小関ブログ

全ての元凶?

今朝はどんよりとした曇です。風はなく、朝からもぁ~っと暑いです。

昨日、全国の漁業者が一斉休漁して、原油高騰に対する補助金の支給を求めたそうです。報道映像の中で小田原の早川漁港の様子が写っていましたが、空っぽの市場が印象的でした。

投機マネーによる原油高に対して何の対策も出せなかったG8サミットに対して失望を通り越して怒りすら感じます。世界的な原油高、食糧危機を巻き起こしている産油国の政府系ファンドやアメリカの投資ファンドの投機マネーの動きを制御することに対しても、また、地球環境問題に対しても終始消極的な態度をとり続けているアメリカのブッシュ政権が全ての元凶になっているように見えます。

正直、あのブッシュの間抜け面がTVに移る度に怒りを感じています。こんなことを書くと怒られそうですが、大企業や利権団体がロビィストとしてホワイトハウスを闊歩し、ネオコンが実際の政権運営をしているようなので、ブッシュはその操り人形に過ぎないのでしょうが、何の威厳も哲学も感じられないあの軽薄な態度を見ていると、まるでだだっ子が世界を仕切っているようで、気分が悪くなります。

昨日はまた、アメリカのサブプライムとは関係のない住宅ローン専門の地方銀行が破綻して取り付け騒ぎが起き、緊急に公的資金の注入を決めたにもかかわらず、株価が世界中で全面安になり、株式市場は縮小し、投機マネーに流れるという構図が一層進んでいることが明らかになりました。資本主義は、最終段階を越えているそうで、超資本主義の時代に入ったという学者の説明もあります。

投機マネーが制御できない欲望の怪物となって世界中を覆い尽くす前になんとかして欲しいものです。このままでは、賃金デフレが進み、需給バランスと関係なく物価が上がり、地球環境の破壊が進み、食糧がなくなり、やがて人類滅亡へと突き進んでしまうのではないかという思いが強くなっていきます。

経済がグローバル化する前、国境の中の一国経済の中で構築されてきた経済学が通用しなくなり、未だにグローバル経済に対するきちんとした理論構築が出来ない状態で、市場至上主義がまかり通っています。私たちは、羅針盤のないまま未知の世界を生きているのかもしれません。今、必要なのは、世界が納得できる哲学をもった経済理論なのかもしれません。もちろん、私には、そのような能力も才能もあるわけはなく、ただただ、救世主が現れるのを待っているだけなのですが。。。

今日は、午前中相談予約があり、午後は日行連第一業務部会に出席のため渋谷行きです。

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