今日から8月。今朝の小田原は曇で、比較的涼しい朝です。

今日からまたガソリンが値上がりするようですねぇ。ガソリンだけではなく、食品をはじめ多くのものが値上がりをするようです。これでは、本当に生活者は大変です。

そんな中で政府は、有効な政策を打ち出すこともなく、内閣改造で大騒ぎです。政治主導のシステムが確立されていない以上、誰が大臣になろうと、結局政策をつくるのは官僚であり、そのことが生活者の実感とかけ離れてしまう大きな原因なので、この時期の内閣改造は逆効果なような気がしますよねぇ。

今週、WTO交渉が決裂し、当面日本農業の保護は継続されるようですが、ここでも、輸出産業にとっては、関税障壁を緩和することが出来ず、日本の外貨準備は下がる一方で、近い将来、財政赤字と貿易赤字という双子の赤字に苦しむ可能性が出てきたという話があり、ジレンマが深まっているようです。

昨日は、畜産農家が、原油高による飼料高騰でなんとかしてくれと悲痛な声を上げてデモを行ったという報道がありました。政府は、漁業者のストライキに驚いて支援策を打ち出しましたが、全ての一次産業が疲弊、困窮している中で、それら全てを支援する財政的能力などあるわけはなく、根本的な政策を転換して、産業構造そのものを変えていく以外にはなさそうに見えるのですが、それは口で言うほど易しいことではないので、大変なことだと思います。

しかし、このままでは、賃金デフレの中での物価高騰で消費は冷え込み、経済全体がさらに疲弊していくことは火を見るより明らかだと思えるのです。何度も言うようですが、新たな哲学に基づく経済思想が必要なのだと思います。

この経済状態に、地球温暖化に伴う異常気象による被害がさらに追い打ちをかけ、世界全体を覆っていきます。なんだか、SF映画の世界にどんどんはいっていくようですねぇ。

笑い事ではなく、長生きしたくないなぁ、、、などと思ってしまう今日この頃なのです。