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2004.07.30

今日は一泊研修会

今日は、足の遅い台風10号の影響で変化のめまぐるしい天候になりそうです。風はあるのですが、湿度も高く朝からむしむしとした暑さです。
今日は午後から湯河原の“水仙の里”というところで、相模原支部の一泊研修会の講師として“行政書士の代理権と予防法務”というテーマで話をしてきます。
司法制度への参入を唱える方々は、弁護士法72条とのせめぎ合いを表面に出して議論されることが多いようですが、日々市民からの相談を受けている実務者としては、紛争性(事件性)のある法律事務を扱うより、トラブルを未然に防止をすることに軸足をおいた活動を展開することによって市民からの信用と信頼を獲得してこそ司法制度の一翼に参入できる道が開けると確信をしています。
紛争状態に入ってしまった場合、法律は攻撃と防御(盾と矛)の武器として使われ、きわめてシビアなせめぎ合いが展開されます。そうなってしまうと、金銭的満足か、感情的満足を得るために手段を選ばないと言うことになっていきます。しかし、どちらが勝っても双方が傷つくことになることはこれまでの経験から明らかです。
弁護士は、そのような事件性のある法律関係の中で訴訟技術を身につけ、訓練をされています。しかし、我々隣接法律専門職種といわれる資格者は、双方代理が可能な法律関係の中で業務を行ってきており、一般的に見れば、紛争性のある法理事務に長けているとは言いにくいものがあります。逆に、安定した法律関係を形成し、紛争やトラブルを未然に防ぐための知識や技能を磨いてきたといった方がよいと思うのです。
今日は、その辺をご理解いただくために2時間30分をフルに使ってみたいと思います。

2004.07.29

録音失敗!?

今日は、台風が関東地方に接近しているため、朝から降ったり止んだりで、時折日が差してくるといった変化の激しい天候になっています。おかげで風はあるのですが、湿度がかなり高く、蒸し暑くなっています。
台風による高波の影響で、昨日から西湘バイパスは通行止めになっているようで、昨日の夕方は周辺道路が大変な混雑になり、びっくりです。今朝はそうでもなさそうですが、日中はどうなりますやらです。
一昨日の「オンライン申請研修会」のあとに行われた“意見交換セミナー”の記録を作ろうと録音をしたICレコーダーを再生したところ、最初は雑音だけしか聞こえず(フォルダー内のほかのファイルを再生したらしい。)、そうこうしているうちに当日の主催者から電話があり、“国交省からあのセミナーの記録がほしいという連絡があったので、よろしくお願いします。”とのこと。そのときに「録音が出来ていないようだ。」と正直に答えたのですが、その後PCにダウンロードをしてファイルを探し出してみたところ、頭の部分が再生されたので、ホットして、主催者に「録音が出来ていた。」電話をしたのですが。。。
いざ、テープ興しをしようと再生を始めて4分ほど経過した段階で、突然音声がとぎれてしまい、その後はどういうわけか無音状態になってしまい、結局録音に失敗してしまったようです(悲)。
ということで、さぁ大変です。記憶を呼び起こして、報告書をつくらねばなりません。頑張りましょう^^;。

2004.07.28

オンライン申請研修会

今日もギンギンの夏の日差しが照りつけています。風はあるのですが、あっついです(汗)。
昨日の「オンライン申請研修会」は、盛会のうちに終わり、研修会終了後場を変えて講師を交えた意見交換会も有意義なものでした。懇親会、二次会へと流れ、したたかおいしい酒を飲んできました。なので、今朝はちと胸焼けが。。。。^^;(うぇ)
昨日の研修では、政府部内で統一的な汎用受付システムを構築しようという検討が始まっているとのことでしたが、相変わらずの縦割り行政でそれぞれの省庁が独自にシステムを作ってきたものを統一することはなかなか困難なようです。
さらに、都道府県の足並みが全くそろわず、都道府県経由の許認可申請のオンライン化は頓挫しているようです。このような状況の中で先進的な自治体が独自にシステムを立ち上げてくるので、申請者側にとっては、様々なシステムに対応しなければならず、場合によってはまたしても多端末という状態を強いられそうです。
電子申請は、利用者の立場に立ったシステムが大前提とされています。が、縦割り行政や地方分権化の中で行政はそれぞれのレベルでそれなりの思い入れと方針の下にシステム作りを勝手に進めているので、利用者の立場を言いながら、実はきわめて使いづらいものになっていくようです。
利用者にとって一番重要なことは、一つの標準の下にどこからでも、いつでも、簡単に申請できることだと思うのです。今のまま市町村レベルでの電子化が進んでいくとまさに多種多様の電子申請システムが立ち上がり、データの互換性やアプリケーションの共通性もない環境ができあがってしまい、利用者にとってはきわめて煩雑で使いづらいものになるおそれが多分にあります。何とかしてほしいものです。

