小関ブログ

不在者財産管理人

今日は朝家を出る前には晴れていたのですが、今は完全に曇ってしまいました。外は寒々としています。
今日は午後から、不在者財産管理人として不在者の調査に出掛けます。この件は、平成2年1月に申立人の自宅不動産の相続ために申立弁護士の依頼で始まったのですが、申立人(不在者の兄弟)も身障者で生活が苦しく、不在者の相続分代償金(不在者財産)の用意が出来ずにここまで来てしまったので、私も記憶が薄れてしまった案件なのですが、今年10月に家庭裁判所から報告書の提出を求められ、いつまでも放っておけないないので、なんとか工面をしてもらい、ようやく調査に入ったというわけで、書面調査では、依然として生死、住所とも不明状態なので、今日は、10年前某所から来た通知に書いてある住所を手がかりに調査に行くというわけです。
といっても、10年前の住所の地図を調査したところ、簡易宿泊所らしいので今もそこにいるかどうかはいってみなければわかりません。いなかったら福祉事務所へ回ります。それでもわからない場合は失踪宣告の申立をしなければなりませんし、もしいたら不在者財産管理人として財産を預かっていることを説明し、それを本人に引き継ぐことの了解を得て裁判所に報告をした上で引き継がなければなりません。
何とも心許ない調査になりそうですが、家庭裁判所の審判によって選任されているので、やらないわけにはいきません。頑張ってきましょう。

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