小関ブログ

行政書士倫理について

今日も晴れています。昨日ほどではありませんが今朝もかなり気温が高いです。徒歩通勤で汗をかいてしまいました。
昨日送られてきた「日本行政」に全国総務部長会の報告があり、その中に「綱紀事案・行政書士倫理に関するアンケート集計結果」というものがあり、行政書士倫理の周知、倫理研修の実施に関する項目があります。
確かに、コンプライアンスの徹底が叫ばれている中で、倫理は重要です。が、しかし、倫理とは道徳・モラルであり、規範であるわけで、行政書士倫理といった場合には、行政書士としての専門家責任に基づくものであり、そのことの理解がまず必要なのだと思うのです。
行政書士としての専門家責任がきちんとした理解になっていないことが専門家性を担保できていないことに繋がり、職業倫理が確立できない状況を生んでいるのだと思っています。うわべの規範をいくら説いてもなかなか個々の行政書士の倫理性は醸成されません(説くこと自体を否定しているわけではありませんが)。要は、行政書士という専門職業人としての業務遂行における理念や哲学をきちんと確立しそれを周知する必要があるのだと思っています。
歴史的な考察も含め、行政書士制度の理解を前提とした業務のあり方と専門家責任を明らかにすることが急務であると思うのです。そのことを通じてこれからの時代に適応した行政書士制度を創造していくことが求められている。私はそう思うのです。
11月13日に横浜ワークピアにおいて「行政書士の代理権と専門家責任」についての研修会が行われます。そのときに講師としてこのことを踏まえた話をしてみたいと思います。

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