2004.07.27

今日は、オンライン申請研修会

今日は、朝9時30分から、横浜の県民ホールでの神奈川県行政書士会主催の「国交省オンラインシステム研修会」に参加をしています。
午前中は、国交省の汎用受付システムについて宇随オンライン申請対策官より話がありました。目新しい話はあまりありませんでしたが、着々とシステム作りが進んでいること。また、せいふとしての統一的な汎用受付システムの整備に関する議論が進められているという話もありました。
午後からは、自動車保有関係手続のワンストップサービスに関する話で、その研修が終わった後に場所を変えて、限られたメンバーで国交省の担当官らとの意見交換をするそうで、その場への参加を求められているので、今日は完全に一日缶詰になっています。
今、自動車関係のワンストップサービスの説明を聞きながらこれを書いています。ちゃんと聴かないといけないので、今日はここまでです。
※ 今日の研究会には、北海道会の会長を始め、埼玉の小栗さん、茨城の栗谷さん(全国建行協関東部会長)、千葉の益子さんなど沢山の方々が他県から参加されています。皆さんご苦労様です。

2004.07.26

法人化に向けて

今日は、朝方(5時くらいから)雨が降りましたが、今は止んで日差しが戻ってきています。ということで、今日は蒸し暑くなりそうです。
もう、今週で7月もおしまいです。早いですねぇ。
今月は、どういう訳か、建設業、産廃、酒類販売、会社設立などの新規の業務が矢継ぎ早に入って、ばたばたとしています。あまり実感はないのですが、経済状況が上向いてきたことの表れなのでしょうか。
来月(8月)1日から施行される改正行政書士法によって、行政書士にも法人化が認められるようになります。当事務所もそれに向けて準備を進めています。
本来ならば1日付で設立をしたいところですが、残念ながら1日は日曜日なので、物理的に無理。公証人による定款認証が必要なので、最短でも2日なのですが、2日は仏滅なので、3日の大安の設立になりそうです。設立登記完了後、行政書士名簿への登録・行政書士会への入会を経なければ法人としての業務を開始できないので、しばらくは時間がかかりそうです。
法人化が成った暁には、当事務所は、“行政書士法人小関事務所”という名称になります。よろしくお願いいたします。
当事務所は、現在、息子殿の小関康一事務所と私の事務所の合同事務所ですが、法人化によって一つの事務所として活動をすることになります(対外的には、今もそうなのですが)。法人化のメリットは、なんと言っても、事務所経営の継続性の担保であり、関与先様への安心の提供だと思います。そういう意味で、当事務所にはもう一人有資格者がいるので、継続性の担保は万全です。
今後、新たな社会システムの中では、士業者も当然に経済社会の一員として市場原理による競争にさらされることになります。そこで勝ち組となるためには、経営基盤の強化が大前提となります。そのためにも法人化は避けて通れないと言うのが法人化への判断です。
今後、法人化のメリットを最大限に活かし、依頼者の皆さんの権利擁護に資するべく息子殿やスタッフと手を携えて、努力をしていきたいと思います。

