを考える必要があるのだと考えています。
“場”とは、「議論する“場”がほしい」とか、「“場”の雰囲気」とかの“場”なのですが、組織の中で“場”をうまくつくり、“場”を活用して(通じて)人々の間の交流を活発にし、その中で、人々が互いに情報を交換し合い、影響し合い、人間関係を築くことによって、共通理解をつくりあげていく作業が必要になります。そうした“場”が生まれれば、そこにいる人々が相互作用(互いに影響し合う)の中で、しかるべき自分で判断してくれて、組織運営の実務が動いていくことになります。
そのためには、トップがあらゆる会議に出席し、自分の口で組織全体の目標や、方針、基本理念などをきちんと説明し、会議の“場”に参加した人々の共通理解を促し、人々が、意識・無意識のうちに相互に観察しあい、コミュニケーションをおこない、相互に理解し、相互に働き掛け合い、共通の体験をする。と、いった“情報的相互作用”を生み出す組織風土を創り上げていくことが重要なのです。
“場”をうまくマネジメントすることによって、人々は必要な学習を行い、成長していきます。逆に“場”をうまくマネジメントできない組織の中では、人々は学習するインセンティブは働かず、それぞれが勝手な行動をし始め、互いに影響し合うことが出来ないため、人々が成長することが出来ません。
つまり“場”が人々を育てるのです。選挙後に組織される新たな執行部は、このことを理解し、“場”を活かすことによって成果を上げられる組織作りをしてもらいたいと強く思います。
もちろん、選挙の結果、私がしかるべき立場を確保した場合には、全力を挙げて実践をしていきたいと考えています。

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