小関ブログ

国会の論争

今日は久々の晴れです。やっぱり青空は気持ちがいいのですが、体調はイマイチです。
26日の首相所信表明。それに対する昨日の前原民主党代表の代表質問について、様々な評価が飛び交っています。新聞の論調も様々です。が、いえることは、双方が同じ政策思想に立っているということだと思うのです。
どちらもレーガンやサッチャーによって進められた規制緩和、民営化などの行政改革、福祉の切り捨て、政府支出の削減=「小さな政府」によって市場原理至上主義を拡大し、自由な市場競争こそ現在の問題に最適の答を出すことが出来るという“短絡的マーケット・ソリューション”の立場に立って社会・経済政策を考えていることは明らかです。
本当に、今、「社会の豊かさ」とは何か「豊かな人生」とは何か、そして「人々の心の豊かさ」とは何かを生活者の立場から真剣に考えなければならないと思うのです。そういっている間にも政府、地方政府の債務はどんどんふくらんでいます。1分間に6,000万円の利子が増え続けるという想像を絶する世界にあります。
首相は、その所信の中で、郵政民営化に多くを費やしましたが、小泉改革によってどんな豊かな社会が出来るのか、今ある債務を減らし、国民が安心して暮らせる国にするために何をするのかを明確にし、その先にあるビジョンを語るべきであると思うのです。
「やってみなければ解らない」ではすまされない。と、思うのです。これから官業の“市場化テスト”が具体的に始められようとしています。まさに、このテストも“やってみなければ解らない”を前提にしているので、高名な経済学者がその論文で書いているように“人体実験”の様を呈することにならなければよいなどとよけいな心配をしたくなります。

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