2004.07.23

昨日の研修会

今日も乳白色の空で、日差しがあり、気温もかなり上がってきています。あっついです(汗)。
昨日の「代理権活用事例研修会」は、なかなか面白い試みであったと思います。が、事例報告のあとに講師をされた兼子仁名誉教授が壇上から「昨日いただいた“行政書士かながわ”に代理権に関する投稿があったので読ませていただいた。(私の拙文を読んでいただいたようだが。。。)条文だけを見て議論(解釈と言ったのかも)するのは間違いだ。」と、いきなり袈裟懸けで斬りつけられ、一蹴されてしまったので、かなりへこみ、そそくさと帰ってきました。
氏の言う「条文だけ・・・」という意味がどういうことなのか、理解できたわけではないのですが、「間違いである。」という部分だけが妙に強調されていたように感じ、あのような場で一刀両断されたことに少々不快感を覚えましたです(悲)。
私は、1条の3第1号の代理権が、意思代理を含むのか、事実行為の代理なのかという点を聴きたかったのですが、残念ながらそのことに触れる解説はありませんでした。私は、農水省や国交省との交渉の経過の中で、この点が対行政との間ではきわめて重要であるという認識をしましたので、明確にしたいと思い、拙文を書いた訳なのですが、そのような理解はしていただけなかったようです。
会場で、兼子先生が先頃かかれた「行政書士法コンメンタール」を買ってきました。
その中で、『官公署書類提出手続の「代理」と許可申請代理』(1)本条一号の「代理」業務の範囲(P34)という項目があり、そこで、「本条一号は、文理的にはなお官公署あて“書類提出手続”の代理として、あくまで“書類取り扱い上の代理”業務を書いている。」として、「書類取り扱い上」=事実行為の代理と読める解釈をしています。
先生は、現在の条文から一歩進めて「こうした申請代理全般の受任になると、本条一号の法定業務を超えて、委任契約基づく法定外の許可“申請代理”であると解するのが条理に適うと考えられる。」としています。この点では全く同感ですが、そのためには、申請手続代理”から“申請代理”への法改正が必要であり、現状では、実務者としては“申請手続代理=事実行為の代理”という解釈に基づいた活動を展開することが肝要であると思うのです。
「申請代理」を法定業務とするための運動は当然に必要ですが、そのためには、能力担保措置を含め、越えなくてはならないバーが行政書士の側にあると私は考えています。我々実務者にとって重要なことは、依頼者に不測の損害を与え、賠償責任を問われたときに行政書士賠償責任保険を使えるか、つまり、行政書士の法定業務範囲かどうかの判断です。
現状で、許認可申請手続代理において意思代理を含む包括代理を行政に認めさせることは困難であり、また、弁護士や公認会計士などのような“法的判断能力”が認められていない中での包括代理はリスクが大きすぎるような気がしています。

2004.07.22

今日は、代理権活用事例研修会

昨日よりは少し和らいだとはいえ、今日も暑いです。
今日は、午後から行政書士会の「代理権活用事例」研修会で、横浜駅西口の神奈川県民活動サポートセンターへお出かけです。腰の状態がいまいちなので少々心配ではありますが、無理をしないで頑張ってきましょう。
代理権といえば、昨日届いた“行政書士かながわ”7月号(Vol169)に私の書いた「行政書士の代理権と専門家責任」が掲載されていました。今日の研修会で講師をされる都立大学名誉教授の兼子仁先生と話をする機会があれば、是非、感想を聞いてみたいと思います。
特に今日の研修会では、行政手続における申請手続代理について、「事実行為の代理」という概念の理解がどこまでなされているのかを注目してみたいと思っています。かなり多くの行政書士が未だに代理権についてきちんとした理解を持つことなく、提出代行のまま業務を行っている状況のようです。
行政書士法上、従来の“提出代行権”などという曖昧な概念はなくなり、行政書士が業務として本人に代わって申請手続を行う場合にはすべてが“申請手続代理”となり、もし、“代行”で申請書を提出する場合には、私人のなす純粋な「使者」としての概念でとらえられ、申請書類の補正や、窓口における応答はできないという理解が必要なのです。
よく、実務者として「提出代行」の既得権を守るべきだという意見があることを耳にします。しかし、代理権の獲得を悲願としてきた行政書士会がそのような既得権を主張することが出来るのでしょうか。私は、出来ようはずがないと考えています。
今、行政書士に求められているのは、行政書士に認められた法定代理権を正確に理解し、その代理権を活用して依頼者・国民の権利を擁護し、行政手続の円滑な処理に貢献するための資質を身につけ、社会のニーズに応えていくことだと思うのです。

