小関ブログ

日本人のアイデンティティを語ろう!

今日は、朝方少し雨が降りましたが、今は曇。時折日差しはあるのですが、所々厚い雲に覆われています。

いよいよガソリン税暫定税率の期限切れが現実味を帯びてきました。今朝のTVは、その話題でもちきりでした。果たして“4月パニック”は起きるのか・・・などと騒がれていますが、まさに政治の混沌を象徴する話題なので、騒ぎは大きくなるばかりです。

先日茨城で起きた指名手配中の青年による無差別殺傷事件、昨日は、岡山で18歳の少年がホームから男性を突き落として殺害した事件が起きました。共通しているのは、「人を殺したかった。誰でもよかった。」という発言です。

要は、ゲーム感覚で人を殺しているとしか思えない現実がそこにあり、現実と仮想の区別が出来なくなっている若者が増えてきているような恐怖を感じます。「人を殺してはいけない。」という最低限の規範は、安定した社会の基底をなす価値観だったはずです。その最低限の価値観すら揺らぎはじめている危うさから来る恐怖です。

時代の変化によって、これまで常識とされてきた価値観や規範が破壊され、その変化の大きさにとまどっていることが現在の日本社会の混沌や閉塞、混乱を生み出しているように思えてなりません。この中から新たな価値観が生まれそれに基づき規範と秩序が生まれてくるのだろうという期待はもちろんあるのですが、政治がその期待に背を向け、コントロールを失っている現実を見るとそう楽観はしてはいられないようです。

この混沌から脱却し、安定した秩序ある日本社会を創っていくためには、日本人としてのアイデンティティをかたり、日本人としてどう生きていくのか(民族主義的な思考とは別のものとして)、日本という国を世界の中でどう位置づけ、どのような方向性をもつべきなのかを真摯に議論し、多くの国民が希望を持てるビジョンを持つべきだと強く思うのです。

そのためには、“アメリカがくしゃみをしたら日本は風邪をひく”と言われてきたアメリカ依存思考からそろそろ脱却し、自立した独立国としてのアイデンティティを確立するために何をなすべきかを真剣に考えなければならない。私はそう思っています。

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