2004.07.21

猛暑、猛暑、猛暑

今日もギンギンの夏空です。今朝4時に目覚めて温度計を確認したら29.9℃でした。昨日観測史上最高の39.5℃を記録した東京では、最低気温も30℃を切らなかったようです。もうかなり夏バテ状態で、朝からげんなりしている今日この頃です。今日は、特に思考停止状態か(悲)。
この暑さ、TVでは各局の天気予報士が競って解説をしていますが、逆フェーン現象とか高気圧の三十構造であるとか、東京では海辺にできた超高層ビル群が風を遮っているとかの複合的な要素が一辺に整った結果によるもののようです。それにしても異常な猛暑が続いています。
この猛暑も人間による地球破壊が一因をなしているのでしょうか。世界のあちらこちらで異常気象が発生しているようです。日本でも、新潟、福井の洪水や関東から西の猛暑と次々と記録を塗り替えています。これから地球環境はどうなってしまうのでしょう。かなり不安を感じます。
一昨日は、アマゾンの密林破壊の状況を見ながら旅をする番組を見、昨日はトルコのカッパドキヤを紹介する番組を見ました。一方では現代人の欲望のままに環境を破壊し、貴重な密林がどんどん消失している現状を目の当たりにし、一方では、自然が創り出した奇岩地域とそこにできた地下都市という古代人の知恵のすごさを見ることができました。
人間は、産業革命以降の文明の発展の中で、それまでの農耕文化という自然との共生から工業化社会という地球環境を傷つけることによって豊かさを生み出す文明を作り上げてきました。しかし、それはもはや限界に近づいているのだと思うのです。21世紀は、自然・環境との調和を図り、これ以上地球環境を破壊しない文明をつくっていかなければならないと思うのです。
そのためには先人の知恵を学び、その知恵を現代社会に活かして自然と共生しながら豊かさを生み出す文化を醸成していかなければならない。と、思うのです。

2004.07.20

何となくの雑感

今日も晴れて猛暑が続いています。私の腰は、この3連休で何とか痛みが治まり、ちょっと重たいような感覚はあるものの日常生活には耐えられそうです。
この間、マスコミは“ジェンキンスさん問題”で持ちきりです。でも、この問題、ちょっと考えると何だかなぁ〜という思いがします。確かに曽我ひとみさんは拉致(誘拐)の被害者であり、政府によって保護されるべき対象ではあります。が、ジェンキンスさんは、その夫とはいえアメリカ国籍であり、米軍の軍法会議で訴追される可能性のある人物であり、日本政府がどこまで介入するべきなのかはきわめて微妙な問題であると思うのです。
また、さらには、この間インドネシアへの渡航の際のチャーター機や高級ホテルのスイートを含む1フロアを借り切るなど、ちょっとやりすぎではないのかと思ったりもします。本来、この拉致(誘拐)問題は北朝鮮の国家犯罪であり、それらの費用は当然に北朝鮮が負担するべきなのではないのでしょうか。
だんだんと小泉内閣の政治的思惑によるプロパガンダを見せられているようで、不愉快な気分になってきたのは私だけでしょうか。確かに、曽我さんの一家が日本にそろってこれたことは喜ばしいことであり、それ自体をどうこう言うつもりはありません。しかし、この間の日本政府の取り組み方や姿勢をみていると何となく違和感を感ずるのです。
小泉内閣の支持率をついに不支持率が上回ったそうです。TVでは、「小泉首相は、もう賞味期限切れ」などという市民の声を取り上げていましたが、国民の多くはそう思い始めているのかもしれません。早いところ衆議院を解散して総選挙をやってもらいたいものです。

2004.07.16

今日は午前半休

今日も朝から猛暑です。今朝5時に目覚めてベッドサイドの温度計(電波時計についている)をみたら28.7℃でした。これって、この時期の普通の最高気温のような気がするのですが。。。気のせいなのでしょうか。
今日は、午後から神奈川建行協の総会に行くはずだったのですが(私は監査になっているらしい)、腰が横浜へ行って長時間いすに座っていることを許す状況ではないので、昨日の段階でお断りをしました。残念ですが仕方がありません。
と言うよりは、今日午前中、腰の養生のため半休して、今ベットの上でこれを書いています。いままで横になって低周波揉み器で治療をしていたので、頭がぼーっとした状態なのです。なので、まともなことを書けそうにありません。ということで、今日はこれでおしまい。三連休で復活をして火曜日にきっちり書きたいと思います。お許しを。。。m(_ _)m

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